スピナティオ（ナイト仕様）を“千磨百錬”なイメージに仕上げる!!

▶︎はじめに
　みなさんこんにちわ！　チョートクです。ミキシングしてシルエットを変えるのも30MMの楽しみ方ですが、今回は“歴戦”というワードをイメージして、それを表現するためにダメージ表現の追加と鎧の重厚な塗装表現にしぼって製作を進めています。

▶︎組み立て
　まずはキットの組み立てです。今回は組み替えや改造よりも数々の戦闘でついた装甲の傷表現追加および塗装がメインなので、機体自体のミキシングは「スピナティア（コマンド仕様）」のパーツを一部使用するだけに留めておきました。歴戦感を出すために、全体シルエットをよりドッシリとしたものにしたいと感じました。上半身、特に肩のボリュームを増してマッシブな印象を追加しました。

▶︎ダメージ表現
　ナイトですので、傷は近接戦闘でついたものという想定で追加していきます。いきなり傷を付けるとシルバーの成型色ではいまいちバランスが分からないので、まずは全体にサーフェイサーエヴォ ブラックを吹き付ました。このひと手間によって全体のバランスを見ながら傷の追加ができ、傷自体は金属ヤスリや目立てヤスリ、さらに一部にはエッチングソーを利用してさまざまな深さの傷を表現しています。

▶︎塗装
　今回は極力色数を使わずシンプルな甲冑にしたかったので、全体塗装はMr.メタルカラーのダークアイアンを使用。乾燥後磨き込んで重厚な金属の光沢を出し、さらにその上からMr.ウェザリングカラーのマルチブラックでウォッシングを行いました。さすがに1色では寂しかったので、アーマー外縁にエングレービングを追加しています。細筆を使いスターブライトゴールドで柄を描き込んでみましたがいかがでしょうか？

▶︎武装の追加
　付属のソードもいいのですが、やはりナイトにはランスを持たせたい！　しかも長〜いやつ！　ないなら作ってしまえ！　と勢いでランスを作ることにしました（笑）。プラ板4枚を十字に貼り合わせたものを芯にしてパテを盛り、そこからひたすらに削るという、シンプルな工法でランスをスクラッチ！　やはり長物が似合いますね。

▶︎まとめ
　極力色数を絞りましたが、しっかりと甲冑感＆重厚感も出て思った以上に騎士らしくになりました！　これは馬にも跨らせたくなりますね！

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