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【モスピーダ外伝】 05 コンタクト ─Contact─ 後編 【GENESIS BREAKER】

2023.01.03

機甲創世記モスピーダ外伝 ジェネシスブレイカー●柿沼秀樹、マーシーラビット 月刊ホビージャパン2023年2月号(12月23日発売)

【モスピーダ外伝】 05 コンタクト ─Contact─ 後編 【GENESIS BREAKER】

 機甲創世記モスピーダ公式外伝第5話!

 TV放映より来年で40周年を迎える『機甲創世記モスピーダ』。本作のメインクリエイターである荒牧伸志、柿沼秀樹両氏を迎えた公式外伝小説『GENESIS BREAKER』の第5話。2083年1月、インビットから地球を奪還するため、人類史上最大規模の地球降下作戦「ラージスケールオペレーション2083」が開始された。インビットの反撃で大打撃を受けた艦隊だったが、なんとか特務隊を収納したカプセルを地球に向け射出する。地球に降り立った特務隊のゲイトとエブリは、北米大陸にある敵の拠点とされる“レフレックス・ポイント”を目指す。

STAFF

原作/タツノコプロ
企画協力/千値練
キャラクター原案/湖川友謙
小説・ストーリー構成・設定/柿沼秀樹(DARTS)
メカニカルデザイン・設定/荒牧伸志
メカニカルデザイン協力・設計/前野圭一郎(T-REX)
イラストレーション/マーシーラビット
スペシャルサンクス/戸張雄太(T.E.S.T)

『機甲創世記モスピーダ』のまとめ動画が観られる!
QRコードでCHECK!

QRコード モスピーダ

https://youtu.be/vmBSPvN5kCI

05
  コンタクト ─Contact─ 後編

 ゲイトとの交戦により、破壊された“新型”の筐体は、完全に機能を停止していた。しかし、その脳には強制的に電力が供給され、メディエーター(意識結合用端末)を介し、ゲイトの意識との交流が開始された。先ほどから降り始めた冷たい雨は、大きなシャトルの残骸によって遮られていて、その下で全ての準備が整えられ、それは実行された。
 エブリはメディエーターで状況をモニターしているが、その他のメンバーは腕を組み、立ち尽くし、ただただ状況を見守るしかなかった。ご意見番のシモンズ、ボディガード役のイーグル、そして少しだけ先の事を“フォーサイト(越視)”できるネセサリーと、彼女の人形は、メディエーターが作り出すゲイトの音声レポートに耳を傾けている。
 侵略者インビットは全く持って謎の存在だった。分析した専門家はそれが「作られたもの」なのか「生まれて来たもの」なのか、それすら断定できないと言う。


「おい! なにか写し出されてるぞ!」


 神経質になったイーグルが、モニターに立ち上がった図像を指さし、シモンズもそれに視線を投じる。しかしエブリは面倒くさげに。


「これは便宜上、進行方向を明るく表示した疑似パース画像。奴の意識は思ったより包括的で深い。ゲイトが迷子にならないように、それからめんどくさい外野席の観客たちにも分かり易いように、こうして可視化しているの」


 と振り返らずに説明した。


「迷子になっても一人で帰ってこないとね…ドロシー(1※)みたいに」とはネセサリーの意味ありげな独り言だ。
 それを受けてイーグルが「ブリキ男と…」と、目の前のシモンズを指さし、続いで自分を親指で示し「ライオンは役立たずって事だ」と、言ったその時、ゲイトのレポートが帰って来た。


「待って…進行方向に“誰か”居る!!」


 予想も出来ないその報告に、全員がモニターを覗き込んだ。


「誰かだって? いったい誰だっ」

「ホントだ!! 誰か居るぞ」


 イーグル、シモンズが続けざまに大声を上げた。
 バグが生じた、としか理解できない状態に、エブリはキーを幾度か叩いて対応する。
 だがその人影の正体をすぐさまイーグルが言い当てた。
「ああ…なんてことだ。こんな時に。これはゲイトの叔父だ!!」と落胆して手のひらで顔を覆う。イメージの中の叔父は、イズメイア一族の血を引く者こそが、世界の唯一の支配者であると、時と場所をわきまえずに語り始めた。エブリも苛立ちを隠さずに、ゲイトの脳内で起動したその余計な“再生”をスキップできないものかとキーを連打した。


「なんだい、ゲイトの記憶なのか」とシモンズ。

「使命を忘れないように、しかるべきタイミングで再生されるアジテーションのようね。家柄とか地位とかあると、不便なものね」と呟きつつ、エブリはしかし時間を無駄にはせず、この暇を使って意識の奥へと光る道標を付けた。エアポートの誘導灯だ。

