【マブラブ】日本帝国高等練習機「吹雪」を第207衛士訓練小隊B分隊仕様で再現!
2023.09.02日本帝国高等練習機を第207衛士訓練小隊B分隊仕様で製作!
コトブキヤ『マブラヴ オルタネイティヴ』プラキットシリーズに日本帝国が開発した高等練習機「吹雪」が初のラインナップ。一部「不知火」とパーツを共用しているものの、ほぼ全身を新規金型パーツで再現している。本アイテムをこれが月刊ホビージャパンプロモデラーデビューとなる長尾南昴がレビュー。劇中に合わせて第207衛士訓練小隊B分隊仕様で製作し、各機を再現可能なモデルとして完成させた。
第207衛士訓練小隊B分隊の訓練時配置
実機を使用しての戦術機操縦訓練では、白銀武、榊千鶴、彩峰慧の3名と御剣冥夜、珠瀬壬姫、鎧衣美琴の3名に分かれて行われた。ポジションは以下の通り。白銀(No.6 突撃前衛)、榊(No.1 強襲掃討)、彩峰(No.4 強襲前衛)、御剣(No.2 突撃前衛)、珠瀬(No.5 砲撃支援)、鎧衣(No.3 強襲掃討)。
待望の戦術機ニューキット「吹雪」の作例を担当させていただいた長尾南昴です。ついに待ちに待った吹雪がキットになりましたね! すでに組まれた方もいるでしょうが、キットの構造としても設定上のベース機の不知火を踏襲したような構成で思わずニヤリとなりつつも、より洗練されて組みやすさが感じられる内容です。
■胸・胴体
L9、L13の襟にあたるパーツを一度切り離し、さらにL4、L5を取り付ける周辺を削り込みます。切り離したL9+L13の襟パーツとL4、L5のパーツを背面パーツ(R6+R9)にセットすることで、スライドして取り付けられるように加工しています。
■脚
足甲パーツ(G1)上部の出っ張りをカットして後ハメ化しています。浮かせたりすると目立つかかとの肉抜きはプラ材で埋めました。
■跳躍ユニット
インテーク部分の縁を削り込みました。
■付属品
手持ち用の突撃砲はマウントの取り付け穴をプラ板で埋めています。ガンマウントは設定にあるマガジン交換用アームをスジ彫りでそれらしく再現。ミサイル弾頭はキットのモールドを削り取り、シーカーレンズも含めて3Dプリント品に置き換えました。32基を同じ形状にそろえるなら、プラパイプなどからの新造や市販パーツを使用するよりも、こちらのほうが効率よくできます。アニメ劇中のアップシーンが印象的だった支援突撃砲のセンサー部(M9)も3Dプリント品に置き換え、ハイキューパーツの円形メタリックシールとウェーブのH・アイズを組み合わせたものを貼り付けています。
■塗装
基本的に組立説明書のカラーレシピベースです。
本体青1=クールホワイト+クリアーブルー+クリアーレッド+ウイノーブラック(数滴)
本体青2=スージーブルー+本体青1
機体各部センサー=白下地の上から蛍光グリーン+蛍光イエロー+クールホワイト
関節部=サーフェイサーエヴォ ブラック
ハンドなど=ブラック+ホワイト+パープル+マルーン
突撃砲=自作の武器用バイオレット
管制ユニットオレンジ=エヴァオレンジ
ツヤ消し=Ex-フラットクリアー
肩に貼るナンバーデカールは01〜06までの選択式ですが、今回は全部+ナンバーなしも用意しました。また、人がアクセスすることが多そうな胸部を中心にハイキューパーツのデカールや同じくfirstAge所属のかいん氏製作デカールを貼っています。各部の丸モールドにはハイキューパーツの2DDステッカー、肩関節部分やシリンダーはハセガワのフィニッシュシート、突撃砲センサーには蛍光フィニッシュシートを貼っています。
コトブキヤ戦術機プラモデルコンテストの受付も始まっていますし、今後のキット展開も楽しみです。
コトブキヤ ノンスケール プラスチックキット
97式戦術歩行高等練習機 吹雪
製作・文/長尾南昴(firstAge)
吹雪
●発売元/コトブキヤ●9460円、発売中●18cm●プラキット
© aNCHOR / オルタネイティヴ第三計画
長尾南昴(ナガオナンコウ)
関西の模型サークルfirstAge所属の関東在住モデラー。「今回の作例製作中に個人的に予約していた吹雪が9個届きました」。