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【境界戦機】HGケンブ斬を重装備カスタム! マルチジョイントフレームとウェポンセットを活用したオリジナル作例「ケンブ斬ヘルファイア」

2023.06.10

ケンブ斬ヘルファイア【BANDAI SPIRITS 1/72】 月刊ホビージャパン2023年7月号(5月25日発売)

ケンブ斬ヘルファイア イメージカット

マルチジョイントフレームとウェポンセットで重装備カスタマイズ

 HG境界戦機ウェポンセット4 マルチジョイントフレームを使用した模型オリジナルのカスタマイズAMAIMをJUNIIIが製作。ベースとしてHGメイレスケンブ斬を使用し、発売中の境界戦機ウェポンセット各種を組み合わせた重装備機体として完成させている。マルチジョイントフレームの活用法としてぜひご参照いただきたい。

ケンブ斬ヘルファイア 正面
▲本体は腕部と脚部のマルチジョイントフレームを使用し、ケンブ斬らしさを残すため頭部と肩部はそのままとしている。ケンブ斬の使用しないパーツを利用して太モモにサブアーム、ヒザに増加装甲を追加。スネ側面にはマルチジョイントフレームの肩部を補助推進装置として使用し、全体的なカラーはケンブ斬の赤白を反転させたイメージとした
頭部パーツ
▲ケンブ斬の頭部はブレードアンテナ先端部を削り込んでシャープ化。マルチジョイントフレームの頭部は頬当て内側の肉抜きを瞬間接着パテで埋めた
胴体後部
▲胴体後部左右にある三角形のダクトはスジ彫りモールドを追加。コクピットハッチ前側の肉抜きはプラ板でふさいだ
ウェポンラック
▲ウェポンラックはエポパテ、プラ板、プラ丸棒を使用して各開口部を埋めている
右肩アーマー
▲右肩アーマー側面にマウントラッチを追加。ウェポンセットで使用しなかったパーツを加工して肩アーマーに埋め込んでいる。マルチジョイントフレームの上腕はケンブ斬の肩パーツのボリュームに合うよう前後面にプラ板を貼って調整した
太モモ部分
▲太モモ側面に境界戦機ウェポンセット3の余剰パーツである北米系AMAIMのハンドパーツとケンブ斬の袖パーツを組み合わせたサブアームを追加。ヒザの増加装甲はケンブ斬の足甲パーツを加工して接着固定している
マルチジョイントフレームの肩部
▲マルチジョイントフレームの肩部を増加推進装置として使用。ウェポンセットの使用しないパーツで開口部をふさぎ、下部にコトブキヤM.S.G「ダクトノズルII」角ノズルを追加。前後面軸穴はプラ丸棒でふさいで、ウェーブ「H・アイズ」の裏側にメッキテープを貼ったものでセンサー状にディテールアップした

ケンブ斬ヘルファイア 背面
▲背面はマルチジョイントフレームのウェポンラックを使用

HG 1/72 境界戦機ウェポンセット2
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●1650円、発売中●1/72●プラキット

180mm携行擲弾砲、40mm携行短機関砲、マルチランチャー、(背部懸架型)多連装小型誘導弾発射機を使用

HG 1/72 境界戦機ウェポンセット2 1
▲各部銃口部はドリルで開口。マルチランチャーは肉抜きを瞬間接着パテで埋めた
HG 1/72 境界戦機ウェポンセット2 2
▲小型誘導弾発射機はマルチジョイントフレームのリアスカートラックと組み合わせて使用している

HG 1/72 境界戦機ウェポンセット3
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●1650円、発売中●1/72●プラキット

レーザー砲、大型シールド、ソードを使用

HG 1/72 境界戦機ウェポンセット3 1
▲レーザー砲は前腕に接続できる軸を追加し、それに伴いトリガーグリップの位置を変更。レーザー砲口は一度開口してからプラパイプを仕込み、中にアクリル丸棒から削り出したものを差し込んでいる
HG 1/72 境界戦機ウェポンセット3 2
▲ソードは脱着しやすいよう磁石式マウントに変更。ホルダー側にも同じ位置に磁石を仕込んでいる。磁石はハイキューパーツのネオジム磁石を使用
HG 1/72 境界戦機ウェポンセット3 3
▲シールドは元の大型シールドの下側部分のみを使用。腕部接続用の軸を追加し、上部のバーは側面を開口してプラ丸棒を差し込んだ
各種武装を装備した状態のケンブ斬ヘルファイア
▲各種武装を装備した状態。主にHG境界戦機ウェポンセット2および3を使用している
マルチジョイントフレームの頭部とリスアカートラックを組み込んだ状態 正面
マルチジョイントフレームの頭部とリスアカートラックを組み込んだ状態 背面

▲マルチジョイントフレームの頭部とリスアカートラックを組み込んだ状態

製作した武装一覧
▲製作した武装一覧。レーザー砲は前側とケーブルを塗り分けてアクセントにしている
レーザー砲江尾構えた姿勢
ケンブ斬ヘルファイア 完成画像
▲マルチジョイントフレームを使用することで拡張性が大幅に向上し、さまざまなカスタマイズを楽しむことができる。塗装で色の雰囲気を統一させることで違和感なく馴染むので、MAILeS系カスタマイズにぜひ活用してほしい

■カスタマイズを楽しもう!
 今回はマルチジョイントフレームを使ってお気軽に(?)カスタマイズを楽しみます。マルチジョイントフレームは各所に3mm径の軸穴があるので利用できそうな武器やパーツを付けてオリジナルのAMAIMを目指します。ベースはメイレスケンブ斬(以下ケンブ斬)を使い、「なるべくケンブ色を残してほしい」とのことだったので、頭部、肩、腰部リアアーマーを使用しています。胴体はケンブ斬のものをそのまま使用。まずはこれをベースにして組み立ててからいろいろと妄想を膨らませます。「ウェポンセット2とウェポンセット3を組み合わせたカスタマイズを!」とキットを渡されたので、とりあえず全武装を仮組みしてから合わせて妄想に突入です(ガトリング持たせたいよなぁ…)。

■塗装
 今回は仕上げの色よりも暗めに調色したものを塗装してから仕上げの色を塗装するやり方で行っています。塗料はGSIクレオスのMr.カラー、フィニッシャーズのフィニッシャーズカラーを使用。
赤=マルーン→MSサザビーレッド
白=ニュートラルグレー+ウイノーブラック→クールホワイト
黄=オレンジ→MSイエロー
フレーム=ピュアブラック→ニュートラルグレー+パープル+ウイノーブラック
ダークレッド=ピュアブラック→MSサザビーレッド+ウイノーブラック
ロングソード=ピュアブラック→ファインシルバー+チタニウム
 希釈したエナメル塗料でスミ入れ作業→ツヤ消しクリアーでトップコートしてツヤを整えています。

■お小遣いと相談!?
 どのウェポンセットを使うか迷いますが、お気に入りの装備を組み合わせて自分だけのAMAIMを作って楽しみましょう。装備だけでなくオリジナルカラーに挑戦するのも楽しいですよ。

BANDAI SPIRITS 1/72スケール プラスチックキット“ハイグレード”境界戦機ウェポンセット4 マルチジョイントフレーム+メイレスケンブ斬

ケンブ斬ヘルファイア

製作・文/JUNIII

HG 1/72 メイレスケンブ斬
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●2750円、発売中●1/72、約14cm●プラキット


HG 1/72 メイレスケンブ斬の商品ページ

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©2023 SUNRISE BEYOND INC. ©2021 SUNRISE BEYOND INC.

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