「メイドロイド・クオン」作例到着! 肌塗装で忍者メイドをさらに明るく魅力的に【ギルティプリンセス】
2023.06.29Tonyʼsヒロインワークス 月刊ホビージャパン2023年8月号(6月23日発売)
待望の褐色忍者メイド“クオン”キット化!! ファーストレビューが到着
Tony×マックスファクトリーのプラモデル企画『ギルティプリンセス』の新情報をお届けする本コーナー。2023年6月発売予定の「メイドロイド・クオン」をさっそく製作してみた! ここ数年『ギルティプリンセス』を追い続けてきたファンならお気付きかもしれないが、このクオンは2022年発売のムック「Tony’sヒロインワークス ギルティプリンセス編」にて、イラストを再現したスクラッチ作例としても掲載されたキャラクターでもある。今回はムックでもスクラッチ作例を担当したニル・エットが製作。メーカーアイテムとしてイラストからどのようにキットに落とし込まれているのかにも注目してレビューしてもらった。
こんにちは、ニル・エットです。ついに「メイドロイド クオン」がキット化されました。このクオンは以前にMOOKにて、Tony先生のイラストから再現作例をさせてもらった経緯もあり、ボクにとって思い入れの深いキャラクターです。
ベースは既存のギルティプリンセスを採用されていますが、新規パーツとして髪、武装などが大きく追加され、髪の流れるラインや尖った耳の形状はイラストが忠実に再現されており細かなデザインが目を惹きます。
腰のリボンには左右合わせて6本の刀が収納出来る仕様となっています。刀の収納には中央に軸が立っており、そこに差し込むことでそれぞれが独立して保持できる仕様となります。この構造のおかげで塗装後もパーツ同士の干渉を最小限に抑えられるので嬉しいです。
さらに新規ハンドパーツにより短刀を2本同時に掴むなど忍者さながらのポージングが可能となっています。
褐色肌は暗めな印象になりがちですが、クオンはこれまでイラストを見る限り明るい性格のキャラクターに感じたので、その雰囲気に合わせて魅力的に見えるように肌の塗装を行いました。
ブラウンフレッシュ(フレームアームズ・ガールカラー)をベースに、ペールブラウン(ラスキウス)で縁に影色を入れた後、ブラウンフレッシュにホワイトを加えた物でハイライトをいれています。
実際にキット化されたクオンを製作してみて、まさに忍者メイドという設定に相応しいクールな面持ちと元気いっぱいな性格がしっかりと表れていてギルティプリンセスの進化を感じます。
マックスファクトリー プラスチックキット“PLAMAX” GP-06 ギルティプリンセス
メイドロイド・クオン
製作・文/ニル・エット
メイドロイド・クオン
●発売元/マックスファクトリー、販売元/グッドスマイルカンパニー●8000円、6月予定●約16cm●プラキット
ここしばらくメイドロイドたちの下着素体モードばかり描いている気がしますが(笑)。今回もクオンが発売ということで、クオンの下着モード改造ならこんな感じがいいかなという絵にしてみました。下着の色は黒か白かを悩みましたけどやっぱり褐色の肌には純白の方が映えるかなという感じで、さらに装備は忍者っぽくマフラーだけをつけたりしてみましたけどこれが思った以上にフェティッシュなイメージが強化されてほんとハマりますね。そして武器はクオンとランにそれぞれ付属しているカマとクサリを加工して鎖鎌とか持たせてみるといいかなと思っています。鎖を手足に巻き付けたりするのも良さそうです。こうなるとやっぱり褐色肌の下着素体ボディも欲しくなってきますね。
イラスト・文/Tony
ⓒMAX FACTORY・Tony/Guilty Princess
ニル・エット
女の子プラモをメインに製作するモデラー。スクラッチから塗装までハイクオリティな作例を手掛ける。