<<前のページ
RAYWOODの充電式エアブラシを使って屋上塗装<<
シールドを仕上げる一連の流れで3色迷彩のポイントを押さえる
3色迷彩のHow toはシールド部分で解説! 大きな面積で実演してもらった。
▲塗装前のシールド。中央部分は溶きパテで鋳造表現のようにしている
▲繊細な細吹き作業の実演を行うため、室内の塗装ブースに移動。ハンドピースは屋外の時と同じで口径は標準の0.3mm
▲まずは例のごとく吹き付ける塗料を準備。一番明るいダークイエローから順に暗い色へ吹き付けていく
▲シールド以外のパーツでお試し。この時点では3色迷彩のカラーパターンのことは考えずにべた塗りしても問題ない
▲パーツのエッジにこのくらいマホガニーの下地が残るくらい薄く塗り重ねると、完成した時立体感がさらに増す
2色目から細吹きの練習!
▲0.3mmのノズルでも、低圧、近距離、希釈を適切に調整すれば写真のような細吹きが可能。キットに塗る前に必ず試し吹きしてから塗装しよう
▲塗り絵のように、まずは迷彩の輪郭を塗っていく。適度にボカしながら薄く吹いていくとリカバリーが効きやすい
▲輪郭が塗れたら中を塗っていく。このときもトリガーの引きを最小限に絞り、注意深く吹き付けよう
3色目で迷彩のバランスを整える!
▲3色の中で一番色が濃いレッドブラウンを塗装。2色目の時以上に気を使って塗装しよう
▲3色目もまずは輪郭を、次に中を塗っていく
▲2色目で失敗した部分があれば3色目で塗り潰してしまおう
エアブラシ塗装が終わったら筆塗りで締める!
エアブラシ塗装をしたあと、さらに作品のクオリティを上げる作業が“締めの筆塗り”。本作例では第二次世界大戦末期のドイツ軍の車両に見られた「光と影迷彩」にならい、ドットを筆で打っていく。ここまではラッカー塗料で作業していたが、ここからはアクリル塗料を使うことで簡単なリカバリーを可能にする。
ラッカー迷彩の上からアクリル塗料で点を打つ!
▲ダークイエロー2に対応するタミヤアクリルがダークイエロー
▲ダークグリーン2に対応するタミヤアクリルがNATOグリーン
▲レッドブラウン2に対応するタミヤアクリルがリノリウム甲板色
▲筆塗りでもスピード優先のコジマ大隊長。塗料のフタをパレット代わりに使用する
▲それぞれに対応する色ではない2色の面に点々を描き込んでいく。ダークイエローの点々は、ダークグリーン2とレッドブラウン2の上に塗ることになる
▲ランダムに点々を打っていく。点々はアクリル系塗料を使用しているため台所用洗剤などを使えばあとからいくらでも拭き取れる。臆せず描き込んでいこう!
▲NATOグリーンのドットをダークイエロー2とレッドブラウン2の上に打っていく
▲ダークイエローで点を打ち過ぎた! と思った部分も、NATOグリーンで上から塗ってしまえばOK
▲最後にリノリウム甲板色をダークイエロー2とダークグリーン2の上に打っていく
▲最後に全体的なバランスを見ながら点を打ち、やり過ぎないラインで完成させよう
シールドの中央部分にもテクスチャーを付ける
▲使い古した筆で叩き付けるように溶きパテを塗り、2~3日充分に乾燥させる
▲本塗装はメカサフヘヴィのエアブラシ塗装。この状態からドライブラシをかけていく
▲タミヤアクリルのバフでドライブラシを行う。筆に付いた塗料をウエス等で充分に拭い、パーツに擦っていく
▲この工程でもアクリル塗料を使用しているため、色が乗り過ぎたと思えば簡単に落とすことが可能だ
シールド完成!
これらの工程を経てシールドが完成! このように、ひとつパーツが完成すればそのパーツを基準に他のパーツも塗っていこう。
本体の迷彩は組みながら塗ろう!
▲本体の迷彩パターンを塗る時はパーツ単位ではなく、ブロックごとに塗装すればまとまりが良くなる
▲特に2色目からの迷彩色(今回で言うとグリーン)はパーツを跨いで塗る必要がある
▲写真の様に、塗装後に組み立てるタイプのパーツもなんとなく位置を合わせて
▲迷彩のラインがつながりそうな形状を想定して塗装すると自然な仕上がりになる
>>次ページ
シャドウ吹きやスパッタリングで仕上げる!>>
Ⓒ創通・サンライズ