スプリンター&サークル迷彩で1/35輸送型スフィンクスとキュスターをMAX渡辺が製作!横山宏による1/76スフィンクスも【Ma.K. in SF3D】
2023.07.271/35スフィンクスに装甲スーツを搭載!!
こちらの記事に続くスフィンクス特集第2弾!!
全長約38cmのレインボウエッグ製1/35レジンキットをMAX渡辺が新たに製作。ハセガワ製メルジーネ、グスタフを各3体搭載した輸送型に改造し、同スケールの海洋堂キュスターとともに大迫力のサークル迷彩で仕上げた。さらに横山宏による1/76スケールのテンボウキッサ製レジンキットも紹介。双胴の巨大ホバー兵器の魅力にどっぷり浸かっていただこう。
シュトラール軍 野戦自走ロケット砲 スフィンクス 製作/MAX渡辺
■レインボウエッグ祝!! 20周年♪♪ Part 2
めでたいお祝い事は何度やっても楽しい♪ので、もう一度言いますよ♪ レインボウエッグ20周年AnniversaryおめでとうございMAX!! そんなわけで、2ヵ月の別ネタを挟んで再びのレインボウエッグフィーチャー回です!! お題はスフィンクスパート2!! こちらの記事にて全面再塗装で2パターンお披露目させていただいた一機に加え、どうしてもやりたいコトがあったので、もう一機建造しました!! ソレは!?
■兵員輸送、超大事!!
そう、兵士を運ぶ車両! 戦争において補給、兵站って超重要ですよね♪ でも模型的、絵的にはチョットばかり地味目になりがち。でも兵士がズラリ、整然と並ぶサマは畏怖をおぼえる壮観さです。『Ma.K.』だったらソレはスーツだろうと。今まで宇宙船内に居並ぶフリーゲ&カウツなど1/20でやった経験もあり、とても気持ち良い絵が作れました。
今回は1/35、しかも公式な設定や絵がありません。ファーストイメージはもちろんナッツロッカーの兵員輸送Ver.からいただきました。P.K.A.がズラッと、しかし可愛く並んでいるイニシエのイラスト。コレに挑戦したい気持ちはあったのだけど、当時はとにかくハセガワ1/35ナッツロッカーのキットをたくさん塗りたかったので、泣く泣くスルーしていたネタです。今回お題はスフィンクス。後ろから突っつかれ、攻められたら弱そうと思ったので後部機銃座を増設。我ながら良い作例が出来たわい♪とご満悦。さて次は何しようとひとしきりスフィンクスを眺めます。と、「この脚の間、何か積めるじゃん♪♪」と。
■タマゴを抱いたカニとか虫とか
「このスキマ、イイ感じにスーツが挟まって埋まったら、凄く面白い絵が作れる!」とザックリ採寸すると互い違いに配置すればシュトラールスーツが6機載せられる! コレだ!! となりました。この6が凄く重要で絶対偶数ぢゃなきゃだし、そして4だと足りないんです!! ココにはハセガワ1/35グスタフ&メルジーネを3キット使いました。全部同一機体ではなく、パイロットの顔が見えるグスタフがいるのも絵的にとっても良いんです◎ 無人機にスーツごと載せられる6人、シビれますよね! スーツは未起動状態っぽく、手脚はダラリと弛緩した感じに。スフィンクスに固定する装置はソレらしくジャンクパーツを寄せ集めて作り、シャチョーモデリングで×6複製して使用しました。
■よせばイイのに超大変なカラーリングを敢えて選ぶヤツ
さてカラーリング。大好きな冬季迷彩もアタマをよぎりましたが、KATOOOさんがすでにやってるからカブリは無しだなと。シュトラールっぽい鋭角なスプリンター迷彩も、ポヤポヤランダムな三色迷彩もやったので色を変えるだけだとイマイチ絵的に面白くないなぁ。そこで「メチャクチャ面倒臭いけど大好きな」ツートンスプリンター迷彩に◎をあしらうカラーリングを選びました。WWII末期のドイツ戦車に見られたカラースキームが元ネタと横山センセ。ウェーブの3Qモデル版1/20メルジーネパッケを初出とするこのカラーリング、大好物❤︎なのです。過去にもずいぶん塗ってますが飽きないパターンのひとつ。繰り返しますが、メッチャ面倒臭いんですけどねっwww。
ブルーグレーとオフホワイトでテキトーに塗り分けた後、手描きの黒◎模様をさまざまなサイズでデカールプリントして貼り付け、その上から筆塗りするカンタンなお仕事です♪♪ スーツのほうにも同様にかなり小さな黒丸デカールを貼ってアタリとし、ソレをなぞります。丁寧に描き過ぎないのがミソ♪♪ 後のウェザリングと相俟ってヤレた感じ、汚れた感じを膨らませてくれます。
■オマケの海洋堂キュスター可愛い♡
前回、海洋堂キュスターに乗り遅れた模型芸人、1ヵ月遅れで乗っかります♪♪ うん、1/35キュスターSo Cute♪♪ 可愛いわぁ~1/20よりずいぶんと組みやすいし頑丈! そしてあっという間に組み上がり、塗りあがります♪♪ コレ超大事!
