1/35「スピノサウルス」プラキット登場!迫力あるディオラマに仕上げる【ジュラシック・パークⅢ】
2024.04.08キットを活かして、より劇中シチュエーションに近づける
2001年公開『ジュラシック・パークⅢ』より、T-レックスをも凌ぐ凶暴な肉食恐竜スピノサウルスが、エクスプラスのプラキットシリーズに登場。『ジュラシック・パーク』ティラノサウルス・レックスと同様、1/35スケールのポーズ固定キットで劇中のクレーン車の一部が造形されたディオラマ台座が付属する内容となっている。作例はシリーズ初参戦の小池徹弥が担当。ファーストレビューということで、キットを極力活かしつつ、より劇中シーンに近いシチュエーションに改造している。
1/35スケール ジュラシック・パークⅢ スピノサウルス プラスチックモデルキット
●発売元/エクスプラス●6600円、発売中●1/35、約41cm●プラキット
今回、やっと念願のエクスプラスの作例がまわって来ました。以前よりそのアイテムの豊富さ、選択の選定に常々作ってみたいなぁと、思っていたので嬉しい限りです。
そして、今回リクエストしたのは『ジュラシック・パークIII』より、スピノサウルスです。映画、生物、恐竜担当(自称?)の私には最高の食材の登場です。で、調子に乗っちゃって、次回まで続く2回掲載になっちゃいましたww
スピノをやりたかった最大の理由は、この生物としての現在の解釈です。まるで水生爬虫類のように生態が変わってきている点ですね。しかし、今回の作例はキットレビューを兼ねているので、映画の設定に寄せて製作しています。
まずは映画より、スピノの登場シーンを洗い出し、そのなかからキットの特徴でもあるクレーン車のシーンを捜し出して、ディオラマのヒントとなるシチュエーションを選び、構成を考えます。やっぱりトラスは使わないと。要はこの映画でのスピノの退場シーンですねw まず考えたのは川の中の攻防シーン。キットは脚の先まで再現されてますので、水上か泥の上を歩いている状態なので、ディオラマでは少し水の中を歩いているようにしてみました。
ベースを箱状のものにして、水面(ベース面)を少し上げて、足首まで水中に埋めてみました。それによりできたスペースに、付属の作品タイトルプレートを置き、水中に入れ遊んでみました。
月刊ホビージャパン4月号を見てびっくり、ヤマタクさんがほぼ同じことやってる。電飾苦手なオジサンさんたちの考えることといったらw ただ、私はもっと楽な手法で、炎の表現をしましたが。
まず、炎のメインとなる芯の透明部分。こちらを手持ちのストックから、なにかのフィギュアのオマケパーツを使っています。その周りを透明素材で炎のディテールを造形予定でしたが、固まっちゃってる(泣)。次のディオラマに使う予定だったポリエステル綿に変更してみました。
さて、先に触れたようにエクスプラスのスピノサウルス。本来作りたかった生物編に続きます。
エクスプラス 1/35スケール プラスチックキット
ジュラシック・パークIII スピノサウルス
ディオラマ製作・文/小池徹弥
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小池徹弥(コイケテツヤ)
ネイチャー系からモータースポーツ、キャラクターモデル等幅広いジャンルで活躍するディオラマビルダー。サッカー観戦も好き。