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種類豊富な「神ヤス!」どうやって使い分ける? 厚みごとに得意な作業を解説【神の手研究所】

2023.09.06

神の手研究所 月刊ホビージャパン2023年10月号(8月24日発売)

種類豊富な「神ヤス!」どうやって使い分ける? 厚みごとに得意な作業を解説【神の手研究所】

REPORT.30 神ヤス!の使い分け

 工具メーカー「ゴッドハンド」の工具をワンテーマで掘り下げる本コーナー。今回はゴッドハンドアイテム定番中の定番「神ヤス!」シリーズ(以下神ヤス)を改めて解説。番手だけでなく厚みも種類が豊富ですが、具体的な使い分けについてお見せしましょう。


神ヤスリ1mm厚と2mm厚の商品画像
神ヤスリの画像

▲ 神ヤスは「スポンジに貼り付けた布ヤスリ」と思っていただければいいかと思います。120~10000の番手、1mm、2mm、3mm、5mm、10mmの5種類の厚さで発売しています

神ヤスリでパーツを削っている画像
厚みの違う神ヤスリをならべた画像

▲ 布ヤスリは柔らかく、入り組んだところに便利ですが、反面コシが弱いので面などを磨くときに使いにくいことがあります。布ヤスリの利点にコシを加えるスポンジを組み合わせたのが神ヤスなのです。厚みごとに適したコシと硬さにしていますので、それぞれどのような場面に効果的なのか解説していきます

1mm厚

神ヤスリ1mm厚の使い方の画像
▲ 1mm厚はとても奥まった小さい面の内側などにも研面がきちんと当たってくれます。微妙なコシによって切削面に均等に接するので、ヤスリがけのコントロールしやすいです

2mm厚

神ヤスリ2mm厚の使い方の画像
▲ 2mm厚はキャノピーなど、アールが急な面でも研面が当てやすく、スポンジのしっかりとしたコシで無理な力をかけずにヤスリ掛けをすることができます。透明なパーツも無駄に深い傷を付けずに仕上げられます

3mm厚

神ヤスリ3mm厚の使い方の画像
▲ 3mm厚はアール面でも逆アール面でも、どちらに対してもある程度対応できるコシがあります。さまざまな曲面に馴染むため用途の幅が広く、使い勝手のいい厚さです

5mm厚

神ヤスリ5mm厚の使い方の画像
▲ 広い曲面や緩やかな曲面などにちょうどいいコシの強さで、ある程度の厚さもあるので持ちやすいです。曲面主体のもの作るときなどに持っていると便利な厚さの神ヤスです

10mm厚

神ヤスリ10mm厚の使い方の画像
▲ 10mm厚は他の神ヤスと違い、スポンジの硬さを大幅に変えてあり、曲面だけでなく、ある程度平面にも対応できるコシになっています。また硬さを活かし、角を使ってディテールの端までヤスリ掛けを行うことができます
神ヤス!スポンジ布ヤスリスペシャルパックの商品画像
▲種類が多いのでいろいろと試してみたい、という場合におすすめなのが「神ヤス!スポンジ布ヤスリ スペシャルパック(1430円)」。2mm~5mmの3種の厚み×11種の番手が1枚ずつ、計33枚がセットになっています。これで自分にあった神ヤスを探してみてはどうでしょうか

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