大解剖! ガンダムアーティファクト第4弾
MSを工業製品的な観点でデザインアレンジし、ミニサイズのプラキットで立体化するガンダムアーティファクト。待望の第4弾が月刊ホビージャパンに先駆けて発売となった。今回も特別ページで本アイテムをピックアップ。その魅力に迫っていくぞ。
高機動型ザクⅡ(オルテガ機)
高機動型ザクⅡ(ガイア機/マッシュ機)
▲ バズーカ装備のガイア機とマッシュ機はパーツ選択式。オルテガ機はマシンガンを装備。動力パイプやガイア機のアンテナなどを繊細な造形で再現している
スーパーガンダム
▲ Gディフェンサーは脱着式でガンダムMk-Ⅱも再現可能。Gディフェンサーに隠れるバックパックも抜かりなく造形されている
パラスアテネ
▲ 頭部アンテナや動力パイプ、腹部シリンダーなど、本弾でも特に繊細なパーツで構成されている。放射状に広がる対艦ミサイルのシルエットも見どころ
ウイングガンダム
▲ ライフルや腰部後方にバードモード時のランディングギアも造形。脚部は小サイズながら、曲面と多層的な構造で立体的に再現している
トールギス
▲ 頭部はフェイス分割により、極小ながら特徴的なデザインを再現。シールドのエンブレムも迫力ある造形となっている
レアカラーはクリアーブラック
▲ 恒例のレアカラーはメカニカルな雰囲気あふれるクリアーブラック。フレームだけ塗装してスケルトンモデル風に仕上げるのも面白そうだ
ガンダムアーティファクト第4弾
●販売元/バンダイキャンディ事業部●550円、発売中●約5.5cm●プラキット●全6種+レアカラー●ガム1個付属
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毎回その精密さで我々を驚かせてくれるガンダムアーティファクトだが、本弾はことさらに細かなパーツ構成となっている。そこで今回は、各アイテムの見どころを製作ガイドも交えて紹介しよう。歯ごたえのあるキットを組み立てる楽しさを、ぜひ味わっていただきたい。
▲ 組み立てに際しては片刃ニッパーやナイフ、高精度なピンセットがぜひともほしい。またルーペもあると便利だ。ホビージャパン謹製のホビーグラスが特にオススメ
▲ ゲート跡をきれいに切るため、なるべく二度切りするのが理想的。ピンやシリンダーなどを切ってしまうことも防げる
▲ ハメ込みがキツすぎる場合は先端を短く切ったり、削って調整すると組みやすい。ただし強度が必要ゆえにキツめにしてある場合が多いので、緩めすぎには注意しよう
高機動型ザクⅡ
▲ 胴体は全体の芯になるパーツ10と18で股関節軸を挟み込んだものに、フロントアーマー→上半身内部(48、32)の順で取り付ける。胸板と芯で頭部を挟み込み、最後に両脇の12、17を取り付けて完成。この手順でないと組み上がらないので注意しよう
▲ 脚部はヒザアーマーを先に組み、脚の芯と太モモパーツで挟み込み、芯にディテールパーツを取り付けるとメインフレームが完成。これに靴、別に組んだスネ外装を付けると脚になる。スネ左右のバーニアはなんと可動する
スーパーガンダム
▲ パーツ66、75は極小サイズのためピンセット使用を推奨。ピンセットがない場合、ランナーを持ち手にして取り付ける方法もある。これはツノパーツにも使えるテクニックだ
▲ Gディフェンサーは最後のパーツ5のはめる位置に注意。片側3ヵ所ずつあるのでよく見て取り付けよう。形状的に力をかけにくいところもあるので、表からプラ棒でピンポイントに押し込むとよい
パラスアテネ
▲ パーツ6は極細のアンテナがあるため、ランナーごと切ってからナイフで慎重に切り出そう。頬パーツはまさに米粒。取り付け軸や穴を少し緩く削り、スッとはめられるように調整するのが無難だ
▲ シールドはフチが薄いところにゲートが配置されているので、ゲートをわずかに残して切り、ヤスリで整えるときれいに仕上がる
▲ かかとの爪は外内で角度が違うこだわりポイント。基部になるパーツ19、59は上下左右を間違えないようにしよう
▲ 胴体もシリンダーが非常に精密。これも若干緩めに調整し、白化や破損を避けたいところ。必要であれば頭部の取り付けも同じく調整しておこう
ウイングガンダム
▲アンクルアーマーは驚くべきことに前後で分割されている。上下があるので脚に取りつける前に正しい向きを確認しておこう。後ろ側の28、47はナイフの背などでしっかり押し込むとよい
▲ サイドアーマーのバーニア(21、42)はゲートを極力きれいに整形してアーマーにハメ込む。付け直すには細かすぎるサイズなので左右間違いは厳禁
▲ 右腕のパーツ68はバスターライフル取り付けの際にシビアな位置取りになるので外れないよう注意。接着してしまうのも手だ
トールギス
▲ 何ヵ所かニッパーでは切りにくい位置にゲートが来ているので、これらはナイフを使ってカットしよう
▲ パーツ19、38と腰サイドアーマーはプラ棒でピンポイントに力をかけてはめるとしっかり組み上がる
▲ トールギスの設定を彷彿させるマスク分割。構造上ピンセットで摘まんでも取り付けにくいので、両面テープを貼ったプラ棒を持ち手にするといいだろう
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