ティラノサウルスの本格プラモ! 骨と肉、両方楽しめる「プラノサウルス」【OPEN THE BOX 気になるプラモを開けてみよう】
2023.05.12
OPEN THE BOX 気になるプラモを開けてみよう 月刊ホビージャパン2023年6月号(4月25日発売)
骨と肉、どっちも触れて楽しいプラモ!
新旧問わずプラモの箱を開けてみようという本連載。今回はBANDAI SPIRITSの本格恐竜プラモ「プラノサウルス」シリーズから、ティラノサウルスをご紹介します。爬虫類・恐竜研究家の富田京一先生監修の元、恐竜を骨格から組み立てて楽しく学べるプラモデルになっています。最大の特徴は「骨格」と「肉」をひとつの箱で両方楽しめること。自分の指先から、恐竜の面白さを発見していくのです! 早速太古のロマンが樹脂化されたプラモを作っていきましょう。
文/三環しおん
説明書には最新の恐竜研究の成果がいっぱい!
博物館でもらえる館内案内みたい!
▲説明書は縦長。博物館でもらえる館内案内やパンフレットのような説明書になっています
組んで発見、読んで発見!
▲説明書にはこのように恐竜研究による成果がビシバシ収録されています。自分が組んでいるパーツがどのようなものだったのかがここで分かるんですね
ランナーは「肉」と「骨」
▲BANDAI SPIRITSのプラモは、ガンプラをはじめ内側と外側の二重構造のモデルが多いですが、まさか恐竜でそれをやってくるとは思いませんでした。パーツの形状も普段見ないような形状のものが多いので、ランナーを見ているだけで楽しいです
羽毛タイプのパーツもあります!!
▲このプラモ、骨格、外皮だけでなく「羽毛」という選択肢もあります。近年の研究で、ティラノサウルスには羽毛が生えていた可能性があるとされ、その状態を楽しめるパーツが付属します
外皮のディテールに注目
▲実際はこのような皮膚をしていたのかはわかりませんが、それも恐竜模型の良いところ。細かな凹凸と逞しい筋肉が、美しい彫刻で表現されています
▲羽毛や瞳、各部に色を足せるシールが付属します
まずは骨からだ!!
恐竜といえば骨格のほうが馴染みがありますよね。まずは一気に骨を組んでしまいます。工具を使わないでパーツを取り外せるので、プラモを買ってくるだけで作れます。
指でどんどんパーツを外そう!
▲ちょっと力を入れてあげれば、ぽろんとパーツを取り外せます。大胆にランナーから骨を解き放っていきましょう
骨が組み合わさる体験!
▲説明書には骨に関しての豆知識も多数掲載されています。説明書を読みながら骨が組み合わさる体験を楽しめるプラモはそうそうありません。BANDAI SPIRITSのピタリとパーツが合う感覚を楽しみながら、骨についても詳しくなっちゃいましょう
見慣れた関節が!
▲この模型は可動モデル。そのため骨の中にはガンプラなどでも見慣れた軸関節がそこかしこにあります。この関節のつき方や可動範囲は、ロボットのプラモのようにかっこいいポーズを取るというのではなく、ティラサウルスの骨格研究を反映したものとなっています
恐竜ビルドの準備!
▲骨格を楽しんだら、次は恐竜ビルドに移ります。まずは説明書の指示に従って各部を外します
骨でブンドドできる!!!
▲実際にティラノサウルスはどんな関節構造で動くのかを、骨をガシガシと動かすことで体感できます
恐竜をビルドする!!!
さきほど作った骨格に、外皮のパーツをセットしていくことでティラノサウルスがあなたの机の上にやってきます(骨格もティラノサウルスですが)。またパーツを半分だけつけて、博物館にある模型や断面図のように楽しんでも面白いです。
パーツの選択で楽しめるカットモデル
▲皮膚のパーツがあることで、このように骨格と皮膚によるカットモデル的な遊びも可能
羽毛タイプはシールで
さらにカッコ良くなる!
▲羽毛の部分には付属のシール貼り付け。羽毛のカラーがアクセントとなって、通常タイプとは雰囲気が変わります。羽毛の色はどんな色をしていたのかわからないので、ここだけペンや筆で塗って遊んでも楽しいでしょう
多くの人が思い描くティラノサウルス!
▲こちらは羽毛が生えていない「通常タイプ」と呼ばれる姿。外皮パーツをつけるとヒザが曲がらなくなりますが、他の部分はしっかりと動くので、迫力あるディスプレイを楽しめます
プラノサウルス ティラノサウルス
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●1430円、発売中●約21cm●プラキット
ⒸBANDAI SPIRITS