拡張パーツセットでデカルチャーにアップグレード！

　2023年8月のアルト機、10月のマックス機に続き、HG「YF-29 デュランダルバルキリー（早乙女アルト機）拡張セット」がプレミアムバンダイ販売アイテムとしてリリース。キットは別売りのHG YF-29 デュランダルバルキリー（早乙女アルト機）に対応したスーパーパーツを再現したもので、本体に貼り付けられるデカルチャーデカールや特別仕様のアクションベースが付属する豪華アイテムになっている。Ryunzによる作例では、主にスーパーパーツの後ハメ化を行い、付属するデカルチャーデカールを貼った“デカルチャーVer.”として仕上げている。

　HG YF-29 デュランダルバルキリーに拡張セットを組み合わせて製作いたしました。どの形態でも破綻のないプロポーションはさすがの一言です。スーパーパーツはフィッティングは素晴らしいものの、挟み込み構造が多く、数ヵ所合わせ目が出ます。作例ではそのあたりの後ハメ加工を行いました。

■頭部
　対空レーザー砲の先端が埋まっているので開口。バトロイド形態の頭頂部の機関砲は市販のメタルパーツに置き換えました。

■腕部
　肩口の関節パーツとヒジ関節に肉抜きがあるのでUVパテで埋めています。前腕の機銃はプラパイプに置き換えました。

■脚部
　スネパーツ裏とヒザ関節の肉抜きはUVパテで埋めています。スネ下部のマルイチモールドは市販パーツに交換しました。足首関節の丸モールドは、キットは凹形状ですが、プラパイプと市販パーツを組み合わせて凸ディテールに変更しました。

■翼
　主翼や垂直尾翼の基部に肉抜きがあるのでUVパテで埋めています。エンジンポッドの回転軸は抜け止めを切り落とすことで後ハメが可能です。

■スーパーパーツ、武装等
　スーパーパーツのエンジンポッドカバーはパネルラインでカットするとともに、固定ピンを切り落とすことで後ハメが可能です。主翼はミサイルポッドを後ハメ化するため、フレーム部でカットして干渉部分を切除するなどの調整を行いました。増設ブースターは中央の合わせ目を接着処理。ノズルは上側スライドピンを切り落とし、奥側の干渉部分を切り落として後ハメ化しています。ビームガンポッドは基部の合わせ目を接着して処理。ナイフは悩みどころで、シールド内の収納を諦めて見た目優先で先端をシャープ化しました。

■塗装
　塗り分けで再現できそうな箇所はなるべく塗装しています。デカールを参考にしつつ、一度組み上げて現物合わせでマスキングしています。ちなみに私はシェリル派なので、シールド部分はシェリルが上にくるものを使っています。
赤＝ハーマンレッド＋ブラウン
白＝クールホワイト
黒＝Ex-ブラック
関節＝フレームメタリック

©2011 BIGWEST/MACROSS F PROJECT