工作はセンセに倣ってスモークディスチャージャーに配線コードを這わせ、アンテナ立てただけです♪ そして◎◎塗り♪♪ 今後『Ma.K.』シーンはこのお手軽なのに満足度の高い1/35が主流になるかも? と予感させる組み心地、塗り心地でした。PLAMAX 1/35ファルケも年内ローンチですしね♪♪(MAX渡辺)
レインボウエッグ 1/35スケール レジンキット
シュトラール軍 野戦自走ロケット砲 スフィンクス
製作・文/MAX渡辺
協力/鈴木孝、楡木一之
スフィンクス
●発売元/レインボウエッグ●44000円、8月予定●1/35、約38cm●レジンキット
シュトラール軍 野戦自走ロケット砲 スフィンクス 製作/横山宏
MAXさんが「シュトラールの無人兵員輸送ホバー」という設定で超カッチョイイ作例を仕上げてきたぞぅ!!
直線を中心に構成されたメカはサークル迷彩がまぁよく似合うこと! 月刊ホビージャパンで40年前に「改造しちゃアカン!」宣言をした松本州平先生本人から「二代目改造しちゃアカン!」を頂いてきたわしとしては「あんまり改造しちゃイヤン!」と言わないといけないのだっ。
ということで2度目のスフィンクス特集です。ということで最近再販された1/76スフィンクスのレジンキットを持ってきましたよ。前回のスフィンクス特集の時に「次回はわしが1/76のスフィンクスを持ってくるよ」と編集部で宣言したのを今回の特集の撮影当日になって思い出し大急ぎで仕上げて持ってきましたよ(笑)。
このスフィンクスはマシーネンのミニスケールキットをずっと作ってる「テンボウキッサ」が2014年から販売してるもので、「レインボウエッグ」の1/35キットのディテールも参考にしながら独自のディテールも入れてありなかなかよくできたキットになっています。9年前の2014年に58歳のわしが塗って以来ずっと放置していたものを今回は当時には存在していない「ウェザリングカラー」で20分くらいでササッと汚して仕上げて持ってきました。放置してたのでしっかりホコリがたまってたんだけど、ウェザリングカラーで汚しながら本物のホコリを除去するというちょっとおかしなことやってきました。
20cm以下の手頃な大きさだから、小さいこともまた「正義」って感じです。同じ1/76の日東のナッツロッカーが再販されたらぜひ並べてみてね。
9年前塗った時からはアンテナが1本取れていたりしたけどそのまま仕上げました。「まぁ、アンテナが1本ない状態でもいいかな」ってことでそのまま撮影してもらいました。マシーネンはどこか壊れていてもそれが楽しくて気にしなくなる“鈍感力”が発揮できるのがいいよね。でもMAXさんの作例の塗装があまりにカッチョ良くて「ヤバいっ! 小さいやつにもやっぱり迷彩追加しなきゃ!」ってことで撮影後に家に持って帰ってから大急ぎで修理! 迷彩も「9年塗り」で追加塗装!! それを屋外で撮影してみました。次回9年塗りをする時はわし76歳になってるわ〜っ!
テンボウキッサ 1/76スケール レジンキット
シュトラール軍 野戦自走ロケット砲 スフィンクス
製作・文/横山宏
1:76 SPHINX
●発売元/テンボウキッサ●6600円、発売中●1/76、約17cm●レジンキット
ワンフェス2023[夏]でLabubu×Ma.K.新作フィギュア発売!!
2023年7月30日(日)に千葉・幕張メッセで開催される「ワンダーフェスティバル2023[夏]」でMaschinen Labubu(卓番号4-23-08)が新作の塗装済み完成品を発売!! 爆弾を持ったS.A.F.Sの全高は約18cmで約9.5cmのLabubuのミニパイロットが付属する。
S.A.F.S“THUNDERBOLT”with mini Labubu Pilot
●発売元/Maschinen Labubu●36000円、7月30日発売(WF会場販売)●約18cm(S.A.F.S)、9.5cm(パイロット)
吉本プラモデル部チャンネルに横山宏出演! 1/35キュスターを紹介
パンクブーブー・佐藤哲夫らによる吉本プラモデル部のYouTubeチャンネル「吉本プラモデル部チャンネル」(https://www.youtube.com/channel/UCyFMyW21clACQTYSwFmN1ow/videos)に横山宏が出演!! 海洋堂1/35キュスターや同社の1/35フィギュア、動物を紹介する。2023年7月より配信予定なので要チェック!
ダムトイズ×Ma.K.アクションフィギュア第3弾ジャンプスノーマン
ガンスボーイ、ガンスボーイ社長に続くダムトイズのアクションフィギュア第3弾“ジャンプスノーマン”が発売される。スノウマンをモチーフにしたCOALDOGによるデザインで多くの付属品がセットとなる仕様だ。
ダムトイ×COALDOG×横山宏 1/12 アクションフィギュア ジャンプスノーマン
●発売元/ダムトイズ●35750円、8月下旬予定●1/12、約18cm
© Kow Yokoyama 2023 © Kow Yokoyama 2023 Illustrated by Kasing Lung Produced by How2work