HMM「レドラー ガイロス帝国仕様」をアニメCGのようなキレイな仕上がりに
2023.03.30もうひとつの音速空戦ゾイド
ガイロス帝国仕様の紫色のレドラーをお届けしよう。こちらはTVアニメ世代ではお馴染みのカラーで、ゼネバス仕様に続いて2023年3月の発売となった。トミー版発売当時と同じく、レドラーの火力を補う「ブースターキャノン」もゾイドカスタマイズパーツとして同時発売ということで、そちらも合わせた姿でご紹介しよう。
作例ではキャラクターキットを主戦場とするRe-taが担当。2000年のTVアニメ世代として当時のアニメCGのようにキレイな仕上がりを目指して製作している。各所ディテールアップや塗り分けなどキットにひと手間加えて完成度を上げるポイントも合わせて見ていこう。
HMMシリーズ新作、レドラーガイロス帝国仕様を担当しました。待望のレドラーがキット化ということで、とても楽しみに待っていました。キットを見るとプロポーションや可動が完璧な仕上がりで手に取って惚れ惚れとしてしまいますね。また、今までにないドラゴンっぽいポーズが取れるのもポイントです! 同時期に発売されたカスタマイズパーツのブースターキャノンセットを装備すると迫力が増して見ごたえのあるものになります。
■本体
キットレビューということでプロポーションの変更は行わず、スミ入れをしたときに目立つ箇所のディテールの彫り直し、合わせ目消しを重点的に行いました。
背中のジェット部分の一部パーツを昔のレドラーを模してキャップに変更しています。
脚周りのキャップが少し長く飛び出ている印象だったので短く削り、本体と馴染ませました。
■塗装
紫の部分はMr.カラーのパープルに蛍光ピンクを少量加えて鮮やかにしたものを使います。
コックピット部分と翼部分はクリアーパーツとなっているため、成型色にクリアーコートを重ね研ぎ出しをして反射するようにツヤを出して、バランスをとるため本体は半光沢仕上げとしています。
HMMシリーズはディテールが豊富で差し色にゴールドやシルバーを入れるだけで見ごたえが増すのでついつい色を足しすぎてしまいました(笑)。
初のZOIDS作例でしたが、当時TVアニメが放送されていたころの記憶が蘇り、とても懐かしい気持ちで製作することができました。放送から20年以上経っていても色あせていないデザインで本当に素敵ですね。
コトブキヤ 1/72スケール プラスチックキット “ハイエンドマスターモデル”
EZ-005 レドラー ガイロス帝国仕様
製作・文/Re-ta
ハイエンドマスターモデル EZ-005 レドラー ガイロス帝国仕様
●発売元/コトブキヤ●6380円、発売中●1/72、約31cm●プラキット
ゾイドカスタマイズパーツ ブースターキャノンセット
●発売元/コトブキヤ●2420円、発売中●1/72、約18cm●プラキット
©TOMY
ZOIDS is a trademark of TOMY Company,Ltd. and used under license.
Re-ta
メカ・キャラクターモデルを製作する若手モデラー。ミキシングで映える作例を得意とする。