HOME記事キャラクターモデル「30MM スピナティオ(将軍仕様)」をすくー流にカスタマイズ! 機体色を変更し、双頭のドラゴンを装備した姿に!!

「30MM スピナティオ(将軍仕様)」をすくー流にカスタマイズ! 機体色を変更し、双頭のドラゴンを装備した姿に!!

2023.07.17

EXM-A9rsg スピナティオ-龍将軍-【BANDAI SPIRITS 1/144】 月刊ホビージャパン2023年8月号(6月23日発売)

EXM-A9rsg スピナティオ─龍将軍─イメージカット

プレミアムバンダイ限定キットをさらに自分好みにカスタイマイズ!

 30MMと言えば近年プレミアムバンダイ限定販売の「30 MINUTES MISSION ANOTHER EXAMACS PLAN」シリーズキットも続々ラインナップされている。“既存機種の公式カスタイマイズ例”とも言える「ANOTHER EXAMACS PLAN」はより30MMの世界観を広げるとともに、毎回新規パーツも用意されているということもありユーザーからの注目を集めている。ということで、ここでは「ANOTHER EXAMACS PLAN」の中でもスタイリッシュなシルエットで人気な「スピナティオ(将軍仕様)」をさらにカスタイマイズを施した作例をお届け。ちょうど一年ぶりとなる若手モデラー・すくーが製作を担当し、機体色を変更し、キット内の余剰カスタマイズパーツを2セットぶんふんだんに活かしつつ仕上げている。

スピナティオ─龍将軍─解説

 将軍仕様のスピナティオにさらに強化を施したワンオフ機。炎と氷の魔法攻撃を操ることができ、飛行能力まで備えていることから一騎当千の戦闘力を誇る。まるで生きているかのような動きをするドラゴンヘッドユニット2基が最大の特徴で、火を噴く様はまさにドラゴンそのもの。近接武装を大量に携えており、戦場においては味方機体に武装支援も可能とサポート能力にも優れている。

EXM-A9rsg スピナティオ─龍将軍─ 全体画像 正面、背面
▲カスタイマイズパーツは可能な限りキット内のものを活用しているが、“氷の剣”としてブルーのクリアーパーツを使用した「カスタマイズウェポンズ(エネルギー武装)」の合体剣を装備させた
EXM-A9rsg スピナティオ─龍将軍─構え画像
▲「スピナティオ(将軍仕様)」の機体色は本来鮮やかな赤だが、今回は青と紺を基調にしつつ差し色に金色をチョイスし、上品で落ち着いた雰囲気に仕上げている
塗装前の頭部パーツ
▲頭部はほぼキットのまま活かしているが、角を延長した上で尖らせた。一度切り落とし、根本をプラ板で増強した
頭部アップ画像
▲基キット同様、戦闘モードと待機モードを表現できる
槍と薙刀を持たせた全体画像
▲槍と薙刀を持たせた状態
蛇腹ユニット1
蛇腹ユニット2
▲蛇腹ユニットはパーティングラインを小さな凸部と一緒に削り、エッチングパーツを埋め込むことでディテールアップ
バックパックに組み付けたドラゴンヘッド画像
▲今回の作例の最大のポイントとも言えるドラゴンヘッド。蛇腹ユニットと組み合わせてバックパックに組み付けた。どちらも「オプションパーツセット4(戦国アーマー)」のパーツだが、「スピナティオ(将軍仕様)」にも成型色が赤のものが同梱されている。今回はそれをキット2セットぶん使用して2基こしらえた
バックパックアップ画像
▲バックパックのスタビライザーは待機状態の下げたスタイルにし、さらに弓矢中継ユニットを付け加えた。そこに薙刀と槍をマウントさせた。これらのカスタイマイズパーツは「カスタマイズウェポンズ(戦国兵装)」が初出だが、今回のキットにも余剰カスタマイズパーツとして用意されている
ドラゴンヘッドユニットと弓矢中継ユニットを外した全体画像
▲ドラゴンヘッドユニットと弓矢中継ユニットを外し、スタビライザーを上げれば本来の「スピナティオ(将軍仕様)」のシルエットに近い軽装状態に
鞘&太刀画像
▲成型色違いの「スピナティオ」右肩アーマーのほうは、サイドアーマーとしてチョイス。右側には鞘&太刀を2本、左側はこのキットの新規武装である大太刀と、「スピナティア(コマンド仕様)」のコンバットナイフをマウントさせている
各武器パーツ画像
▲各武装とスタビライザーは先端にランナーを切ったものを溶着させ、その後削ることで鋭く仕上げている
塗装前の全体画像
▲塗装前の状態。キットに付属する余剰カスタマイズパーツをふんだんに使用したことをお分かりいただけただろうか
脚部アップ画像
塗装前脚部パーツ画像1
塗装前脚部パーツ画像2

