「HGスタービルドストライクガンダム」を大胆にカスタマイズ!ジャンクパーツでシルエット変化【ビルドファイターズ】
2023.11.01スタービルドストライクガンダム(HJオリジナルVer.)【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2023年12月号(10月25日発売)
ミキシング&加工でシルエットをガラッとチェンジ!
月刊ホビージャパンモデラー陣による歴代主人公機を使ったオリジナルガンプラ作例。最初にお送りするのは『ガンダムビルドファイターズ』のスタービルドストライクガンダム。作例はSSCが担当した。ビルドカスタムシリーズやジャンクパーツを活用する、というテーマのもと、パーツミキシングと細かな加工による調整で驚くほど印象を変化させている。劇中登場機体にも通じるモチーフ選択や組み替え要素などのシリーズリスペクトも盛り込んだ、トップバッターに相応しい作例に仕上がった。
HGBF スタービルドストライクガンダムプラフスキーウイング
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●1650円、2014年1月発売●1/144、約13cm●プラキット
『ガンダムビルドファイターズ』10周年! 私の月刊ホビージャパンデビュー作もMGガンダムXベースのガンダムX魔王でした。その後も『ビルドファイターズトライ』のキットレビューやカスタム作例をいくつか担当させてもらったりして、このシリーズはたいへん思い出深い作品です。
今回はスタービルドストライクをベースにカスタム作例を作るというものですが、「ほかのガンプラとミキシング」「ビルダーズパーツを何かしら使う」「過去の作例製作時にパーツ取りして使っていなかったジャンクパーツを使う」というルールの下に製作しました。
頭:アンテナをシャープ化。マスクをカットして後ハメ加工。首ポリパーツは外周を0.5mmほど切り取り同厚のプラ板で囲みました。
胴体:ユニバースブースターのパーツを単体で使用するためネオジム磁石接続に変更。ピンクのクリアーパーツは使いませんでした。コックピットブロックにプラ板で装甲を追加し、中心にはビルダーズパーツHD MSディティール1のパーツを取り付け。肩のポリパーツは首と同様に外周をプラ板で囲みました。腰のフロント/リアアーマー裏はエポパテで埋めてからプラ板でトラス状のディテールを追加。
腕:肩の先端をカットし、天面にガンダムイージスナイトの腕装甲を基にプラ板で作ったパーツを追加。ハンドパーツはAUBE Dimension Works製の出力品です。
脚:ディナイアルガンダム、ガンダムシュバルツリッター、Gディフェンサーのパーツを組み合わせています。ディナイアルのスネはバランスを合わせるため5mm短縮。かかとにデザイン的な好みと後方への転倒防止を兼ねてプラ板で作ったツメを追加しました。
バックパック:HGBCノーネイムライフルのパーツを使用。本体とバインダーの接続はHGBCボールデンアームアームズのジョイントパーツを使用しました。
武装類:バインダーはGディフェンサーのパーツを基にボールデンアームアームズ、ビルダーズパーツHDのMSディテール1のメガ粒子砲パーツやプラ板などで製作。ビームライフルとシールドはEGストライクガンダムのものを加工して使用。シールドジョイントを1個自作して両腕にバインダーを装備できるようにしています。
■塗装
白=ニュートラルグレーI
紺=ミッドナイトブルー(GSIクレオス)
黄色=NAZCAマンダリンオレンジ
赤=名鉄スカーレット
関節=グレーバイオレット
ライフル=MSファントムグレー
本体以外のガンプラパーツはすべて過去に使用したキットのジャンクパーツを使ったのですが、ジャンクパーツだけでまるまる1体作るのも面白いかもしれませんね!
BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット “ハイグレードビルドファイターズ” スタービルドストライクガンダムプラフスキーウイング 改造
スタービルドストライクガンダム(HJオリジナルVer.)
製作・文/SSC
©︎創通・サンライズ
SSC(エスエスシー)
プラ板工作をメインとしたパーツのスクラッチを得意とする中堅モデラー。工作精度がとにかく高く、仕上げの質感もきっちりしている。