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『仮面ライダーゲイザー』ニラム役 北村 諒 氏&ネメル役 陳内 将 氏のスペシャル対談を公開!【仮面ライダーギーツ スピンオフ】

2024.04.08

北村 諒 ニラム/仮面ライダーゲイザー●役
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陳内 将 ネメル/仮面ライダーゲイザーゼロ●役

仮面ライダーゲイザーのメイン画像

 東映特撮ファンクラブ(TTFC)で配信されている『仮面ライダーギーツ』のスピンオフシリーズ『ギーツエクストラ』。最新作である『仮面ライダーゲイザー』の配信が4月7日よりスタートした。主役はデザイアグランプリのプロデューサー・ニラム/仮面ライダーゲイザーで、7月24日発売のVシネクスト『仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング』とリンクする内容でもある。また『特命戦隊ゴーバスターズ』でエンターを演じた陳内将がネメル役で出演し、「ゲイザーゼロ」なる仮面ライダー1号カラーのライダーに変身することも注目ポイントだ。本作の配信を記念し、ニラムを演じる北村諒と、ネメルを演じた陳内将との対談が実現。本作への思いや見どころに加えて、陳内には『ゴーバスターズ』の思い出も語っていただいた。


僕自身も知らなかったニラムのことをたくさん知ることができました。(北村)

一人の人間が堕ちて醜態をさらす様を演じさせていただきました。(陳内)

――まず北村さんにお伺いします。ニラムが主役のスピンオフが作られると聞いた第一印象はいかがでしたか?

北村●「そんな贅沢なことしてくださって良いんですか?」という心境でしたね。ニラムはプロデューサーなので、どちらかというと裏方のポジションなんですよ。そんな役にスポットを当ててくださるとは予想外でした。もちろん純粋に嬉しかったし「幸せだな」って思いました。

――本作で掘り下げられたニラムの過去をどう受け止めましたか。

北村●彼がテレビシリーズで頻繁に言っていた「リアリティの追求」や「やらせやフィクションを排除したい」という思いの根幹が描かれ嬉しかったです。陳内さんが演じるネメルという先輩との衝突をはじめ、色々なことを経験してあのような人間像になった。そんな僕自身も知らなかったニラムのことをたくさん知ることができました。食事を嗜むようになったきっかけも今回の作品で描かれましたしね。

――今回のニラムは生まれたばかりの設定ですが、テレビとの演技の差別化は何か意識されましたか?

北村●「子供だった頃のニラム」をイメージしました。今回の作品は何も知らないニラムが「時代を感じるためにご飯を食べる」とか「仮面ライダーを大事にする」ということを学び吸収していくんですよ。だから割とクールに澄ましていたテレビシリーズと違い、今回は子供っぽい感情を開放しました。あとアクションも思い切り大きく動いて、力の加減を知らない子供らしさを意識しました。

――陳内さんは本作で『仮面ライダー』シリーズ初出演となりますが、思い出のライダー作品はありますか?

陳内●リアルタイムで観ていたのはオダギリジョーさんの『仮面ライダークウガ』ですが、幼少時に好きだったのは『アマゾン』なんです。僕が住んでいた町は超ド田舎で、映画屋さんが公民館で子供向け映画を流していたんです。そういう場所でしか映画を観ることができない環境で、そこで見た『仮面ライダーアマゾン』は僕にとって特別な存在でした。でも初代『仮面ライダー』や『仮面ライダーV3』ではなく、あえて『アマゾン』を持ってきた映画屋さんのセンスは素晴らしいと思います。そこから王道じゃない方を好む癖が付きました(笑)。
北村●映画屋さんに感謝だね(笑)。
陳内●本当にね(笑)。だから『仮面ライダーアマゾンズ』も観ましたよ。メッチャ良かった。 「谷口(賢志)さん、ズルい!」って思いました(笑)。

――そんな思い入れのある『仮面ライダー』シリーズに出演された感想はいかがでした?

