HOME記事ガールズプラモ素材を最大限活かす丁寧仕上げで「皇巫 スサノヲ レガリア」を製作!!【メガミデバイス】

素材を最大限活かす丁寧仕上げで「皇巫 スサノヲ レガリア」を製作!!【メガミデバイス】

2023.12.06

皇巫 スサノヲ レガリア【コトブキヤ 1/1】 月刊ホビージャパン2024年1月号(11月25日発売)

皇巫 スサノヲ レガリア イメージカット

丁寧な製作法でキットスペックを引き出す

 アマテラスに続いて発売されたメガミデバイスの皇巫 スサノヲ レガリア。新規パーツを多数採用しつつも皇巫 スサノヲからパーツ総量を減らし、組みやすさにも配慮したバリエーションアイテムである。Rikkaによる作例では、クリアーパーツやデカールなど、キット付属の素材が最大限活きるよう丁寧な仕上げで製作。前回のよしゅあん。によるアマテラスと連動する合体剣も追加している。

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皇巫 スサノヲ レガリア 正面
▲設定上では「模型としての華やかさ」を重視しているレガリア装備。外套やアーマーなどはレガリアアマテラスと共通で、頭部光輪、十束剣(長剣)、盾などが独自パーツとなる。長剣はシンプルながらクリアーパーツを贅沢に使用した、目を惹く装備だ
外套 アップ
腕部装飾パーツ
外套パーツ

▲外套のヘックス部分は模型的見せ場。この作例では紫下地のメタリックパープルにブラックでうっすらグラデーションをかけて塗り、枠内にツヤ消しコートがかからないようマスキングしている。また金は武装と衣装で2色を使い分けており、武装の金は新色のスターブライトシャンパンゴールドで落ち着いた雰囲気に仕上げた

ポージング画像1
皇巫 スサノヲ レガリア 背面

▲長い髪の毛も注目の新規パーツ。ツインテールのように配置することもできる。光輪は盾や長剣と接続可能。腰後方の布パーツは長短2種が付属している

ポージング画像2
▲M.S.Gユナイトソードをスサノヲイメージのカラーで追加。ギミックもそのまま活かし、よしゅあん。のアマテラスの剣と合体できるように製作している
前掛けパーツ アップ
武器パーツ

▲キット付属の金デカールは非常に美しい輝き。これを活かすべく、最後のコート時にデカール部分をマスキングしてツヤ消しコートを避けている。さすがにかなりリスキーな作業だが、その効果は絶大。また凹モールドには金や赤で差し色を追加。これらにはシタデルカラーを使い、はみ出しを水で濡らした綿棒で擦り落として塗っている

クリアパーツ1
クリアパーツ2
クリアパーツ3

▲クリアーパーツが多めの本キット。きれいに整形するため、400番(太いゲートなどは240番)からスタートし、600番、800番くらいまでならしていく。さらに神ヤス! 高番手セットの4000→6000→8000→10000を順番にしっかりとかけていくと、成型状態以上の光沢が得られる

ポージング画像3
アマテラス ポージング画像
▲スサノヲとアマテラスの武器パーツは組み合わせることができる設計。合体させるとかなりのボリュームになる
アマテラス 皇巫 スサノヲ レガリア 合体剣 
▲よしゅあん。製作のアマテラス レガリア(月刊ホビージャパン2023年12月号掲載)と。基本構造は共通なので2体を組み合わせたり、他の皇巫や朱羅シリーズのパーツを組み込んだり、とカスタマイズの幅は無限大。ぜひ自分だけのメガミを創りだしてみよう
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■レガリア装備の新スサノヲ登場!
 さて今回は、自身としてはちょうど1年ぶりとなる新作メガミデバイスキットレビューとして、皇巫スサノヲレガリアを担当いたしました。発売済のアマテラスレガリアと対になるキャラクターで、お互いの装備を合体させたりとプレイバリューも高いキットです。
 今回は前回記事中でだいぶプレッシャーをかけられたよ(笑)、よしゅあん。氏のアマテラスレガリアとのM.S.Gユナイトソードを使用した合体武器なども製作してみました。

■製作について
 製作に関しては基本的にはストレートに作っております。ユナイトソードも合体機構を使わないといけないのでアレンジせずに説明書どおりに組んでいます。
 新規部分にはクリアーパーツがふんだんに使用されておりますが、そのクリアーパーツにもゲート跡が出ます。これをきれいに処理する方法をキャプションにて解説しておりますので参考にしてみてください。
 またPVCハンドは塗膜がとても丈夫なウレヒーローを使って塗っています。

■箔デカールについて
 付属の模様デカールは金の箔印刷で非常に魅力的な輝き。どうしてもこの箔を活かさねばなるまいと思い、通常だったら危なすぎてやりたくない「デカール上にマスキングテープを貼ってツヤ消しコートを避ける」という荒技を使いました。
 使用するのはMr.マスキングテープ 弱粘着(青色のもの)で、貼り付ける前に指でペタペタ触り粘着力をさらに落としておきます。デカールは必ずマークセッターを使用して強固に貼り付け、上からEx-クリアーを複数回かけます。乾燥後にデカールの上からマスキングテープを貼りますが、大きいものを貼るのは避け、極力小さくカットしたものを目貼りしました。貼り終わったらツヤ消しコート、乾燥後に貼ったマステに筆で水を塗りつけて染み込ませてからちょっとずつ慎重に剥がしていきます。
 これでパーツはツヤ消し、デカール上は光沢が残るようにできました。が、失敗するとデカール部分だけのリカバリーは不可能に近いので、おいそれとはオススメはできません…。
 普通に作っても充分に満足できるキットですので、ぜひお手に取って思うままにお楽しみいただけたらと思います。

■塗装レシピ
本体黒=カーボンブラックマット
本体紫=パープルヴァイオレット
リボンなど赤=クリムゾンレッド
本体金属色=スターブライトシャンパンゴールド
本体ゴールド=スターブライトゴールド
肌=成型色→ラスキウスクリアーペールレッド
髪色=自前の調色カラー

コトブキヤ 1/1スケール プラスチックキット “メガミデバイス”

皇巫 スサノヲ レガリア

製作・文/Rikka

メガミデバイス 皇巫 スサノヲ レガリア
●発売元/コトブキヤ●7700円、発売中●1/1、約18cm●プラキット

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© KOTOBUKIYA ©Masaki Apsy ©Toriwo Toriyama

Rikka(リッカ)

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