フロント管理社の警備モビルスーツをキットベースで製作

　ブリオン社製モビルスーツであるデミシリーズの中でも戦闘に特化したタイプの機体「MSJ-OP122 デミギャリソン」。劇中では主にフロント管理会社の警備モビルスーツとして運用されており、第2話冒頭や第12話でのフォルドの夜明けによるプラント・クエタ襲撃時などでの戦闘シーンが記憶に残る。本機をHGデミトレーナー（チュチュ専用機）をベースにコボパンダが製作。形状の異なる部分をプラ板やパテを用いたスクラッチで精度高く再現している。

デミシリーズの形状を比較！

■フロント管理社の警備モビルスーツ
　デミシリーズの戦闘特化仕様機、デミギャリソン。初登場時から惚れ込んで編集部に志願して製作しました！　物語が進むにつれていい感じの存在感（やられメカ役として）を出している本機、武装や推進系の強化が見受けられ、訓練用とは明らかに違うゴツさが最高に魅力的です。ブリオン社いいもの作ったなぁ～。作例ではデミトレーナーとデミトレーナー（チュチュ専用機）をミキシングしつつ、特徴的なフェイスやバーニア等はプラ板とパテで新造しました。

■形を寄せていく
　基本的なベースはチュチュ専用機を軸にしています。バックパックや頭部バルカン砲など、似ている箇所が見受けられます。頭部はバイザー部分をデミトレーナーから移植しつつ、チュチュ専用機の頭部にエポパテを盛り付けて形を作りました。トサカ、バイザーガード、アンテナ基部がパテで、一度盛り付けた後で取り外しできるようにして設定画の形状に合わせていきます。胴体はデミシリーズ共通なので、ほぼそのままです。フンドシに追加装甲があるので、上部はパテで新造しました。肩アーマーは右側をデミトレーナーから移植して左右をそろえています。肩のバーニアはプラ板の箱組みで形を作りつつ、塗り分けしやすいように二層構造にしています。ヒザ部分はデミトレーナーのパーツを基に、プラ板を継ぎ足して形を作りました。バーニア基部の半円は丸パイプを切ってあとから接着できるようにしています。ビームガンは設定画がなかったので、映像を観ながら形状を推察して作りました。バックパックもチュチュ専用機を軸に、5mm角棒と余ったランナーで形を出しています。

■その他
　全体的にマッシブになったぶん、少しだけプロポーションを変更しています。太モモ部分でプラ板を使って延長し、軸もそれに合わせて1mm延長しました。足首もプラ板を足して1mm延長しています。ヒザ関節側面や靴裏、腰部フロントアーマー裏側の肉抜きはエポパテで埋めています。

■塗装
本体ライトグレー＝ニュートラルグレーII＋ニュートラルグレーIII
本体グレー＝ニュートラルグレーII＋RLM66ブラックグレー＋ブルー（少々）
関節色＝RLM75グレーバイオレット＋メカサフ ライト＋MSレッド（少々）

Ⓒ創通・サンライズ・MBS