夏にぴったりな「ゾンビ」プラモをドライブラシで雰囲気たっぷりに仕上げる!! シタデル シェイドカラーで特徴的な肌も一瞬だ!コトブキヤ「ゾンビノイド」【水性塗料ペインティングLAB.】
2023.08.13水性塗料ペインティングLAB. 月刊ホビージャパン2023年9月号(7月25日発売)
「END OF HEROES ゾンビノイド」
4体イッキ塗り!
製作・文/むっちょ
安全、安心、環境にも優しくて高性能だけどまだまだ認知度が低く使っている人も少ない「水性塗料」の可能性をお届けするコーナー。水性塗料に熟知した“水性アクリルボーイ”むっちょがさまざまなジャンルのキットを水性塗料で仕上げます。
むっちょからの熱い要望を受け、コトブキヤのゾンビプラモデル「ゾンビノイド」をペイントしてみました。以前からウォーハンマーなどミニチュアでクリーチャーを塗っていた経験もあって、ゾンビの表現は得意とのこと。血や傷、生物的な肌を表現するため普段以上に気合いを込めて塗っています。有機的な表現にピッタリなシタデルカラーのレシピも参考に、公私ともにゾンビを愛するむっちょ渾身の作例をご覧ください。
今回使用している塗料
肌=レイクランド・フレッシュシェイド、セラフィム・セフィア
服=アグラックス・アースシェイド、アンゴール・フレッシュ、ブルーホラー
ハイライト=パリッドウィッチ・フレッシュ、ウルサーン・グレイ
傷=カルロブルグ・クリムゾン、コエリア・グリーンシェイド
血糊=ブラッド・フォー・ザ・ブラッドゴッド
みなさんこんにちは! とうとう2023年の夏がやってきました。Tシャツ、短パン、ゾンビの夏! です。むっちょです!
今回は季節に合わせて「END OF HEROES」からゾンビノイドの4体をペイントします。1/24スケールでしっかりと作り込まれた手のひらサイズのゾンビたちを、シタデルカラーで雰囲気たっぷりに塗っていきましょう。
■アゴニーとバイター
ガシガシ遊べるゾンビのプラモデル! ということで、プライベートでも作った男ゾンビのふたり。軸の定まっていない、歩く死体ならではのポーズを好きなようにとらせて遊べることに大興奮です。もう1回彼らをペイントできるサイコーの機会を逃したくありません。
■ゾンビ女子ズ
そして最近ラインナップに加わった「レッチドガール」と「フォールンクイーン」は名前の通り、女のゾンビたちです。
小学生のとき、ゲームの説明書に載っていたイラストを見て、「セクシーなゾンビってなんかイイな」となったのを思い出します。このシリーズのキャラクターデザインをしているイラストレーターのスーパーログ氏のジャケ絵も超クールでした。
■カギはシェイドとドライブラシ
小さいながらもメリハリのついた造形をしているので、サフ無しのお手軽塗装でもバッチリ見映え良くなるのがこのキットの良いところですね。ウォッシング専用塗料のシタデル・シェイドシリーズ、そしてドライブラシとの相性が良すぎます。ガシガシ遊ぶことを考えると、塗膜が薄くて済むのはとても良いことなのです。
アゴニー
バイター
フォールンクイーン
レッチドガール
完成!
END OF HEROES ゾンビノイド
●発売元/コトブキヤ● 各2310円(男)、各2750円(女)、発売中●1/24、約7.2~7.5cm●プラキット
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Ⓒ KOTOBUKIYA
むっちょ
“水性アクリルボーイ”。本誌およびMOOKでキャラクターキットの水性塗料仕上げを披露するなどペイント技術が高いが、模型製作についてはまだまだ勉強中の身。去年キックしたボードゲーム、「Marvel Zombies」の到着を心待ちにしている。