『ギルプリ』「ミャオ アンティークVer.」の作例が颯爽と到着!簡単にできる自作工具とともに可愛く仕上げるポイントも指南!
2023.03.07Tony’sヒロインワークス 月刊ホビージャパン2023年4月号(2月25日発売)
ミャオを可愛く仕上げるポイントを指南
Tony×マックスファクトリーのプラキット企画『ギルティプリンセス』の新情報をお届けする本コーナー。2022年に発売した「ミャオ アンティークVer.」の作例が颯爽と到着! こちらは成型色が変更されたほか、新規デカールが追加されたバリエーションキット。ミャオとクロエの2種類が発売されている。
こちらでは何体ものメイドロイドを仕上げてきたニル・エットが、製作でのポイントを自作工具たちとともに解説。これまで発売されたメイドロイドたちに応用できるテクニックをお見せしよう!
こんにちはニル・エットです。2022年に発売された「メイドロイド・ミャオ アンティークVer.」を担当しました。ミャオのカラーバリエーションとなる「アンティークVer.」は通常カラーと変わらないものの、ボディパーツの成形色が違うものが2種類と新規デカールにより製作の幅が広がる内容となっています。とはいえ、まだ手を加える部分も多く存在します。そこでボクが普段使っている工具を紹介しながら製作の様子をご紹介していきます。
燕尾服の裏側には押し出しピン跡(黒く塗った部分)が存在します。全体的にヤスリがけをしても良いのですが、曲面のポイントを狙うには爪楊枝の先端にゴッドハンドの神ヤスを取り付けたものがオススメです。
髪のパーティングラインは女の子プラモデルの難所のひとつ。複雑な髪の形状に合わせてヤスリがけをしていくにはコツが必要です。フロスに紙ヤスリを取り付けたものを使えば、前髪の隙間や凹凸部分に沿ってヤスリがけできます。
ギルティプリンセスは繊細なモールドのパーツが多く存在します。キサゲナイフで縁の部分をかるく掘っておくことでスミ入れがしやすくなりパーツの存在感が際立ちます。
メイド服の袖部分にはひし形のディテールが存在します。パッケージイラストでは肌が見えるデザインなので加工をしていきます。ピンバイス1.0mmで中央に穴を開けたら、穴の縁をゴッドハンドスピンブレードで切り抜いていくとキレイに仕上がります。
ボディパーツは一色成型となっていますが3色の塗り分けが必要となります。まずベースの黒を塗り、マスキングをして白、金といった具合に順番に色を塗りましょう。マスキングテープを細かくカットするのにはガラスカッターマットがオススメです。
担当したギルティプリンセス作例もこのアンティークVer.で3つめ。以前はアレンジ作例だったので今回は基本に立ち返り工作を行うことができました。Tony先生のメイド部隊、キット化が決定したクオンも待ち遠しいです。
マックスファクトリー プラスチックキット “PLAMAX” GP-01 ギルティプリンセス
メイドロイド・ミャオ アンティークVer.
製作・文/ニル・エット
ホビージャパンウェブではここまで! 詳しい製作方法や細部がもっと見たい、という方は現在好評発売中の「ギルティプリンセス モデリングコレクション」をぜひご覧ください。
これまでに発売&発表された『ギルティプリンセス』たちの美しい作例をまとめたムック本です。Tonyによる公式イラストコラムも収録された、シリーズファンはもちろん、これからガールズプラモをはじめる人にもピッタリな一冊です。
ⓒMAX FACTORY・Tony/Guilty Princess
ニル・エット
月刊ホビージャパンやHJエクストラにて女の子プラモをメインに製作するモデラー。小物のスクラッチから塗装まで行うプロフェッショナル。