陳内●やはり嬉しいです。12年前にゴーバスターズに倒されたエンターの魂が、転生して仮面ライダーの世界にお邪魔したような気分です(笑)。というのは冗談で、もちろんネメルという新しいキャラをゼロから作らせてもらいました。『仮面ライダーギーツ』に登場する運営側の未来人って、目に関する名前になっているじゃないですか。それで最初、ネメルの名は「視」という漢字の書き順の「ネ・目・ル」から付けたと思ったんですよ。ところが調べたら「ねめる」という日本語が元々あって、しかも「睨む」って意味なんですよ。つまりニラムとは表裏一体。互いにプロデューサーとしてデザイアグランプリに対する考え方の違いで反目するけど、ニラムがネメルのようになった可能性もあったし、それだけネメルにとってニラムは対照的でありつつ、それでいて近しい存在でもある。そんな光と影のような関係だと思いました。そのニラムをきたむー(北村)が演じたからこそ、僕はあのネメルを表現できたと思っています。

仮面ライダーゲイザーの劇中画像 その2

――かつてのエンターは憎めない悪役のようなところもありましたが、今回のネメルはステレオタイプの嫌なプロデューサーですね。

陳内●それでも「クスッ」と笑えるキャラにしようと最初は思ったんですよ。ところが出オチでかなりの笑いをとってしまいました。現場は「クスッ」どころじゃなかったです(笑)。なにしろビジュアルの印象が強すぎるんですよ。
北村●あれは陳内さん本人の雰囲気と相まっていましたね。お芝居のテンションがすごくて「今、何の作品やってるんだろう?」って思いましたから(笑)。
陳内●この会社……じゃなくて、この組織は大丈夫か?って。
北村●ヤバいよね(笑)。いかにもな「プロデューサー」像だけど、ああいう人に実際に会ったことはないですよ(笑)。
陳内●ステレオタイプが過ぎますね(笑)。だから面白いんですけど。

仮面ライダーゲイザーの劇中画像 その3

――ネメルが変身する仮面ライダーゲイザーゼロについて感想をお聞かせください。

陳内●衣裳合わせの日にデザインを見せてもらって、思わず「1号じゃん!?」と素直な発言をしちゃいました(笑)。さらに「僕がこれに変身させてもらって良いんですか?」と言いましたよ。仮面ライダー史上において特別なカラーリングなので、あのカラーリングのライダーに変身できるなんて光栄だと思いました。

仮面ライダーゲイザーの劇中画像 その1

――テレビシリーズではほぼ無敵だった仮面ライダーゲイザーを圧倒していますね。

北村●今回の戦いはゲイザーにとって初陣ですからね。でも、それを差し引いても先輩は強かったです。
陳内●ネメルが強そうに見えるのは、竹内(康博)さんが演じた剣豪のせいですよ(笑)。あのシーンって台本には「背後から斬りつけ、絶命する剣豪」と書いてあったので、僕は背後から竹内さんを卑怯に斬る予定だったんですよ。ところが実際の撮影では竹内さんが反撃してきて2、3回斬り結ぶことになって。それでネメルまで強く見えるようになりました。きっと強敵を倒したことでネメルの経験値が一気に上がったんですね。はぐれメタルみたいに(笑)。
北村●ジーンが推すほどの剣豪ですから、決して弱くはないでしょう(笑)。

――本作で陳内さんは『スーパー戦隊』と『仮面ライダー』への出演を果たしたので、やはり次は『ウルトラマン』ですかね。

陳内●たしかに、そうなりますね。
北村●谷口(賢志)パイセンが先陣切って三冠を果たしているからね。
陳内●『ゴーカイジャー』でバスコ役をやった細貝圭パイセンもリーチかかってるから、先を越されるかも。
北村●陳内さんもリーチじゃないですか!
陳内●そうそうウルトラリーチ(笑)。あと『牙狼』にも出たいです。


