ディテールアップパーツで解像度アップ!HGディランザ製作テクニック【機動戦士ガンダム 水星の魔女 もっと楽しむガンプラ!】
2023.06.07ディテールアップパーツを活用して解像度アップ 月刊ホビージャパン2023年7月号(5月25日発売)
もっと!『水星の魔女』プラモデルを楽しもう!
ディテールアップパーツを活用して解像度アップ
ストレート組みからもうワンランクアップしたガンプラ製作テクニックを解説します。最初のテーマは「ディテールアップ」。HGシリーズは設定画に合わせた形状やディテールになっていますが、プラモデルとしてのメカ的な説得力を高めるなら細部の仕上がりにもこだわりたいところです。そこでHGディランザ(一般機/ラウダ専用機)を題材に、市販されている各種ディテールアップパーツを使用してキットの解像度を高めていきます。
解説・文/Blondy51
ディテールアップ箇所を決定
丸モールドのディテールアップ
各種モールドを追加
完成!
■はじめに
今回はほぼストレート組みで、市販パーツを使ってディテールアップしました。簡単な工作と筆塗りで、お手軽にワンランク上の仕上りを目指しております。
■工作
キット自体はほぼ素組みですが、各パーツのゲート跡は神ヤス!を使って整えました。素組みのままだと「太モモ」「ヒザ下」「ビームライフル」の合わせ目が気になったので、流し込み接着剤「Mr.セメントSP」を使って溶着しています。接着面に接着剤を流し込んで半日乾燥させ、神ヤス!の400〜1000番で研磨しました。溶着作業が面倒な場合はゲート跡を神ヤス!等で整えるだけでも仕上がりがきれいになると思います。
■塗装・仕上げ
今回は原則成型色のままです。塗り分けが必要なカメラアイの緑色と、本体に追加したプラユニットを馴染ませるために緑色の箇所を筆塗りしました。ビームバルカン等、部分的に差し色で水性カラーの黒鉄色を筆塗りしています。
カメラアイの緑=ビリジアングリーン
本体緑=ミクグリーン+ニュートラルグレーIV+ダークグリーン
スミ入れは林哲平さんのやり方を真似てアクリル塗料で行っております。エナメルカラーと違い、プラが割れる心配がないのでおススメの方法です。トップコートはMr.カラーGXスーパースムースクリアーつや消しです。
■まとめ
私自身、最近は成型色を活かした簡単仕上げにハマっております。今回の作例のように市販パーツを使ったディテールアップも結構簡単なのでぜひ挑戦してみてください。
©︎創通・サンライズ・MBS
Blondy51(ブロンディゴーイチ)
メカから女の子までキャラクターキットを幅広く手掛ける実力派モデラー。巧みな仕上げ&塗装にご注目。