「ゲイト…聞こえる。深部へ向かう誘導マーカーを付けたわ。叔父様の演説が終わったら、とりあえずもっと深い階層へ進んで」



 エブリの誘導で暫く進むと、目の前に構造物が現れた。エブリが実況中継を続けた。


「中心に深層心理、その外を顕在意識が取り巻いている。と思ったらどうやら違うみたいね…ここはまだまだ外殻に近いためか…感覚器官のサーキットが並んでる。…ここから全てをレコードする」

「見えてる? 正面にゾーニングされた領域が見える」


 とゲイトの報告に、エブリが進行方向をズームして。


「恐らく隔壁で区分された“意識”と“記憶”の領域だ。旧タイプとおなじレイアウトだ」


 との注釈を得たゲイトは、しばらく間をおいて「記憶の回廊に向かってる。ハニカム構造が見えて来た…一つ一つの部屋が一括りの記憶のようだ。配列は複雑だが規則性がある…どれからアクセスしたらいいのか…手近な記憶からかアクセスするか、それともアイデンティティを探るために、もっと深い記憶のアソートを探しに行くか」


 とのゲイトの質問に、エブリが意見を伝えた。


「旧式と比べて構造が複雑だから、接続限界時間とされる20分よりも活動時間を短く設定した。数字のカウントダウンはその目安。つまり時間は少ない、だから近くにある情報の取得を優先して」


「判った」と、ゲイトが短く答えた直後だった。突如、激しい閃光が辺りを支配し、致死量の衝撃に襲われると、彼女は弾かれて飛んだ。尻餅をついたが反射的に次の衝撃に備えた。がしかし衝撃は一度だけだった。その閃光を伴った衝撃、それはゲイトとの戦いで、ヤツ自身が破壊された時の断末魔の記憶だった。ゲイトは落ち着いて立ち上がると。


「今のでヤツの記憶の配列が分かった…でも不思議だ。時間どおりに並んでいない。一番新しい私と交戦した記憶がここにあって…でも隣接するこの記憶は、恐らく中継基地から離陸した時の物。で、この渓谷に向かう指令を受け取ったログがあんなに遠くにある。時間軸が見当たらない…時間の配列が理解できない…」


 と戸惑うゲイトの様子に対しイーグルがエブリに言う。「おい、迷ってるぞ、指示を与えろ」と口調を荒げた。しかしゲイトからは更に芳しくない訴えが帰って来た。「足が空回りする感覚だ…水平面を設定してくれ」とのオーダーだ。
「ゲイト、そこには重力がない。現実の概念を捨てれば上下にも移動が可能」とアドバイスした。しばらく沈黙したゲイトだったが、その意味を理解すると、突如、真下へと降下を開始した。記憶領域の底により大きな情報アソートを認めたからだった。
 エブリが慌てて上下移動のための疑似感覚の補足を行う。「疑似的深度をリーグで表示。プレッシャーを水圧として追加、限界点を設定。これで水中を進む感覚が得られるはず」
 するとモニターの中で50…100…200…300と凄い速さで深度計が数字を刻んだ。


「おい! 今度は底なし沼だ!! どんどん沈んで行くぞ!!」


 ボディガード役としてイーグルは気が気ではない。しかしゲイトはそのままスムースに深海まで達すると軽やかに着底し、一度体勢を立て直して辺りを見回した。


「ここは…長期記憶の空き容量に辿り着いた…記憶の中心に近いはずだ。しかし暗くて何も見えない…いやまて。薄いカーテンの向こうになにかある。ずいぶん古い記憶のようだ」


 ゲイトは歩き方も会得した様子で、薄い膜で仕切られた記憶領域をより中心へ中心へと進む。「おい! どんどん画像が荒くなっていくぞ…大丈夫なのか」と身を乗り出すイーグルに、エブリがしーっとジェスチャーでなだめた。


|  古い記憶 

 長い沈黙の後、低いトーンでゲイトからの報告が帰って来た。


「青く広がっているのは…宇宙だ…そして…直径数千万キロの輪が見える。大きな星だ。」


 ゲイトの声はノイズ混じりとなり遠いところから送信されてきたもののように掠れていた。ようやく視覚化可能な具体的な記憶にたどり着いたのだ。そしてそれはどうやらゲイトが探し求めていた彼らの根源的な記憶。つまりどこの誰なのかと言うアイデンティティに関わるもののように思えた。
 その巨大な輪を持つ星を、メディエーター搭載のAIが直ちに“1SWASP J1407 b”だと断定した。特徴のある惑星なので特定は容易かった。表示されたデータをエブリが読み上げた。


