HOME記事キャラクターモデル1/35「スピノサウルス」プラキット登場!迫力あるディオラマに仕上げる【ジュラシック・パークⅢ】

1/35「スピノサウルス」プラキット登場!迫力あるディオラマに仕上げる【ジュラシック・パークⅢ】

2024.04.08

スピノサウルス 【エクスプラス 1/35】 月刊ホビージャパン2024年5月号(3月25日発売)

キットを活かして、より劇中シチュエーションに近づける

スピノサウルスのメイン画像

 2001年公開『ジュラシック・パークⅢ』より、T-レックスをも凌ぐ凶暴な肉食恐竜スピノサウルスが、エクスプラスのプラキットシリーズに登場。『ジュラシック・パーク』ティラノサウルス・レックスと同様、1/35スケールのポーズ固定キットで劇中のクレーン車の一部が造形されたディオラマ台座が付属する内容となっている。作例はシリーズ初参戦の小池徹弥が担当。ファーストレビューということで、キットを極力活かしつつ、より劇中シーンに近いシチュエーションに改造している。

スピノサウルスのキット画像

1/35スケール ジュラシック・パークⅢ スピノサウルス プラスチックモデルキット

●発売元/エクスプラス●6600円、発売中●1/35、約41cm●プラキット


スピノサウルスの正面全体画像
▲ キットの素材を極力活かして製作。木製の木枠にスピノサウルス、クレーン車を沈め枠内にクリアーレジンを流し込み川面を表現。その上に爆発の炎と煙を追加している。ディオラマサイズは横36cm×縦26.5cm×高さ20cmほどとなっている
スピノサウルスの全体画像
スピノサウルスの正面アップ画像
▲ スピノサウルスの全長は約41cm。キットは素晴らしい出来なのでストレートに製作。劇中や商品の塗装見本写真を参考に皮膚の模様を描き込んでいる
スピノサウルスの背面アップ画像
スピノサウルスの顔の画像
スピノサウルスの背中の画像
炎の画像
炎の全体画像

▲ 炎はストックしていたフィギュアの透明なオマケパーツを芯に、ポリエステル綿で覆って表現。内部に市販のLEDユニットを組み込んで炎の光を表現。スピノの左側は炎の照り返しを意識した塗装を施している。蓄光塗料を使っているので、ブラックライトを当てるとほんのり照り返し表現が強くなる

クレーン車の画像
▲ クレーン車はクレーン部分のみ使用し、川に沈めている
川に沈めたプレートの画像
▲ 作品名が彫刻されたプレートはせっかくなので川に沈めて、完成後も見えるように配置した

 今回、やっと念願のエクスプラスの作例がまわって来ました。以前よりそのアイテムの豊富さ、選択の選定に常々作ってみたいなぁと、思っていたので嬉しい限りです。

 そして、今回リクエストしたのは『ジュラシック・パークIII』より、スピノサウルスです。映画、生物、恐竜担当(自称?)の私には最高の食材の登場です。で、調子に乗っちゃって、次回まで続く2回掲載になっちゃいましたww

 スピノをやりたかった最大の理由は、この生物としての現在の解釈です。まるで水生爬虫類のように生態が変わってきている点ですね。しかし、今回の作例はキットレビューを兼ねているので、映画の設定に寄せて製作しています。

 まずは映画より、スピノの登場シーンを洗い出し、そのなかからキットの特徴でもあるクレーン車のシーンを捜し出して、ディオラマのヒントとなるシチュエーションを選び、構成を考えます。やっぱりトラスは使わないと。要はこの映画でのスピノの退場シーンですねw まず考えたのは川の中の攻防シーン。キットは脚の先まで再現されてますので、水上か泥の上を歩いている状態なので、ディオラマでは少し水の中を歩いているようにしてみました。

 ベースを箱状のものにして、水面(ベース面)を少し上げて、足首まで水中に埋めてみました。それによりできたスペースに、付属の作品タイトルプレートを置き、水中に入れ遊んでみました。

 月刊ホビージャパン4月号を見てびっくり、ヤマタクさんがほぼ同じことやってる。電飾苦手なオジサンさんたちの考えることといったらw ただ、私はもっと楽な手法で、炎の表現をしましたが。

 まず、炎のメインとなる芯の透明部分。こちらを手持ちのストックから、なにかのフィギュアのオマケパーツを使っています。その周りを透明素材で炎のディテールを造形予定でしたが、固まっちゃってる(泣)。次のディオラマに使う予定だったポリエステル綿に変更してみました。

 さて、先に触れたようにエクスプラスのスピノサウルス。本来作りたかった生物編に続きます。

スピノサウルスの正面全体画像

エクスプラス 1/35スケール プラスチックキット

ジュラシック・パークIII スピノサウルス

ディオラマ製作・文/小池徹弥


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小池徹弥(コイケテツヤ)

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