▲脚のカスタマイズとして、太モモとふくらはぎの間に「スピナティア(コマンド仕様)」の太モモを接続して延長した。キット内には「スピナティオ」の肩アーマーの成型色違いのものが入っているので、左肩のほうをふくらはぎに付け加えた

コンバットナイフ画像
大太刀画像

▲大太刀とコンバットナイフは丁寧に塗り分け、刃部分の金属色はフィニッシャーズカラーのフォーミュラークロームを使用した

■双頭龍を駆る英雄
 みなさんお久しぶりです。月刊ホビージャパン2022年8月号のアルトぶりに作例を担当させていただきます。お題は将軍仕様のスピナティオで、量産機ではなくワンオフ機体を意識しながら製作しました。もっとも将軍仕様自体がワンオフ機だと思いますが…、そこはさらなる上位機種ということで! 余剰カスタマイズパーツのドラゴンヘッドにひと際目が惹かれたため、2基装備させました。機体名にも反映させています。

■本体・武装
 バックパック上部両側にドラゴンヘッドを接続し、シルエットがかなり大型化しております。しかしながら、本体がボリューム負けしてしまいますので、腰アーマーの大型化、ふくらはぎのカスタマイズにより全体のバランスを整えてます。ふくらはぎにはスピナティア(コマンド仕様)の太モモパーツを組み込んでいます。ドラゴンヘッドは火を噴くだろうから、対となる氷の要素もなにか取り入れたいところ。そこで、直近で発売されました「カスタマイズウェポンズ(エネルギー武装)」の合体剣を“氷の剣”として持たせてみました。図らずともブルーのクリアーパーツがイメージにピッタリです! 近接武装はいかにもなものばかりをチョイスしたので、こういうファンタジーなものが良いアクセントとなりました。「オプションパーツセット12(ハンドパーツ/マルチジョイント)」の握り拳も使用しました。

■塗装
 青と紺の2色を基調に塗装しています。マスキングを多用し、細部にメタリックカラーでアクセントを付けました。武装は基本単色成型のものが多いため、刃の部分のシルバーを入れたりと、色分けに力を注いでいます。

■カラーレシピ
紺=ブルーサンダーバーズカラー(Mr.カラー)
青=ブルーエンジェルスカラー(Mr.カラー)、MSブルーZ系(ガンダムカラー)
フレーム=ガンメタル(ガイアカラー)
武器=ジャーマングレー(Mr.カラー)
ゴールド=スターブライトゴールド(ガイアカラー)
シルバー=フォーミュラークローム(フィニッシャーズカラー)

BANDAI SPIRITS 1/144スケール プラスチックキット “30 MINUTES MISSIONS”スピナティオ(将軍仕様)使用

EXM-A9rsg スピナティオ─龍将軍─

製作・文/すくー

30MM EXM-A9sg スピナティオ(将軍仕様)
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●2750円、3次受注中、9月〜発送予定●1/144、約13cm●プラキット●プレミアムバンダイ販売アイテム

©BANDAI SPIRITS 2019

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すくー(スクー)

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