ボールジョイントで可動域を拡大! MODEROID「エステバリス陸戦フレーム」のアクション性を引き上げる!!【機動戦艦ナデシコ】
2023.06.05エステバリス 陸戦フレーム【グッドスマイルカンパニー】 月刊ホビージャパン2023年7月号(5月25日発売)
1996年放送のSFロボットアニメ『機動戦艦ナデシコ』より、主人公テンカワ・アキトらが乗る人型機動兵器エステバリスがMODEROIDでプラキット化! 木星からの侵略者に対抗するため、ネルガル重工が開発した人型機動兵器エステバリス。コクピットと動力源を兼ね備えるアサルトピットの換装により、さまざまなタイプのフレームを使用することができる。2体同時リリースとなった陸戦&空戦フレームをおれんぢえびす&澤武慎一郎に製作してもらった。
関節のボールジョイント化でさらにアクション性を高める
今回は主人公テンカワ・アキトが最初に登場した陸戦フレーム。キットはアサルトピットの分離・変形も可能でラピッドライフルはもちろん、ワイヤーパーツを接続することでワイヤードフィスト射出を再現できるなど、最新キットに相応しい内容となっている。作例は肩と股関節をボールジョイント化し、さらに可動域を拡大。よりさまざまなアクションが楽しめるエステバリスが完成した。
■はじめに
今回は『機動戦艦ナデシコ』よりエステバリス陸戦フレームです。テレビ放送当時のバンダイのキットより小顔でスマートにアレンジされていて、各部エッジも立っており時代の流れを感じます。組み立てもストレスなくスムーズに進みました。
■頭部
マスク部分は先に塗装を済ませてからマスキングして作業を進めました。目や口のモールドをクッキリさせるためにケガキ針で軽くけがきました。
■胴体
肩の関節をボールジョイント化するためにボールジョイントの軸受を埋め込みました。股関節もボール軸を差し込んでボールジョイント化しました。
■腕部
肩の関節はボール軸を差し込みました。マニピュレーターのラピッドライフル用とイミディエットナイフ用で指がつながっているので、接着後につながっている部分を切ります。ライフルもナイフも上から差し込めるので問題ありません。
■脚部
股関節は太モモの上部にボールジョイントの軸受けを固定。ヒザとスネのインナーパーツはリング状の部分を、ピンのある所で切って後ハメ加工しました。かかとの履帯は、合わせ目とパーティングラインの処理のためにディテールを削っていったんフラットにしてから、プラペーパーを貼って再現し直しました。
■オプション
ラピッドライフルは銃口をピンバイスで開口したのみです。
■塗装
ピンク部=ピンク40%+蛍光ピンク20%+ホワイト35%+イエロー5%
グレー部分=ライトグレー70%+ホワイト30%
その他=ネービーブルー100%
グッドスマイルカンパニー ノンスケール プラスチックキット “MODEROID”
エステバリス陸戦フレーム
製作・文/おれんぢえびす
MODEROID エステバリス陸戦フレーム
●発売元/グッドスマイルカンパニー●4800円、発売中●約12cm●プラキット
ⓒ Production I.G/ナデシコ製作委員会・テレビ東京
おれんぢえびす
月刊ホビージャパンベテランモデラー。大胆なディテールアップと形状アレンジで個性ある作品を生み出す。