「HG ガンダムシュバルゼッテ」完成度の高いキットをさらに見映えよくディテールアップ!【水星の魔女特集】
2023.08.08MDX-0003 ガンダム・シュバルゼッテ【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2023年9月号(7月25日発売)
ジェターク社のGUND-ARMを最速キットレビュー!
ガンダム・キャリバーンと並んで、2023年7月の水星HGとして発売されたガンダム・シュバルゼッテ。キットは本機を象徴する武装、ガーディアンのさまざまな分離・合体形態を再現しているだけでなく、ガンビットの発光部分にプラスチックシールを採用し独特の質感を表現。ギミックの面でも模型表現の面でも充実した仕様となっている。Blondy51による作例では、武装の銃口などの細かな箇所をディテールアップし、キットの地力を引き立てて製作している。
■はじめに
今回は『機動戦士ガンダム 水星の魔女』クライマックスに登場したガンダム・シュバルゼッテの作例を担当させていただきました。
普段と比べてはるかに製作時間が少なかったのですが、限られた時間内で行えるディテールアップで見映えがよくなるよう、工夫して製作するようにしています。
■工作
スタイルや可動箇所などは素組みのままでも充分な完成度です。なので工作は、さらに見映えをよくするためのディテールアップに留めました。
ディテールアップ箇所
・ブレードアンテナのシャープ化
・胴体パーツの合わせ目消し
・肉抜きされたパーツをエポパテで埋める
・ガンビットと腕の銃口部分をハイキューパーツ ツインパイプ2でディテールアップ
・スラスター部分をコトブキヤ プラユニットでディテールアップ
■塗装・仕上げ
白色部分=ニュートラルグレーI(ガイアカラー)
紺色部分=エヴァダークブルー(ガイアカラー)
グレー部分=エヴァパープルグレー(ガイアカラー)+レッドブラウン(GSIクレオス)
スミ入れはエナメル塗料のダークグレーとフラットブラック。
トップコートはEx-セミグロスクリアープレミアム(ガイアカラー)。
ビームブレイドの刃は劇中に合わせて青系でグラデーション塗装をしました。
■まとめ
今回はスケジュールの都合で過去最短期間での製作となりましたが、キット自体が素組みでもパーツの合わせ目が目立たない設計だったおかげで、なんとか期日内に完成させることが出来ました。そのぐらい作りやすいキットですので、週末の時短模型製作なんかにピッタリなんじゃないかなぁ~? と思いました。
『水星の魔女』完結の余韻に浸りながら組んでみるのもいいかもですよ!
BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット “ハイグレード” ガンダムシュバルゼッテ 使用
MDX-0003 ガンダム・シュバルゼッテ
製作・文/Blondy51
HG ガンダムシュバルゼッテ
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●2090円、発売中●1/144、約13cm●プラキット
Ⓒ創通・サンライズ・MBS
Blondy51
メカから女の子までキャラクターキットを幅広く手掛ける実力派モデラー。巧みな仕上げ&塗装にご注目。