HOME記事キャラクターモデルウェーブ1/144「ウルトラホーク3号」プロップ再現のシンプルなキットを丁寧に製作! 劇中装備の追加工作も

ウェーブ1/144「ウルトラホーク3号」プロップ再現のシンプルなキットを丁寧に製作! 劇中装備の追加工作も

2023.09.22

ウルトラホーク3号【ウェーブ 1/144】 月刊ホビージャパン2023年10月号(8月24日発売)

ウルトラホーク3号 イメージカット

手ごろな大きさでプラキット化! ウェーブ1/144 ホーク3号を攻略!

 これまでに『帰ってきたウルトラマン』『マイティジャック』といった円谷作品のメカを模型化してきたウェーブが、新たに着手したのは国民的特撮番組『ウルトラセブン』。1/144スケール・約14cmと片手に収まるサイズで発売されたウルトラホーク3号のプラキットは、当時のプロップ(撮影用ミニチュア)を参考にモールド表現はごくシンプル。このアレンジの入っていないスタイリングが、むしろ往年のファンには刺さりまくり! ということで、ウルトラメカ好きの不破優がキットコンセプトを尊重したシンプル志向でサクッと製作してみた。

ウルトラホーク3号 左側面
ウルトラホーク3号 正面1
ウルトラホーク3号 背面
ウルトラホーク3号 右側面
▲製品にはクリアー製スタンドが付属。主翼縁の翼端灯は0.7mmタガネで彫り、右はクリアーグリーン、左はクリアーレッドのエナメル塗料で塗装した
キャノピー
キャノピーの断面1
キャノピーの断面2
▲3つあるキャノピーにそれぞれクリアーパーツが使われているのがうれしい。よく見るとパーツの裏側にスキ間があるので、0.5mmプラ板を貼って埋めた
ウルトラホーク3号 正面2
▲主翼上面にあるチャームポイント、左右非対称の連装ロケット砲も再現。ドリルで砲口を深く彫り直してやるとよいだろう
底面のハッチ状モールド
▲第17、20話で同機がマグマライザーを収納・運搬していた描写を参考に、底面にハッチ状モールドを追加した
大型ロケットランチャー
▲オプションの大型ロケットランチャーはダボ接続で着脱可能
後尾
3連装ロケットランチャー×2 パーツ
3連装ロケットランチャー×2 装着

▲第48、49話の最終回前後編に登場したホーク3号は、主翼下部に6基の筒を吊り下げてパンドンやゴース星人の円盤と交戦していた。作例ではこれを3連装ロケットランチャー×2と解釈、プラパイプの組み合わせでそれらしくでっち上げた

■はじめに
 今回は1/144スケールでプラキット化されたウルトラホーク3号を製作。ウェーブさんのウルトラ警備隊メカのプラキット化一番手がまさかの3号とは。ずいぶん昔、同社はレジンキットでも同メカを展開していましたが、社内にホーク3号好きがいるのかもしれません。私もそのひとりとして、気合いを入れて製作します。
 キットは当時の90cmプロップを製品化しているようなので、なるべくスジ彫りしない、ディテールも極力足さない方針で製作。まずは接着できる所はすべて接着し、合わせ目を丁寧に消しています。機体先端のインテークが別パーツになっているのでこちらも本体と接着して合わせ目をツライチになるように処理。主翼上面の連装ロケット砲は先端と後部を0.5mmドリルで開口しました。
 今回はオマケで「史上最大の侵略」でホーク3号が吊り下げていた謎の装備も製作しました。しかし全く資料がありません。映像で確認するしかないのですが、映り込んでいる場面がほんの数秒。細かいディテールはわからず終いなので、キットのロケットランチャーを参考にリブを付けたりカラーリングを合わせてそれっぽく仕上げてみました。大きさは全長40mm、6mmプラパイプと5mmプラパイプの組み合わせです。キットが手のひらサイズなので、こういう追加工作も楽にできますね。

■塗装
 銀地はEx-シルバー。ブラックはアルティメットブラック、ホワイトはクールホワイトで塗装しました。付属デカールはやや硬めですが意外と貼りやすかったです。最後に、セミグロスクリアーを吹けば完成。
 ウェーブさん、ステーションホーク1号、2号のキット化もぜひお願いいたします!

ウェーブ 1/144スケール プラスチックキット

ウルトラホーク3号

製作・文/不破優

ウルトラホーク3号
●発売元/ウェーブ●4620円、発売中●1/144、約14cm●プラキット

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©円谷プロ

不破優(フワユウ)

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