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ウェザリングで自分なりのアレンジを! 汚しを楽しむ定番テクニックに挑戦!【機動戦士ガンダム 水星の魔女 もっと楽しむガンプラ!】

2023.06.21

模型遊びのド定番! 初めてのウェザリングで楽しく汚そう 月刊ホビージャパン2023年7月号(5月25日発売)

ウェザリングで自分なりのアレンジを! 汚しを楽しむ定番テクニックに挑戦!【機動戦士ガンダム 水星の魔女 もっと楽しむガンプラ!】
HG ハインドリー メイン画像

もっと!『水星の魔女』プラモデルを楽しもう!

模型遊びのド定番! 初めてのウェザリングで楽しく汚そう

 ストレート組みからもうワンランクアップしたガンプラ製作テクニック解説。模型に自分なりのアレンジを加えてみましょう。ウェザリングは汚し表現とも言われ、スケールモデルでは定番の技法であり、塗料メーカーからはさまざまな表現に合わせた専用の塗料が発売されています。
 ここでは「ウェザリングをやるのは初めて」というモデラーのRe-taが担当。“汚し”心得を先輩モデラーのけんたろうに教えてもらいながらチャレンジしてみました!

教えてくれる人/けんたろう

挑戦する人/Re-ta


ウェザリング前にまずはスミ入れから

スミ入れのためにパーツを選んでいる画像
▲ウェザリングを行う前に、モールドへスミ入れをします。作業時にうすめ液がパーツを浸食し、圧力で割れることがあるので、組み立て前に行いましょう
パーツにスミ入れをしている画像1
▲外装部分にはタミヤスミ入れ塗料のダークブラウン。フタに付属する筆でモールドをなぞっていきます
パーツにスミ入れをしている画像2
▲先にスミ入れをすることで、後から塗ったウェザリング塗料がモールドに流れ込むことを防ぐ効果があります
スミ入れ後乾かしている画像
▲ひと通り外装パーツに流し込みが終了したら乾燥へ
パーツにスミ入れをしている画像3
▲グレーの内部パーツにはスミ入れ塗料のブラウンを使用。パーツの色によってスミ入れの色を変えて、メリハリを付けてみましょう
はみ出した塗料を綿棒で拭き取っている画像1
▲パーツが乾燥したら拭き取りへ。綿棒にうすめ液を含ませてはみ出した余分な塗料を拭い取ります
はみ出した塗料を綿棒で拭き取っている画像2
▲パーツが割れることがあるので、うすめ液の付けすぎに注意しましょう
スミ入れが完了したパーツの画像
▲拭き終わるとモールドの奥部分に塗料が残り、立体感が出ました

ドライブラシで擦れた表現を追加

ドライブラシで塗装する画像1
▲乾いた筆で塗料を擦り付けるドライブラシで、摩耗や擦れた表現をしてみます。毛が痛むため、安価なものや使い古した平筆などを使いましょう
塗装途中のパーツ画像
▲塗料は水性ホビーカラーのヨモギ色をチョイス。外装より明るい色を使うことで擦れた雰囲気を演出できます
ドライブラシで塗装する画像2
▲シールドの部分で、どのように擦れるかを想像して行います。盾の中央がもっとも擦れて、端にいくほど傷がなくなるイメージで塗ってみました
ドライブラシで塗装する画像3
▲楽しくなってやりすぎないように、こまめに確認しましょう。エッジ部分にもドライブラシをすることでハイライトの効果も出せます
塗装後のパーツ画像
▲ドライブラシ後の様子。擦れ傷が入ってリアルな雰囲気となりました。筆一本で簡単にできるドライブラシ技法にぜひチャレンジしてみてください

泥から砂まで好きな汚しを加えてみよう

GSIクレオス Mr.ウェザリングカラー サンディウォッシュに筆を付けている画像
▲汚しの醍醐味ともいえる泥や砂汚れを施してみましょう。ここではGSIクレオスが発売するMr.ウェザリングカラーから、サンディウォッシュで砂汚れを加えます
塗料を付けた筆をティッシュで吹いている画像
▲『水星の魔女』の作品に合わせて控えめな汚しにしています。やり方はドライブラシと同様、塗料を取って筆を拭ってこすり付けましょう
塗料を拭いた筆をパーツにこすりつけて砂汚れを表現している画像
▲砂汚れは足元だけに入るように、アクセントで黄色みが残るくらいに抑えます。作品の舞台や機体に合わせたイメージを持ってウェザリングを行いましょう
汚し表現(ウェザリング)塗装を終えた足パーツの画像
▲汚し後の状態。機体外装がキレイなのに足元だけ汚れていてはアンバランスに見合えてしまいます。ここでは外装の少しの擦れ具合に合わせ、砂汚れも抑えめにしました

完成!

HG ハインドリー 完成 正面 背面画像
▲完成後の姿。スミ入れと外装のハイライトで立体的になりました。ランスの先端にはMr.ウェザリングカラーのグランドブラウンでアクセントを入れています

©︎創通・サンライズ・MBS

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けんたろう/Re-ta(レータ)

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