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HG「YF-29 デュランダルバルキリー」試作モデルを独占公開!

2023.04.25

YF-29 デュランダルバルキリー(早乙女アルト機)【BANDAI SPIRITS 1/100】 月刊ホビージャパン2023年6月号(4月25日発売)

HG「YF-29 デュランダルバルキリー」全貌公開!!

 前回にて第1報をお伝えした『マクロス』HGシリーズ第2弾「YF-29 デュランダルバルキリー(早乙女アルト機)」。今回ではギミック面など、さらに詳しい情報をお届けしよう。また、本アイテムの開発検討用試作モデルを月刊ホビージャパンにて独占公開するので合わせてご覧いただこう。

BATTROID

▲胸部は3軸構造で前後左右に可動。肩は前方への引き出し可動により両手でガンポッドを構えるポーズを自然に再現
▲肩・脚部のマイクロミサイルランチャーはハッチが開閉。弾頭部も細かく造形されている

FIGHTER

GERWALK

▲開発用CGモデルはパーツの色分けと付属のネーマーシールでカラーおよびマーキングを再現したものだが、ほぼ設定イメージ通りになっているのが見て取れる。キャノピーだけでなくフォールド・クォーツにもクリアーパーツが採用されている

▲シールドにはアサルトナイフを格納

HG 1/100 YF-29 デュランダルバルキリー(早乙女アルト機)

●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●4400円、8月予定●1/100●プラキット

水転写式デカールも同時発売!!

 HG YF-19同様に専用水転写式デカールも同時発売。より劇中再現度を高めたいなら確実に入手しておこう。

HG 1/100 YF-29 デュランダルバルキリー(早乙女アルト機)専用水転写式デカール

発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●770円、8月予定

「HG 1/100 YF-29 デュランダルバルキリー」はどのように誕生したのか!?

『マクロスF』ではアニメのメカ設定画にCGモデルを採用しており、YF-19と比較しても立体物に落とし込みやすい変形機構になっている。それならば差し替え変形にする必要がないのではと思われるかもしれないが、実際にはそう簡単なものではなかった。

開発COMMENT

サテライトさんからいただいたアニメのCGを立体出力用のデータに変換して出力したものが初期試作モデルです。アニメの中ではこの形状で動きまわっているのですが、製品想定サイズで出力してみたところいまひとつ立体映えしないと感じました。劇中のスラっとしたイメージを立体化してみると、全体的に細く感じられまして、ではこれをベースにどう進めていったかというと、実際に河森さんにもおうかがいしながら、河森さんと相談しつつ、同系列機体の手書きスケッチ(VF-25の初期スケッチ)の量感などを基に、細いながらも力強さを感じられるフォルムに調整しています。HGシリーズの差替三段変形(ショートカットチェンジ)ならではのアプローチで、既存の立体物とは異なる、この方法だからできるスタイルを、河森さんとともに模索、検討し、製品に落とし込んでいます。もちろん、作品をご覧になった皆さんの印象を崩さない範囲で調整しています。ブラッシュアップされたデザインを楽しんでいただければと思います。

初期試作モデル

▲こちらがアニメ用CGモデルから立体出力した初期試作モデル。アニメ用CGモデルと比較するとその通りの立体物だが、模型としては物足りなさを感じてしまう

アニメ用CGモデル

初期試作モデル

開発COMMENT

YF-19ではガウォーク形態にするときに胴体部分に専用パーツを必要としましたが、YF-29ではガウォーク専用パーツが存在しません。主翼部分と脚部は3形態共通で、機首と頭部、腕部の差し替えで済むという点ではYF-19よりも変形機構は組み込みやすいのですが、細身体型なぶん、強度を保つのに苦労しました。


プロポーション調整モデル

▲初期試作モデルをベースに河森氏の画稿や意見を参考に調整を行ったモデル。頭部や肩部がかなり大きくなっているのが確認できる。比較写真を見てもらえればより両者の違いが分かるだろう。ファイター形態のスタイリッシュなシルエットを保つためには、脚の間に両腕を挟む変形機構上、どちらも細くせざるを得ないということが改めて認識できる

初期試作モデル(左)
プロポーション調整モデル(右)

開発COMMENT

「マクロス」は40年続いている作品なのでファンの年齢層も広いですが、プラモデルのメインユーザーは30〜40代です。「マクロス」という作品だからこそ若い方にも組んでほしいという想いがあり、第1弾のYF-19に続く第2弾は『マクロスF』からのチョイスとなりました。「マクロス」は40年続いている作品なのでファンの年齢層も広いですが、プラモデルのメインユーザーは30〜40代です。「マクロス」という作品だからこそ若い方にも組んでほしいという想いがあり、第1弾のYF-19に続く第2弾は『マクロスF』からのチョイスとなりました。新旧の機体を並べられるシリーズとして皆様の期待に応えられるように、ラインナップの充実を目指していきたいと思っていますので、応援よろしくお願いいたします。

©2011 BIGWEST/MACROSS F PROJECT

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