「下着素体娘 ラン」を和風ロリータスタイルに! こねこのしっぽ。&よしゅあん。によるドール風作例【ギルティプリンセス】
2023.09.12Tonyʼsヒロインワークス 月刊ホビージャパン2023年10月号(8月24日発売)
和風ロリータでランをデコレーション
Tony×マックスファクトリーのプラモデル企画『ギルティプリンセス』の新情報をお届けする本コーナー。今回は下着素体娘のランをベースに布製衣装と装飾を施した改造作例をご紹介しよう。ドール風作例ということで、月刊ホビージャパンでは久しぶりの登場となるモデラー、こねこのしっぽ。、よしゅあん。が担当。下着素体娘のシンプルな形状を活かして独創性のあるロリータファッションを身にまとっている。テーマは「和ロリ」として着物風の形状も取り入れるなど、こねこのしっぽ。らしさ全開の作例となった。また次回ではこのランと対となるジェリーをご紹介予定。2ヵ月連続で珠玉のドール風作例たちをご堪能あれ。
■衣装最終デザイン&縫製、髪パーツ加工、顔パーツアイリペイント(担当/こねこのしっぽ。)
大変ご無沙汰しております、すでに忘れられたかもしれません。ドールライク作例屋。さんの…こねこのしっぽ。です。
ギルティプリンセス下着素体娘、ランちゃんをつくらせていただきました。厳かで神秘的なイメージの衣装、青色の下着を活かせるデザインにし、和ロリ仕上げにしています。
髪パーツは成型色に合わせ、瞬間カラーパテを混ぜ合わせて調色し、貼り合わせ、追加髪パーツとして「髪のハネ」部分をUVレジンで製作。パッケージイラストを参考に立体感を持たせるように盛り付け加工しています。部分的にシタデルカラーでぼかしを入れて、ツヤ消しスプレーを吹き、仕上げました。胸パーツは上部に瞬間カラーパテ フレッシュを使用し盛り加工してボリュームアップ。下着パーツの薔薇模様は、デザインナイフで彫り込み立体的にして、シタデルカラーで仕上げています。
衣装の右袖は、絹の古布をベースにアンティークレースを重ね、手縫いでロココリボンやビーズを縫い付けて装飾しています。スカート部分はレザーを使用したクリノリンスカートに手縫いでギャザーを寄せたチュールをあわせ、ロココリボンを縫い付けています。衣装とスカートに極小ハトメを使い、頭飾りともつなげたチェーンでスカートの位置を固定。
顔の表情パーツはオーバーメイクをして、作品のイメージに合わせてみました。また泣き顔パーツは、涙の表現として「瞬間クリアパテZ」を盛り加工しています。
■組み立て回収、塗装(担当/よしゅあん。)
塗装は脚周りに花柄のマスキングテープを貼り付け、その上からガイアカラーのプライマリーブルーを吹き付けています。乾燥後マスキングテープを剥がし、筆塗りにて細かな模様を付け足しています。
今回ランの武装は天使のイメージがあったので槍を製作してみました。槍の先端には3Dプリンターにて出力したものを使用しています。本体はジェリーに付属している鉄球の持ち手と3mmプラ棒を接着しています。布服に合わせて装飾には手芸用のメタルパーツを使用し、鎖も白と金が混ざった物を使用することで全体の雰囲気に合うようにしました。
マックスファクトリー プラスチックキット“PLAMAX” 下着素体娘ラン 使用
蒼天の啓示
製作・文/こねこのしっぽ。、よしゅあん。
ホビージャパンウェブではここまで! 詳しい製作方法や細部がもっと見たい、という方は現在好評発売中の「ギルティプリンセス モデリングコレクション」をぜひご覧ください。
これまでに発売&発表された『ギルティプリンセス』たちの美しい作例をまとめたムック本です。Tonyによる公式イラストコラムも収録された、シリーズファンはもちろん、これからガールズプラモをはじめる人にもピッタリな一冊です。
ⓒMAX FACTORY・Tony/Guilty Princess
こねこのしっぽ。、よしゅあん。
ふたり1組で製作を分担し、美少女プラモデルをメインに活躍。ドール風仕上げの作例を得意とする。