TOYOTA COROLLA LEVIN
AE92 GT-Z LATE VERSION

　歴代最多の販売台数を誇る5代目レビンにレジン製リップスポイラーをセット。よりスポーティーな面構えとなったハセガワのカローラ レビンAE92を自動車整備士の経歴を持つ廣村英治が製作でご覧いただこう。

■ボディ塗装
　今回は指定色もなかったので、オプションで存在したツートンカラーも考えましたがボックスアート仕様のブラックメタリックで仕上げました。スケール感重視ですとメタリック感を少し抑えたいところですが、撮影を考慮して説明書の指定より若干メタルブラックを多めにしてメタリック感を出すようにしています。また、今回は小傷が目立ちやすいブラック系なので研ぎ出しのラストにハセガワのコーティングポリマーを掛けてます。

■ボディ追加工作ポイント
・スーパーチャージャー搭載モデルはタイヤサイズがAPEXシリーズよりワンサイズ太いので前後フェンダーにアーチモールが付きますのでプラ角棒を用いて再現、先に曲がり癖を付けて流し込み接着剤で接着しています。
・前後バンパーおよびサイドモールはデカールを使用せずにミラーフィニッシュの細切りにチャレンジしましたがジュラルミンフィニッシュの選択も有りかもしれません。
・リアスポイラーの取り付け凸モールドは塗装後には塗膜の厚みで浮いた状態になるのではと推測し、トランク側凸モールドを切り飛ばしスポイラーに真鍮線を取り付け固定としています。
・ドアキーシリンダーやトランクキーシリンダーに洋白線やハイキューパーツのマイナスモールドを使用して金属感を出し
・リアのマッドガード（泥除けゴム）を付けると室内パーツ脱落時に分解出来なくなりそうだったのでリアバンパーをネオジム磁石による固定にしてシャシーの取り外しを楽にしました。

■室内
　前後シートベルト&バックル（受け）を追加しました。リアのシートベルトは当時は乗車定員数なくてもOKだったみたいなので2 人用だけ用意しました。また、フロアはレース仕様と同様にモールドむき出しですのでフェルトをフロアマット表現として貼っています。

■フロントスポイラー
　レジン製のフロントスポイラーはガイアノーツのレジンウォッシュで洗浄後マルチプライマーを塗布し黒サフで下処理。塗装後の接着は接着剤のはみ出しが怖いので塗装前に接着し補強のプラ棒を内側に着けました。

■足周りの注意点
　車高等は問題ないのですがブレーキパーツとストラット（ショック）パーツの取付時に少し注意が必要に感じました。ここの取り付けが合ってないとキャンバー（タイヤの傾き）が狂いますのでキットの精度は良いので確実に取り付けが出来ていることを確認しましょう。

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