「ケンタウルス方向、434光年に位置する太陽系外惑星。質量は木星の数十倍。輪の直径は1億2000万km」

「直径が1億2000万kmだと!! とんでもない大きさだぞ」


 シモンズが彼の中の常識と比べて感嘆の声を上げた。


「それよりも、その星が奴らの星なのか!!」


 色めき立ったイーグルの声に、ゲイトが答えを返したのは数十秒後だった。


「いいや…どうやらそうじゃない。これは奴らが太陽系に来る途中の記憶で、この星は道標だ。ここで進路を変えている。それ以前の記憶はいくらでも遡れる。星雲横断の大旅行だ。しかし…いくら遡っても取り止めがない。待て、奴らの船の速度が判るぞ…光速の1/16…いや高速の1/6.2が巡航速度だ。これは種族の記憶に違いない。しかし…始まりが無いといつの記憶か判らない…時間や場所の起点が欲しい…それが特定できなくては無駄な情報だ」


 とのゲイトの悲観的な情報にエブリが返す。


「無駄じゃないさ。少なくともどの方向からどんな速度でやって来たのかだけは判る」


 ゲイトはその取り止めもない記憶の調査を中断すると、首を回してもう一つの記憶のアソートを見つけた。深い水槽が、光を発する水で満たされている。

モスピーダ外伝-05

「おい、環境が平坦地だったり海底だったり光る水槽だったりするのはどういう事だ」とシモンズの素朴な質問だ。


「ゲイトの感覚よ。意識体として乗り込んでるから自分の体以外は異質な情報の海。体感できるように重力や水圧や方向感覚と言った疑似感覚をこのメディエーターが作り出している。そうしないとどっちへ進め、などの指示も出来ないでしょ」

「記憶の中心らしきものが見える。もしかしたら奴らに指示を送って来るセンターの様子も記憶されているかも知れない」


 とのゲイトの報告に対して、エブリがモニターに顔を近づけて「ちょっと待て!! だとしたら不用意に進まないで…防壁があるはず。今入り口を探すから…」とキーを叩き始めた。いよいよ核心に触れるか…と思えたその時。長らく静観していたネセサリーが突如、人形の声色で言った。


「迫って来るよ」


 エブリが振り返って「何が?」と尋ねると人形の腕でモニターを指し示し、「死」とだけ告げた。
 ネセサリー以外の3人が視線を交わす。直後、モニターがアラートを発した。


「ま…まずい。外周から忘却壁が迫って来てる。侵入に備えてのトラップか…あるいは」


 明らかに慌て始めたエブリにシモンズが言う。


「何がどうした!!」

「知ってるでしょ。奴らは外殻を破砕されると“肉体”が酸素で脆性、分解して最終的には蒸発する。脳は無傷だけれど半身を破壊されているから露出した軟骨や筋肉が分解を始めていて、それが脳を支えている脊髄上端まで迫って来たの。予測よりも全然早い! 物理的に脳が破壊されるまで数分を切った!」エブリが早口で言う。

「判った、もういい! 退却させろ。一緒に蒸発しちまうぞ」イーグルが叫ぶ。

「脳構造や記憶バンクの位置…容量が分かっただけでも収穫とするか」とエブリは自分に言い聞かせてから。

「ゲイト、今回はここまで。撤退だ。一番近くに出口を設定した。海底をひと蹴りすれば浮上できる。太陽のように光って見えるのが出口のマーカーだ、今すぐ浮き上がれ!」


 との指示がゲイトに届いた時、黒い“死”が、“無”が遠くから迫って来るのが見えた。海水が黒い石のように固化し消えて行く。脳が死のうとしているのだ。


「もう少しで…記憶の中心にアクセスできるのに!!」


 と言う、とゲイトは浮上せずに中心と思しき領域に、更に歩を進めた。


「まずい! 細胞死が加速してる。ゲイト! 撤退しろ!」


 エブリが声を荒げる。


「ゲイト!! 戻るんだ!!」


 イーグルも怒鳴る。


「ヤツの脳に酸化防止剤を投与する。これで更に数分は持つかも知れない」


 エブリが賢明に対処した。
 その間にも脳の破壊は進み、前方視界が闇に閉ざされると、ゲイトはようやく諦めたようで、そして頭上で唯一、白い光を放っているマーカーに向かって浮上を開始した。


