待望の1/100キットを最速レビュー！

　月刊ホビージャパンに一歩先駆けて、ついに発売された「FULL MECHANICS ガンダムエアリアル」。『機動戦士ガンダム 水星の魔女』初の1/100スケールキットかつ、組みやすくハイディテールなFULL MECHANICS でのリリースということで、楽しみにしていたファンも多いことだろう。キットはエアリアルの外観上の特徴であるシェルユニットを、クリアーカバーと赤メッキパーツで立体的に再現。ビットステイヴや装甲裏のディテールにも配慮が行き届いており、ブランド名に恥じない表現がなされている。哀川和彦による作例では、これらFULL MECHANICSのポイントを活かして製作。キットのスペックを最大限引き出している。

■はじめに
　とうとう1/100でもガンダム・エアリアルが発売です。HGで一体成型だった箇所も別パーツ化され、適度なディテールや脚部の連動ギミックなどMGにも引けを取らない、想像を超えるキットとなっています。とても組みやすく、HGエアリアルを作った方にもおすすめです。

■頭部
　ブレードアンテナをシャープ化、ビームバルカンは開口しました。目は設定画どおりの形状ではありますが、自分の好みでヒサシに0.2mmプラシートを貼り、目幅を狭くして締りのある顔つきに変更しました。

■腕部
　シェルユニットのメッキパーツは着脱しやすいよう肩パーツ底面に穴を開けました。クリアーパーツは取り付けるとツメでロックされてしまうため、ロック部を少しだけ丸く削り着脱できるようにしています。

■胴体・脚部
　襟周りのモールドはピンバイスで穴を開けて市販パーツを埋め込み、腹部の丸モールドは一体成型のため削り取り、市販パーツを組み合せて別パーツ化しました。
　足首関節の肉抜き穴はプラ棒で埋めています。股関節は太モモ側の可動のクリアランスがギリギリのため、シェルユニットのメッキパーツ内側を削り込み調整しました。

■武器
　ビームライフルはネオジム磁石を埋め込み保持力を上げました。ビームサーベルも持ち手内側にプラ板を貼って太らせることで保持力を上げ、ガンビットの肉抜き穴はプラ板で埋めました。シールド形態やウェポンディスプレイの接続穴もあるのでこれらは埋めないように注意しましょう。

■塗装
白＝コールドホワイト
青＝風蒼＋アイスコバルトブルー
赤＝MSレッド＋シャインレッド
黄＝キアライエロー＋黄橙色
灰＝メカサフ ヘヴィ
　パーツ内側にもディテールが入っているのでグレーで塗り分け、付属のマーキングシールを貼りツヤ消しトップコートで仕上げました。

ⓒ創通・サンライズ・MBS