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「ガンダムフォワードVol.11」掲載、urahana3の緻密な塗装で魅せる「ストライクガンダム」をチラ見せ!!

2023.06.26

GAT-X105 ストライクガンダム【BANDAI SPIRITS 1/100】 月刊ホビージャパン2023年8月号(6月23日発売)

GAT-X105 ストライクガンダム イメージカット

ガンダムフォワードVol.11
掲載作例をちょい見せ!!

 月刊ホビージャパン2023年8月号とともに発売中のホビージャパンMOOK「ガンダムフォワードVol.11」では『機動戦士ガンダムSEED』を特集! TVシリーズをメインに主役MS「ストライクガンダム」をはじめとする「GAT-X」シリーズにスポットを当てて、初期GAT-Xシリーズ5機のMG作例を本書用に作り起こし。さらにGAT-Xシリーズに連なる系譜の機体を再現したスクラッチ作例も掲載。というわけで本書に掲載される作例の中から、urahana3製作のストライクガンダムをちょい見せ。ハイディテールな造形を活かしたプラスアルファの塗り分けで、キットのポテンシャルを高めている。

表紙はコチラ!

ガンダムフォワードVol.11

●発行元/ホビージャパン●1320円、発売中●A4判

GAT-X105 ストライクガンダム 全身画像
GAT-X105 ストライクガンダム 背面画像
▲主に白い外装部分を白とグレーのツートーンに、凸または凹モールドやフレームおよび関節の一部をシャンパンゴールドで塗り分けている
GAT-X105 ストライクガンダム頭部比較画像
▲形状変更などは行わず、アンテナをシャープ化してタガネで各モールドを彫り直している
GAT-X105 ストライクガンダム頭部へのパーツ取り付け画像
▲側頭部のバルカン砲はキットのモールドを削り落としてからピンバイスで開口し、メタルパーツ(ハイキューパーツのEZガンマノズル ショート S1.7mm)に置き換えた
GAT-X105 ストライクガンダム 素組みとの全身比較画像
▲キット素組み(左)との比較。元々キットに備わっている各部パネルラインやモールドを活かして塗り分けたことで、それぞれの形状が認識しやすくなり大幅に情報量を高めることができた。特にフレーム部のメタリックカラーで塗装した箇所が目を惹くアクセントになっている
GAT-X105 ストライクガンダムがコンバットナイフを両手で持って構えている画像
▲ノーマルのストライクでの主武装となるコンバットナイフ「アーマーシュナイダー」は腰部サイドアーマー内に収納可能
GAT-X105 ストライクガンダム 太もも側面の収納パーツ画像
GAT-X105 ストライクガンダムのひざ下パーツ
▲ヒザ下のフレーム部分は曲げたときに内部が露出するので、スジ彫り入りのプラ板を貼ってディテールアップ
初期GAT-Xシリーズ5機を並べた画像
▲ガンダムフォワードVol.11ではもちろんエールストライク状態で掲載。月刊ホビージャパンを代表するモデラー陣がそれぞれにテーマを持って製作した初期GAT-Xシリーズ5機のそろい踏みをご覧いただきたい

 私はキットそのものに手を加えるというより、昨今の元からハイディテール化されている複雑なモールドが多く入ったキットをいかに塗装で差別化するか、カッコよく仕上げるかに重点を置いています。塗り分けをするということは設定と違った色にするということですので、違和感を生まないことや、それがより効果的に見える必要があります。
 基本的には腕やヒザなどの関節部分に対して、中心に組まれている部分、可動するイメージのある部分を金属色にしてアクセントをつけることが多いです。関節をすべて金属色にしてしまうと自然なインパクトが薄れてしまうので、マスキングを駆使して一部の色だけを変えることで関節の複雑なメカ構造を際立たせるといいますか、アクセントを付けつつ「組まれている感」を演出しています。
 ほかにも凹ディテール、凸ディテールに関してアプローチすることが多いです。ちょっとした段差を基点に色を変えることで、多重構造感や複雑さを演出できます。重要なのは、ひとつのパーツ単位で安易に色を変えるのではなく、ディテール単位で考えて色を変え、全体で見たときにいかに効果的に作用させるか、です。全体をメタルカラーで塗ってしまうのではなく、ちょっとしたポイントに配置する。そうすることで、いたずらに派手ではなく緻密で繊細な印象を作り出すことができます。

BANDAI SPIRITS 1/100スケール プラスチックキット “マスターグレード” エールストライクガンダム Ver.RM 使用

GAT-X105 ストライクガンダム

製作・文/urahana3

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©創通・サンライズ

urahana3(ウラハナサン)

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