【本日発売】「山本五十六撃墜作戦 オペレーション・ベンジェンス」【軍事選書シリーズ】
2023.12.12山本五十六戦死の真相に迫るアメリカ側のノンフィクション
軍事選書シリーズ最新刊は、太平洋戦争のひとつの転回点となった山本五十六戦死の真相に迫るアメリカ側のノンフィクションを邦訳。
1943(昭和18)年、南太平洋ブーゲンビル島上空における山本五十六連合艦隊司令長官機待ち伏せ、撃墜した「オペレーション・ベンジェンス(報復作戦)」(日本側呼称「海軍甲事件」)。この作戦に参加し、山本機に致命傷を与えたレックス・バーバーというパイロットを中心に作戦参加16機と、ガダルカナル戦の様相を、パイロットであった著者ダン・ハンプトンならではの描写で語られます。
日米両軍の失敗や弱点にも言及し、作戦の背景と詳細を、残された史料の精査と作戦当事者への取材により徹底追及。さらに、日本語版である本書では、日本人研究者による最新の撃墜状況などについての解説も掲載いたします。
CONTENTS
はしがき
序 レックス・バーバーJr.、レックス・バーバー三世
序章 一九四三年四月一八日 南太平洋
第一部
第一章深まる危機
第二章夜明け
第三章倒れたが、負けはしない
第四章剣が峰
第五章アメリカ軍反攻の最前線
第二部
第六章かりそめの命
第七章崇高なる勇気
第八章いかなる犠牲を払っても
第三部
第九章サメとイルカ
第一〇章八本指の侍
第一一章復讐
第一二章弔鐘
終章
謝辞
参考文献
付録 現地調査で浮かび上がる山本長官機墜落時の状況 坂井田洋治
訳者あとがき
PICK UP
ロイ・ゲリネル作「任務完了」:山本五十六の乗る爆撃機(G4M1一式陸攻、機体番号323)がブーゲンビル島南部のジャングルに墜落する数秒前の状況を描いた秀麗なイラスト。レックス・バーバーの攻撃により左のエンジンが止まり、機体が大きく傾いている点に注目。バーバーが操縦するミス・バージニアの左垂直尾翼後方には、護衛のゼロ戦三機が見える。(イレーヌ・グリネル氏提供)
試し読み
■序章 一九四三年四月一八日 南太平洋
■付録 現地調査で浮かび上がる山本長官機墜落時の状況 坂井田洋治
続きが気になるところですが、試し読みはここまで!
続きが気になる方は、ぜひお手に取って続きをご覧になっていただければと思います。
『水上爆撃機「瑞雲」』の全容を伝える唯一の著作「瑞雲飛翔」や、伝説的名著「北欧空戦史 ―なぜフィンランド空軍は大国ソ連空軍に勝てたのか」等、数々の名著を出している軍事選書シリーズの最新作。山本機撃墜事件を、日本では露出が少ないアメリカ側からの記述で語られる、戦史研究者も必見の「山本五十六撃墜作戦 オペレーション・ベンジェンス」。ぜひご覧ください。