大森記詩オリジナルSFメカ「へーベルン自警団 抗争用非正規ユニット“ハルダー=ベル“」を製作!【MIXINGSCAPE】
2024.02.17MIXINGSCAPE/ヘーベルン自警団抗争用非正規ユニット“ハルダー=ベル”【スクラッチビルド 1/16】●大森記詩 月刊ホビージャパン2024年3月号(1月25日発売)
No.002
彫刻家でありモデラーでもある大森記詩が「ミキシングビルド/キットバッシング」の手法で作り上げたオリジナルSFメカを、その製作プロセスとともにお届けする連載企画MIXINGSCAPE。多種多様な形状のパーツから生まれる新たなフォルムの数々を今回もお楽しみいただきたい。
HPはこちら:kishiomori.com
「協定違反だ! 後ろ盾がセントラルなのは誰でも知ってる! だが、シャーマナイトはだんまりだ!」
「メルギドにご執心なんだよ。宇宙港を奪取しようなんて正気じゃない。ビシュレースの作戦だって近いんだ、そんな暇なんて無いさね。しかし、今回の大義はこちらにある。やるのかい?」
「ああ! 我慢ならん! モービュラに伝達! 筋の通し方を教えてやる!!」
「いやはや、出征前の肩慣らしといきますか。組み上げた奴らはどうする? ほぼテクノ規格の良品、出力も及第点。なかなかの仕上がりさ」
「ちょうどいい! 出し惜しみは無しといこう! よおし、堰を切れ! 副官殿! 盗み聴きをしてる腑抜け共にも届くようにな!」
「出稼ぎ前の副官呼びは野暮だな。しかしまあ、そうこなくてはね。……アレェイ! ダ・ヤシャーン!! ウルマァァス!!!!(聞け! 同胞達!! 総員出撃だ!!!!)」
ハルダー=ベルは、アシュトーカ旧宇宙港の解体業を差配した星系外労働者の自警団“へーベルン”で密造された機体である。本機をはじめとするさまざまな非正規機体に関与したラエルド・メイランは、大河戦争後にサイラシティへと渡り、反テクノメジャー組織“ミッターヘルミット”の創設メンバーとなった。
1/16スケール スクラッチビルド
へーベルン自警団 抗争用非正規ユニット“ハルダー=ベル“
製作・文/大森記詩
全高32cm×全幅35cm×奥行き28cm
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「MIXINGSCAPE」第1回
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大森記詩(オオモリキシ)
1990年生。彫刻家。作品制作と並行しながら、模型誌や映像作品・イベント用造形物の製作に携わる。月刊ホビージャパンでは他にも筆塗りをメインとした作例や、各種作図等も担当。ワンダーフェスティバルでは「12Modelers」に参加。HP:「kishiomori.com」