ガールズプラモ×ラップ塗装でオシャレに仕上げる!『ギルティプリンセス』メイドロイド・クオンで手軽に実践!
2024.04.28Tony’sヒロインワークス 月刊ホビージャパン2024年6月号(4月25日発売)
ラップ塗装でメイドをデコレーション
Tony×マックスファクトリーのプラモデル企画『ギルティプリンセス』の新情報をお届けする本コーナー。今回はメイドロイドを使った製作のアイデアとして、ラップ塗装によるリッチな質感のメイドロイド製作How toをご紹介! 丸めたラップを使ってスタンプしていくコツやポイントを、月刊ホビージャパン連載「月刊工具」でもおなじみのモデラーけんたろうがレクチャーしてくれた。塗る場所と色にひと工夫加えるだけで、普段のメイドの雰囲気とは違ったものが出来上がった。
くしゃくしゃにしたラップフィルムを用いて、パーツ表面にスタンプのように塗装するのがラップ塗装です。クリアー系塗料の上塗りでいろいろと表現が広がり、手間もそこそこで見た目にもおもしろくなります。
今回はクオンさんを使い、メイドロイドのメイド服+燕尾服にラップ塗装を用いてオシャレさせてみました。基本工作はパーツを丁寧に処理する程度で、サクッと塗装に入ります。ラップ塗装をするのは元が黒いランナーの肩、脇、背中、燕尾部分で、他は自由にアレンジしていきましょう。
まず全体的にツヤ感ある仕上がりにしたいので、各パーツは黒いサーフェイサーを吹いておきます。ラップ塗装部分も黒がベースとなっています。そこにランダムに畳んだラップに銀色をつけて、アドリブ感を楽しみながら、気軽に押していきましょう。ラップ塗装は下地の黒が残る量で印象が変わるので、服はそこそこ銀色が乗るようにたくさんスタンプしています。その上からクリアーレッドを塗装すると、豪華なチャイナドレスの生地のような感じとなりました。次いで、武器にはスモークグレーにクリアーグリーンを足し、こちらは岩っぽい仕上がりにしています。
メイド忍者ということで隠密性を高めるため、基本の衣装は黒多めでシックな雰囲気にしました。パンツ部分の軟質素材はVカラーで塗装。またパンツに合わせて、肩紐や前掛けは黒で統一しています。
武器については金色から色を変えつつ、手裏剣(鎌威断薙/カマイタチ)は面積もあるので、ここもラップ塗装にしました。箒(機動砲器クサカリ丸)のカバーも同じようにラップ塗装にします。
他の部分もせっかくなのでこだわっていきましょう。金色はスーパーリッチゴールドを使用。エアブラシで重ね塗りしてもシワになったりしない、失敗が少ないというところでも信頼できる金色です。
スカート部分は黒かったところをクリアーイエローのラップ塗装、しかも細かめにタッチをつけています。で、そこの下、スカート部分は髪の毛と違って薄グレーベースになっています。さらにGXクリアシルバーを重ねてキラキラ生地に。光沢や半光沢など、各部ツヤ感を調整して好みの素材感にしてます。
マックスファクトリー プラスチックキット “PLAMAX ギルティプリンセス”
メイドロイド・クオン
製作・文/けんたろう
妖精騎士姫エルフィーナからちょっと間が空いてしまってますけど、対になる闇妖精騎士グリムリンデの原型もそろそろ完成が見えてきたので、前回描いた妖精の姿と趣の違う騎士の姿で描いてみました。
グリムリンデもエルフィーナと同様にアーマーを装着できるのですが、甲冑デザインは完全に違うものになります。
スカートになる羽根を含めて全体的にダークナイト的なデザインイメージで、実は頭部のアーマーがエルフィーナともっとも雰囲気が違う部分だったりします。ただし、この角度だとイラスト的に顔がほトンど見えなくなりそうなので、今回は外した状態の絵になりましたすみません(汗)。まあ、完成形はぜひ彩色原型を見て確認してください。お楽しみにということで。
イラスト・文/Tony
▼ 関連記事はこちら
ⓒ)MAX FACTORY・Tony/GuIlty PrIncess
けんたろう
月刊ホビージャパン「月刊工具」で工具やマテリアルの紹介でおなじみのモデラー。毎月How to記事で大活躍!