ゾンビ×美少女は恐怖の方程式!!「女性ゾンビプラキット」でB級ホラー名物を再現!?『END OF HEROES』新作が登場
2023.01.03ゾンビ×美少女は恐怖の方程式!!
コトブキヤにしか製造不可能な最恐キットに震えろ!!!
コトブキヤのオリジナル映画系プラモデルシリーズ『END OF HEROES』に新作が登場! ニューカマーは女性型ゾンビ2体だが、ただの変則的女子プラモと思うなかれ。コトブキヤが「女性ゾンビのプラモ」を発売した背景には、B級ホラー名物の「残虐とお色気」という要素と、美少女プラモを確立したコトブキヤの技術的蓄積が存在するのだ。さあ、全国のホラーファンよ、彼女たちを思う存分暴れさせようではないか!
ゾンビノイド レッチドガール
●発売元/●発売元/コトブキヤ●2750円、2023年5月予定●1/24、約7.2cm●プラキット
ゾンビノイド フォールンクイーン
●発売元/コトブキヤ●2750円、2023年5月予定●1/24、約7.2cm●プラキット
女性ゾンビの1/24プラモデルが余りにも「コトブキヤならでは」である理由
古来から残虐系ホラー映画とお色気は非常に相性がいい。イチャつくカップルや無意味なシャワーシーンといったお色気要素のあとには、決まって残虐なホラー要素がブチ込まれ、多くの観客を戦慄させてきた。欲望まみれで、頭が悪そうで、堂々と見るのが後ろめたい要素同士、映画館の片隅で長年連れ添ってきたわけである。
コトブキヤが発売している『END OF HEROES』は、そんなホラー映画、わけてもゾンビ映画からの影響が濃い。この『END OF HEROES』の第2弾としてラインナップされたのが、こちらで紹介している女性型ゾンビ2体だ。
プラモデルの世界に現代的な女の子要素を持ち込んだパイオニアといえば、コトブキヤである。いかに女性らしい身体をバラしてプラモデルの部品にするか、いかにボディラインを崩さずに可動させるかを追求し、美少女プラモというジャンルを成立させた功労者だ。
つまり「お色気」とホラー映画の「残虐さ」はトラディショナルな食い合わせであると言えるとともに、今回発売される「レッチドガール」と「フォールンクイーン」が1/24スケールながら、女性らしいカーヴィーなボディラインを見事にとらえ、この完成度で落とし込めているのはコトブキヤの持つ技術的蓄積があってのものだろう。またどちらも妙に露出の多い服装を採用しているのは、ホラー映画あるあるとして納得できるポイントだろう。
というわけで、この「レッチドガール」と「フォールンクイーン」は、トラッシュな残虐ホラー映画の文脈とコトブキヤの蓄積が合体した、同社ならではのキットと言える。願わくば、『END OF HEROES』には息の長いシリーズになってもらいたい。まだ未消化のホラー映画的要素は、山ほどあるのだから。
©KOTOBUKIYA