アースガロンvsタガヌラー!!『ウルトラマンブレーザー』の戦闘シーンをイメージしたディオラマを情景王・山田卓司が製作
2023.09.09近接戦闘CQCモード、交戦開始!
話題沸騰中の『ウルトラマンブレーザー』より、主人公・ヒルマ ゲントが隊長を務める「SKaRD」の主力兵器・23式特殊戦術機甲獣「DXアースガロン」を使用したディオラマを製作!
対する相手は作中でアースガロン初戦の相手となった甲虫怪獣タガヌラー。こちらは本作からの新ソフビシリーズ「ウルトラ怪獣アドバンス」を使用。DXアースガロンと並べるとちょうどいいサイズ感となっており、ディオラマに映える。
そしてディオラマ製作を手掛けたのは山田卓司。アースガロンとタガヌラーをリペイントしつつ、第3話をモチーフにスケール感あるディスプレイベースを仕上げている。
■はじめに
今回は『ウルトラマンブレーザー』より23式特殊戦術機甲獣アースガロンVS甲虫怪獣タガヌラーのディオラマをお届けします。
特殊怪獣対応分遣隊SKaRDが運用する巨大兵器アースガロン、純粋にカッコイイ。逆光で佇むその姿はまるでメカ○ジラのよう。今回はCQC(近接戦闘)モードのシーンですが、背中のアタッチメントから想像するに、今後はさまざまな兵装が加わって遠近両用に活躍するのでしょう。バンダイのトイは劇中の姿を程よく再現しておりよく動きますし、電飾やサウンドギミックと相俟って楽しい内容となっています。
■工作内容
今回は製品化の工程でオミットされたライン塗装を追加したり、肩のアーマーに付くフックやかかとのシリンダーなどを追加したりしています。ライン塗装のオレンジ色の部分はGSIクレオスの59番で追加塗装。背部などのホワイトラインはデカールで再現しました。肩アーマーのフックは金属線を四角に曲げ、プラ板から作った基部に固定しました。かかとのシリンダーは製品では可動のためにオミットされているのでプラ成型のシリンダーを切り取ってアルミ線に交換しました。右耳のアンテナも少し太いように思えたのでプラ棒に変更しています。
タガヌラーは造形の再現性は良いので、関節部を中心にシャドー塗装を追加しました。背中の模様も劇中場面ではよく分からなかったのですが、ダークグリーンをエアブラシ塗装して描き加えています。スミ入れ塗装はソフトビニールにエナメル系塗料を使うと経年変化でベタベタになるので、水性アクリル塗料の溶剤で溶いたアクリルガッシュを使いました。
■ベースについて
ディオラマは本編映像を観ながらプラント施設を自作しています。プラ板やプラパイプ、プラ棒を使って作り、手摺は1/350スケールの艦船用エッチングパーツを使いました。本編では大きな破壊は無かったので工場内の敷地はキレイなままだと思いますが、ディオラマとしてはつまらないので壁塗り補修材を砕いた瓦礫を撒いています。背景は山裾としました。スタイロフォームから大まかに削り出してダイソーの「ふわっと軽いねんど」のブラックとブラウン、ピンクを混ぜてから地面部分に拡げました。草素材のスタティックグラスを使って下草を生やした上からKATOの「フォーリッジクラスター」で樹木を再現し、製品の色ままだと立体感に欠けるので、明るい色調のグリーンやイエローをエアブラシ塗装して表情を整えました。
バンダイ ノンスケール PVCモデル DXアースガロン&ウルトラ怪獣アドバンス タガヌラー使用
その名はアースガロン
ディオラマ製作・文/山田卓司
DXアースガロン
●発売元/バンダイ●5280円、発売中●約17cm
ウルトラ怪獣アドバンス タガヌラー
●発売元/バンダイ●2178円、発売中●約13.8cm
©円谷プロ ©ウルトラマンブレーザー製作委員会・テレビ東京
山田卓司(ヤマダタクジ)
AFVからキャラクターものまで、ジャンルを問わず活躍するご存じ「情景王」。