「豪華客船タイタニック号」を製作! LED内蔵のモンモデル1/700キットを電飾と簡単塗装で華やかに仕上げる!!
2024.03.12LEDユニットできらめく
豪華客船の夕べ
大西洋航路のオーシャン・ライナーとして1912年に建造されたイギリスの豪華客船「タイタニック」。総トン数約4万6000トン、全長約269m、乗客と乗組員合わせて約3400名、豪華な設備を整え、世界最大の客船であったが、竣工直後の処女航海で氷山に激突し沈没するという悲劇的な最期を遂げている。おそらくもっとも有名な客船である「タイタニック」はさまざまなスケールでモデル化されてきたが、今回発売されたモンモデルの1/700キットはLEDユニットを内蔵し夜間のラグジュアリーな航海シーンを演出できるギミック付きだ。
■キットについて
モンモデルから1/700スケールの「タイタニック」が発売されました。ランナーは色分け済みで成型、客室をライトアップするLEDユニット(タッチスイッチ)が付属で、ウッドデッキの質感や巨大煙突、リベット、パイプの細部まで精密に再現。接着剤いらずの組み立て簡単なスナップフィットキットとなっています。
客船といったら一番最初に「タイタニック」って思い浮かぶほど有名な船ですが、中身はランナー7枚に部品7個、電飾ユニット2点のみ。比較的作りやすい印象で、とにかくモールドがすごい。ウェザリングだけで「映える」キット間違いなしといった感じです。ただLEDの電飾が光漏れする可能性があるので、そこの処理をしながら組み立てる必要があります。今回は塗装しますが、できるだけ簡単に製作していきたいと思います。
■製作
まずは軽い仮組み(ダボに少しだけ入れる感じ)、そしてLEDの光が漏れそうな場所を確かめます。艦底から上はやっぱりプラを通して提灯のように透けてしまう感じでしたので、船体の裏側すべてに黒サフを塗装、その上にシルバーを塗装しておきます。
色分けされたランナーからパーツを切り離しゲート処理して各自パーツクリップで止め、小さい部品は両面テープで止めて塗装に備えます。船体上部色はガイアカラーのホワイト、艦底色はMr.カラーのC29、甲板はC44タン、船体色はつや消しブラックを塗装します。各色ごとに塗装して乾燥後、タミヤのスミ入れ塗料(ダークブラウン)をスミ入れしてしまいます。スナップフィットだけに、組んでからスミ入れはひび割れが怖いので先にします。
次に電飾ユニットを組み込み、船体を組み立てていきます。この時電飾を点灯したまま下からパーツを嵌め込んでいき、光が漏れたらその場所に黒テープを貼りながら進めていきました。とくに小さい部品が入る所は意外とダボ穴周りが光漏れして気持ち悪いので、そこもテープで処理。
この処理を繰り返し全パーツを接着したら、モデルカステンのメタルリギングを使い張り線を施します。さらに油絵具でサビ表現を少しだけ筆で入れて、仕上げにGSIクレオスのツヤ消しクリアーを塗装して完成です。
■まとめ
今回のキットはスナップフィットだけにダボ穴はキツ目なので、はめ込む前に確認をしてから組み立てることを心がけましょう。完成後はリビングにおいても格好よく映えるいいキットでした。
モンモデル 1/700スケール プラスチックキット
豪華客船 タイタニック号
製作・文/Takumi明春
豪華客船 タイタニック号
●発売元/モンモデル●12100円、発売中●1/700、約38.4cm●プラキット
\この記事が気に入った方はこちらもチェック!!/
お手軽ウェザリング!
『DUNE/ デューン 砂の惑星』プラモが発売! お手軽ウェザリングとともにご紹介。スパイスハーベスター、アトレイデス オー二ソプター、ハルコンネン オー二ソプター
手のひらサイズで楽しむ『デューン』の世界。 宇宙でもっとも価値があるといわれる物質「メランジ」の唯 一の産地である惑星アラキス、またの名を砂の惑星を舞台にしたフランク・ハーバートによる[…]
ハイディテールの豪華仕様
内部メカぎっしり! モンモデルの大型キット「1/35 AH-64Dアパッチ・ロングボウ」をキットレビュー!
モンモデル新作の大型キット 1/35アパッチ・ロングボウをレビュー マクドネル・ダグラス社(現ボーイング)が開発した戦闘ヘリコプターアパッチは1984年に米陸軍に配備され、その後のパナマ侵攻、湾岸戦争と[…]
Takumi明春(タクミアキハル)
東京に4日間HJの仕事で行ったら春のような気温。青森に帰ったら寒暖の差で風邪をひき4日間ダウン。まいった。