――お二人は『死神遣いの事件帖 -月花奇譚-』で共演されていますが、そのときの思い出をお聞かせください。

北村●あのときは、ほとんど会話をしませんでしたね。それぞれが孤独に撮影していました。
陳内●出演シーンも違うし、連絡先も知りませんでしたから。ただTwitter(現:X)の相互フォロワーだったので、ダイレクトメッセージで「今、京都で撮影中なので、一緒にご飯食べませんか?」と誘ったんですよ。ところが一向に返事が返ってこない。で、次の日の現場で「すみません、爆睡してました」と言われました(笑)。結局、京都の街を一人でハシゴ酒しました。ホテル前に良い感じの居酒屋が並んでいたので(笑)。
北村●あのときは本当に申し訳ない! 今も後悔しています。1日撮ったら2、3日休み、というペースでの撮影が多かったので、やることがなく、ホテルでずっと寝ていたんです。
陳内●でも今回は撮影現場も一緒で、ようやくお芝居でも絡めましたね。

――共演してのお互いの印象をお聞かせください。

陳内●「綺麗な顔してるな」て思いました(笑)。
北村●作品を観たり、挨拶もしていたのでどんな人かは知っていました。そして今回、間近でお芝居見て「自分とは違う引き出しを持っているな」って思いました。

――ちなみに北村さんは『特命戦隊ゴーバスターズ』はご覧になられましたか?

北村●観てないんですよ。
陳内●なにしろ12年前の作品だからね。
北村●その頃だと役者を始めたくらいですね。
陳内●「サヴァ(Ca va)」とかエセフランス語を喋るキャラなんだよ。正しいフランス語の発音を調べたら監督の柴﨑貴行さんに「いらない!」と言われて、それでエセフランス語になったの。 
北村●エセフランス語(笑)。柴﨑さんが監督だったんだ。ちょっと観たくなりました。
陳内●毎回毎回、何かしらの職業のコスプレをして登場するんですよ。途中からやらなくなっちゃうけど(笑)。パンダの着ぐるみとか医者とか。
北村●濃いなぁ(笑)。『ゴーバスターズ』観ますよ。
陳内●本当? 嬉しいなぁ。

――そういえば今回陳内さんが変身するゲイザーゼロはゲイザーの色違いで、かつてエンターが変身したダークバスターも思い出されますね。

陳内●あのときはレッドの能力を持ったダークヒーローに変身しましたね。
北村●え、そういう縛りでやってるの(笑)?
陳内●だから、ウルトラマンに出たらウルトラマンタロウの能力を持つ「タロー」とかが良いです(笑)。
北村●なんかすごく気になってきた。
陳内●『ゴーバスターズ』は面白いよ。当時は監督たちがやたら高いところに俺を立たせるんだよ。高所恐怖症だって言ってるのに(笑)。めっちゃヒザを震わせながら「サヴァ」って言ってた。
北村●ライオンは我が子を谷に落とすからね。
陳内●そうか、英才教育だったのか!? 厳しいけど優しくしてもらっていたんだね。

――他の共演者で印象的だった方はいらっしゃいますか?

陳内●安田聖愛さんが演じたサマスです。サマスとネメルが一緒にいるシーンって、何かあったような描かれ方じゃないですか?
北村●あぁ、ちょっとオトナな雰囲気だよね。
陳内●ニチアサではないよね。
北村●自分はミイル役の白石優愛さんですね。22歳と若いのに包容力のある方で、まるでお母さんみたいなんですよ。聖母みたいな雰囲気が素敵で、撮影現場の癒しでした。生まれたてのニラムもミイルから学ぶことが多かったし。
陳内●そんなミイルちゃんにネメルは……。
北村●そりゃニラムも怒るよね。

仮面ライダーゲイザーの劇中画像 その4

――本作は仮面ライダー同士のバトルも凄い熱量ですが、ご覧になった感想はいかがでしたか?

