“アルカナディア”の「エレーナ」発売!異彩を放つ“獣人”美少女プラモを世界観再現した工作でキットレビュー
2024.03.07異彩を放つアルカナディア最新キット獣人型エレーナをキットレビュー
コトブキヤによる美少女プラモデル『アルカナディア』から早くも第4弾となる新アイテム「エレーナ」が発売となった。こちらは人気イラストレーター「Zトン」氏のイラストを元にした、馬の体にヒト型の上半身が付いた獣人型というビジュアル。そのどちらもハイディテールかつ可動域までこだわったパーツ構成が見られるキットだ。
作例ではストレートな組み立てで成型色を活かした塗装にて製作。合わせ目消しなど基本的な工作のみを施し、塗装もガイアノーツのアルカナディア カラーを使うなど『アルカナディア』の世界観をそのままに再現することを目指した。また台座をオリジナル製作し、デコレーションしてパッケージの雰囲気を切り取ったディスプレイも合わせて作った力作となっている。
■獣人型ディアーズ エレーナ
今回はアルカナディアよりエレーナの作例を担当しました。何といってもこのキット…大きいです! まさかガールズプラモを担当してきて馬の胴体を製作することになるとは思いませんでした(笑)。さて、そんなエレーナですが一部クリアーサフを使用し、成型色を活かした塗装で製作しております。
■組み立て・塗装
まず組み立てはストレートに行い、流し込み接着剤を使用し合わせ目を消していきます。馬の胴体部、特に腹筋あたりのパーツ部の合わせ目が目立ちやすいので念入りに処理を行いました。下地処理はファインサーフェイサー オキサイドレッドを使用。このサーフェイサーが胴体部のベース色となります。乾燥したら上からリノリウム色を使用し、シャドーを吹けば完成です。
ウィライズモード用の腕パーツは3分割になっており、先に腕パーツ塗装後に鎧のパーツを取付けています。ここも合わせ目が見えるので、塗装した腕パーツにラップを巻き、その上に鎧のパーツを乗せてヤスリでラップが破けないようマスキングテープを巻くことで合わせ目の処理を行いました。合わせ目処理と塗装後、ラップを引き抜けば完成です。ただしラップが残ってしまった際は、ナイフなどで切り取る必要があるので、面倒でなければマスキングで頑張るのもありだと思います。
細部の塗り分けはMr.ホビーマーカーや、ガンダムマーカーなどで塗り分けを行っています。
シルバー部のスミ入レにはグリーンスタッフワールドのクロームメタル エアブラシ用を使用しています。こちらアルコール塗料なので拭き取りも簡単でオススメです。
全体的には成型色を活かすため、下地はクリアーサフを使用し、その上から塗装を行いました。
■使用塗料
白=ラスキウスアウラ 白雪色
白(銀)=Ex-シルバー→アルカナホワイト
金=アルカナゴールド→パールゴールド
銅=アルカナゴールド→パールカッパー
茶=レッドブラウン+ピュアブラック
茶(馬)=ファインサーフェイサーオキサイドレッド→リノリウム色
肌1=サフレスフレッシュピンク→スムースパールコート
肌2=ミルキーピーチ→クリアーオレンジ プラグスーツ用→スムースパールコート
髪=レモンイエロー→プラチナブロンドベース→アンバー
コトブキヤ ノンスケール プラスチックキット“アルカナディア”
エレーナ
製作・文/よしゅあん。、こねこのしっぽ。
エレーナ
●発売元/コトブキヤ●9790円、2月予定●約18.3cm●プラキット
Ⓒ KOTOBUKIYA
よしゅあん。、こねこのしっぽ。
多種多様な塗料やマテリアルを駆使して仕上げを魅せることが得意なモデラー。ガールズプラモ作例を中心に活躍する。