ジョーハウンドのカスタム作例! 専用カラーに塗装されたビャクチ検証機との模擬戦用機体
2023.07.20NA10/3 ジョーハウンド(演習用)【BANDAI SPIRITS 1/72】 月刊ホビージャパン2023年8月号(6月23日発売)
ビャクチ検証機の対戦相手としてチューンアップされた北米軍旧型AMAIM
開発が進められている「ビャクチ局地戦用検証機」の対AMAIM模擬戦用機体として用意された「ジョーハウンド(演習用)」。すでに旧型機であり、最新鋭機のテストベッドであるビャクチの対戦相手としては心もとない部分もあるが、シャーリーが自らチューンしており、現用機とも渡り合えるようアップデートされている。sannojiによる作例はHGジョーハウンドを使用して専用カラーに塗装。HG境界戦機ウェポンセットも組み合わせて演習仕様として完成させた。
HG 1/72 境界戦機ウェポンセット
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●1650円、発売中●1/72●プラキット
HG 1/72 境界戦機ウェポンセット3
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●1650円、発売中●1/72●プラキット
■ジョーハウンド(演習用)
今回は演習で使用したジョーハウンドを製作しました。「ビャクチベース新型機開発時の摸擬戦の敵役」という機体設定をふまえて、汚しはせずに多少使い込んでいる感じを出す仕上がりを狙っています。
■工作内容
キットは程よくディテールが入っていてストレートに組んでも充分にカッコいいので、隙をなくす工作を中心に行いました。頭部アゴ下にある肉抜きはプラ板と瞬間接着剤で埋め、同様に腰部リアアーマー下部に懸架しているライフル用予備弾倉の肉抜きも埋めておきます。かかとの裏側はモールド入りプラ板で塞ぎました。胸部機銃の銃口は厚みが気になったので、スチールバーでグリグリっとえぐって縁を薄く加工。股間下部のアクションベース接続用の穴は、取り外し可能なフタパーツをプラ材で製作しました。
■塗装・仕上げ
レジスタンス組織“アラハバキ”が運用した機体カラーで塗装しています。基本塗装は装甲のエッジ部分を中心に下地としてブラックをエアブラシで吹き付け、その下地がうっすらと残るように本体色を上から重ねます。しっかり乾燥させたら本体色に白を少量混ぜてやや明るくした色を装甲の面の部分にエアブラシでやさしく重ねます。スミ入れ&組み上げ後に水性ホビーカラーの焼鉄色を各パーツのエッジ部分を中心にスポンジでポンポンと軽くスタンプしてダメージ表現を入れていきます。次に水性ホビーカラーのシルバーで同じようにダメージ表現を入れます。ダメージ表現が単調にならずメリハリをつけるために2色使ってみました。
本体色1(濃い青)=風群青+アルティメットホワイト+メカサフ ヘヴィ
本体色2(薄い青)=風群青+ブライトロイヤルブルー+アルティメットホワイト+メカサフ ヘヴィ
グレー1(胸部装甲)=ニュートラルグレーII+ブラック(少量)
グレー2=メカサフ ヘヴィ
グレー3=焼鉄色
ベージュ(腰部サイドのグレネード用予備弾倉)=ダークアース+ホワイト
黄土色(腰部リアアーマーのライフル用予備弾倉ホルダー)=ダークアース+ホワイト+ダークイエロー
デカールは30 MINUTES MISSIONS 水転写式デカール汎用②を使用。最後に水性ホビーカラーのつや消しクリアー(同うすめ液で希釈したもの)をエアブラシで吹いて完成です。
■終わりに
静岡ホビーショーで各メーカーからいろいろな新商品の発表がありましたね。欲しいものがどんどん増えるので普段はあまり買わない宝くじを買おうと思いました(違っ!)。それではまた。
BANDAI SPIRITS 1/72スケール プラスチックキット“ハイグレード”ジョーハウンド 使用
NA10/3 ジョーハウンド(演習用)
製作・文/sannoji
HG 1/72 ジョーハウンド
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●2640円、発売中●1/72、約12cm●プラキット
©2023 SUNRISE BEYOND INC. ©2021 SUNRISE BEYOND INC.
sannoji(サンノジ)
パーツ加工、部分改修、スクラッチなどを問わず、工作箇所を元キットに違和感なく馴染ませることを得意とする。