北村●「こんなにやってくれて良いんですか!?」ってくらい見応えがありましたね。台本だけではイメージできなかったので、あんなに激しいとは映像を観るまで知りませんでした。ゲイザーを演じた小森(拓真)さんも、ゲイザーゼロを演じた縄田(雄哉)さんも、撮影の前後で2kgは減っていそうですよね(笑)。
陳内●しかも撮影って真夏の暑い時期だったもんね。
北村●普通の衣裳を着ている我々ですら暑かったんですよ。全身スーツを着て撮影するアクション部の皆さんの暑さは想像できないです。
陳内●久々のアフレコには「懐かしい! 帰ってきた!」という感じで臨みました。12年前を思い出しながらの収録でしたね。
北村●あまりにアクションが激しかったので、どこに台詞を入れるのか最初はわからなかったんですよ。一回目は視聴者のように普通に映像を観ていました。
陳内●一回目はまず観るよね(笑)。

――二人の変身前のアクションも本作の見どころですね。

陳内●縄田さんから色々とアドバイスをいただきました。「本当に斬るつもりで」「避けるほうも寸前で避けて」と言われ、映像では本当にスリリングなアクションシーンになっています。
北村●生身のアクションを入れてくれたのは嬉しかったですね。

――坂本浩一監督は役者本人でのアクションシーンに定評がありますからね。

北村●古戦場ということで、たまたま刀が目の前にありましたからね。役者に殺陣をやらせるために、そこまで計算して話を作っているのに感心しました。
陳内●その逆算で行くと、刀を用意するため竹内さんがいたことになる(笑)。
北村●そのために舞台を戦国時代にしたのなら凄いですよ。まるでパズルみたいで。

――それでは最後に読者へのメッセージをお願いします。

北村●ニラムの誕生秘話に迫った必見作です。ニラムがあのような人物像になった経緯を見ることができます。また、テレビでは見られなかったゲイザーの泥臭いアクションも見どころです。信念をもってゲイザーゼロに立ち向かっております。ジーンとの共演シーンもありますので、ぜひご覧になってください。
陳内●『仮面ライダーギーツ』の締め括りにして、物語の最初となる作品に参加させていただき光栄です。しかも美味しい役をいただき感謝しかないです。特撮作品で人間の強さや弱さを表現することは多いですが、今回のネメルでは一人の人間が堕ちて醜態をさらす様を演じさせていただきました。人間の汚さがここまで如実に描かれることは珍しいと思うので、そのような役を任せていただいて光栄です。そんなネメルの堕ちてゆく様と、ニラムの輝いてゆく様を楽しんでください。

仮面ライダーゲイザーの劇中画像 その5

北村 諒
きたむら・りょう
1991年1月25日生まれ。ジャパン・ミュージックエンターテインメント(オフィス24)所属。21歳で俳優として活動を開始し、舞台、映像作品のほかにゲームやアニメの声優を務めるなど多岐にわたり活躍。主な出演作は映画『爪先の宇宙』、『死神遣いの事件帖 -月花奇譚-』、映画・舞台『刀剣乱舞』、舞台『あんさんぶるスターズ!』シリーズなど。6月にはミュージカル『鉄鼠の檻』に出演予定。
オフィシャルサイト■https://kitamuraryo.com/
X(旧:twitter)■@Ryo_Kitamu

陳内 将
じんない・しょう
1988年1月16日、熊本県出身。ワタナベエンターテインメント所属。2008年デビュー。『特命戦隊ゴーバスターズ』のエンター役で注目を集め、以降も舞台中心に活躍。主な出演作は舞台『東京リベンジャーズ』シリーズ、舞台『A3』シリーズ、舞台『月の岬』(主演)など。待機作として、舞台『あいつが上手で下手が僕で-決戦前夜篇-』も控える。
オフィシャルブログ■https://ameblo.jp/sho-jinnai-we/
X(旧:twitter)■@chanjin0116
Instagram■@chanjin0116

仮面ライダーゲイザーのポスター画像

ギーツエクストラ 仮面ライダーゲイザー

[キャスト]ニラム/仮面ライダーゲイザー:北村諒●ミイル:白石優愛●ツムリ:青島心●サマス:安田聖愛●ネメル/仮面ライダーゲイザーゼロ:陳内将●アルキメデル:春海四方●ジーン/仮面ライダージーン:鈴木福ほか


[スタッフ]原作:石ノ森章太郎●監督:坂本浩一●脚本:高橋悠也

取材・構成/高柳豊(TARKUS)


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©東映特撮ファンクラブ ©2022 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映 ©石森プロ・東映

取材・構成/高柳豊(TARKUS)

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