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ステルス世代の標準戦闘機「F-35ライトニングII」がタミヤより登場! プラモデル最高峰の造形で形態変化が楽しめるスーパーキットを製作レビュー!

2024.03.12

ロッキード マーチンF-35B ライトニングII【タミヤ 1/48スケール】 月刊ホビージャパン2024年4月号(2月24日発売)

ロッキード マーチン F-35B ライトニングII イメージカット

海兵隊向けステルス戦闘機のスーパーキット登場!

 アメリカ軍だけでなく日本の航空自衛隊をはじめ西側各国の主力戦闘機として続々採用、“ステルス世代の標準戦闘機”となりつつあるF-35ライトニングII。スケールモデルメーカーのトップを走るタミヤでも、2023年の空軍型F-35Aに続いて、海兵隊型のF-35Bも1/48スケールでモデル化。短距離離着陸を可能としたSTOVL戦闘機の特徴をマキシマムに再現し、さらには通常離着陸状態、短距離離陸状態、垂直着陸状態を選べる。組み立てにもすみずみまで配慮され、これこそがプラモデルの最高峰に達した戦闘機モデルだ!

ロッキード マーチン F-35B ライトニングII 背面
ロッキード マーチン F-35B ライトニングII 右側面
▲F-35Bは現在アメリカ海兵隊、イギリス海軍、イタリア海軍で運用中だが、海上自衛隊でも「いずも」級護衛艦に搭載するため2024年度から配備予定
ロッキード マーチン F-35B ライトニングII 右天面
▲前作のF-35Aでも驚異のキットを提示したタミヤだが、今回のF-35Bでは各部のパネルや動翼、ウェポンベイ内部再現などより3つの機体状態の選択が可能となり、さらなる進歩を見せた
ロッキード マーチン F-35B ライトニングII 左天面
▲マーキングは現在運用中の各国軍から計7種類を用意。とくに指示はないがロービジの日の丸とナンバーもデカールに付属、ひと足先に「いずも」搭載機を製作してみるのおもしろいだろう
ロッキード マーチン F-35B ライトニングII 裏面
▲下面のスタンド取り付け穴にはマグネットで着脱可能な隠しパネルが用意される
コックピット アップ
▲コクピットは詳細に再現され、F-35Aと異なる部分もしっかりとフォロー。着座姿勢のフィギュア1体が付属し、最新のGen III HMDを装備した姿で再現している
可変エンジンノズル アップ
▲P&W F135の可変エンジンノズルは駐機状態の角度0度、短距離離陸状態30度、垂直着陸状態の84度の3種類のパーツを選択可能。今回は84度の状態で製作している
機首下面
▲機首下面もクリアー成型のEOTSセンサー、偏向ルーバーの角度まで再現したリフトファンなど見どころが満載
コクピット直後のリフトファン
▲コクピット直後のリフトファン、その後のエンジン補助エアインテークは内部構造まで再現されている
尾翼
▲2021年からF-35Bを運用するVMFA-225ヴァイキングスの機体を再現。デカールはイタレリのキットから流用
ロッキード マーチン F-35B ライトニングⅡ 右側面
▲キットにはスタンドも付属し飛行状態やホバリング状態でのディスプレイが可能。機体色は指定色のグレイに金属色のライトガンメタルを加え、実機に見られるメタリックなイメージを表現してみた

■諦めていただけに喜びはひとしお
 飛行機模型の最高到達点だと思われていたタミヤ1/48スケールのF-35Aの直後、イタレリからF-35Bが発売され、「これがあるからタミヤからは出ないよなぁ……」と諦めていましたが、2023年9月末の全日本模型ホビーショーにおいて、突然タミヤから純正F-35Bが発表され、喜びの心境での製作となりました。

■とにかく組立説明書が分厚い
 その1発目、全60ページの組立説明書に圧倒されました。駐機状態(通常離着陸状態)、短距離離陸状態、垂直着陸状態の3つの状態から選択し作業を進めることになります。今回私が選んだのは、各インテーク全開の内側兵装庫ドア半開き、エンジンノズルが真下を向いて3本の脚柱が伸びきった「垂直着陸状態」です。

■組み立て(接着)のポイント
 組み立てに使用する接着剤は基本的にタミヤセメント(流し込みタイプ)速乾で、接着部分を重ねてから各パーツにあらかじめ用意されている接着剤の注入ポイントに一滴流し込むだけで、きれいに接着できるよう設計されています。「注入ポイント?」と疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょうが、各パーツをよく見ると、完成後は見えなくなる部分にパーツを貫通する丸い小さな穴や半丸状の切り欠きが各所に設けられているので、注意深く観察してみてください。本当に良く考えられた設計に驚かされます。

■何色に塗ろうか
 以前担当させていただいた1/72スケールのF-35Aでも悩ましかったステルス塗装色。説明書には呉、舞鶴、横須賀の各海軍工廠グレイに若干のデザートイエローを混ぜたモノを指定していますが、今回は以下の調合で実機写真のメタリックなイメージを優先してみました。
①濃いグレー:LP-13佐世保+LP-20ライトガンメタル。②明るいグレー:LP-15横須賀+LP-20ライトガンメタル。③耐熱グレー:LP-12呉
 アクセントとして塗ってあるグリーンのプライマー色は、ガイアノーツのコバルトグリーンにセミグロスホワイトを混ぜた色を使用しています。
 さらに悩ましかったのがキャノピーと機首アゴ部分のEOTSセンサー窓のコーティング表現です。まずキャノピー部分は、裾の平らな部分を内側からクリアーレッド、天辺手前のRがかった部分はクリアーブルー、天辺部分はクリアーオレンジをエアブラシで塗装し、コーティングによる反射光の変化を再現しました。EOTSセンサー窓部分は、面相筆を用いて赤・青を塗り、クリアーオレンジはエアブラシで軽くひと吹きする感じで仕上げています。デカールはイタレリの1/48キットからアメリカ海兵隊アリゾナ州ユマのVMFA-225を使ってみました。

タミヤ 1/48スケール プラスチックキット

ロッキード マーチン F-35B ライトニングⅡ

製作・文/ヨンケイ

ロッキード マーチンF-35B ライトニングII
●発売元/タミヤ●10780円、発売中●1/48、約32.5cm●プラキット

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ヨンケイ(ヨンケイ)

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