「切断12秒前…五感の停止、続いて思考の停止。アルファ―派状態へ強制誘導、10.9.8.7…切断!!」


 エブリは手順どおりに操作したが、誤作動アラートがけたたましく鳴り響いた。しかしそれは十数秒で沈黙し、作業完了の文字がモニターに浮かんだ。


「終わったのか?」とシモンズが尋ねる。


 エブリは応える代わりにゆっくりと立ち上がると、目を閉じ人形のように眠るゲイトに近づいた。そしてゲイトのヘッドセットを外し、いつの間にか手にしていた医療用のスタンガンをゲイトの肩甲骨あたりに近づけた。


「おい!! 正気か!!」と背後から声を投げかけたイーグルに見向くと、目を細めてシロウトは口を挟まないで、という表情のまま、それをゲイトに押し当て、最低電圧から二番目のスパークを与えた。


|  もう一人のゲイト 

 電撃には応えなかったゲイトだが、その直後に頬に落ちた氷のような雨滴を受けるとゆっくりと瞳を開き、遠泳を済ませたアスリートのような限界の疲労をにじませた口調で言った。


「2万リーグの深い海底を歩いていた…何かに追われていて…それで」

「貴重な体験ね…おかげでメモリーを9割満たす情報を得た。充分だ。分析は当局に任せよう。あとはどうやって月のHQ(2※)に送るかだ」


 肉親のような目線を投じるイーグルは、ゲイトの顔を覗き込むと


「おい大丈夫なのか? 魂を抜かれたような顔だぞ」と問いかける。


 しかしその時、ネセサリーが声を発した。


「まだゲイトが居るよ」


 と言うその声に全員が振り向くと、彼女は先ほどまでエブリが座っていた場所に座りモニターの中を指し示していた。怪訝な表情で歩み寄りモニターを覗いたエブリは、ネセサリーの頭越しにキーを幾つか叩いた。そしてしばらくするとして突如血相を変えた。全員がその血の気の引く様子を見て取った。


「バカな…そんなはずはない!!」と声にならない裏返った声が事態の深刻祖を物語っていた。

「どうしたんだ!!」歩み寄ったイーグルが問う。エブリは更にいくつかキーを叩いてから真横に来たイーグルの顔を見据えて

「コピーを取られた」とまるで別人のような高いトーンで言った。

「コピィ?…なんのコピーだ」同じく歩み寄ったシモンズも問う。


 エブリは全員の顔を見渡してから言う。


「ゲイトのコピーよ…これはメディエーターが記憶している送信ログ。既に送信されてしまった!」


 首を左右に振って、それじゃあ全く分からない。とイーグルがジェスチャーで返した。
 エブリは猛烈な速さでキーを叩き、モニターに次から次へとウィンドゥを開きファイルとログと記憶メディアの中身を検索し、その作業を続けながら言った。


「いつの間にか…ゲイトのデータを取られ、送信されているのよ。何処かに予備電源があって…脳以外に一時記憶、情報の整理、暗号化、そして送信するシステムがあったんだ!まったく気が付かなかった…ダメだ。既に全ての細胞が破壊、死んで変性してもうすぐ体内組織が蒸発する、何も残らない!!」どんな状況にも冷静なはずのエブリの、ヒステリックな声だった。

「ゲイトの何をコピーされたってんだ」とのイーグルの問いに、物分りの悪い偏屈屋に返すのと同じトーンでエブリは応えた。

「全てよ! 48兆個すべての細胞と記憶と身体特徴と思考パターンと…骨密度と遺伝子の劣化具合から放射線を浴びた細胞の記憶に…人造パーツの構造から素材…そして恐らく男の好みまで」最後の方は泣き声に近かった。


 ようやく事態の深刻さを飲み込んだイーグルは、一度背筋を伸ばしてから、まだ少し寝ぼけ眼のゲイトを見つめた。


「なんてこった…こっちがリサーチされてたって…そういうことか」と嘆いた。


 イーグルが結論を言い当てると、最後にネセサリーが言った。


「ドロシーはね、魔法使いに会いに行ったのよ。だって最初からそう言うストーリーでしょ」と言い放つと、彼女の腕の中の人形も同意して頷いた。全員がネセサリーを振り向いた。


つづく


.

1※ ドロシー 
 『オズの魔法使い』の主人公。ネセサリーはこのパーティをオズになぞらえている。

.

2※ 月のHQ 
 月の裏面、軌道上にあるヘッドクォーター=司令部の事。火星正規軍・地球降下作戦前線司令部、通称アーケロン。本作戦の全権委任司令官が居る。


CHARACTERS
 登場人物

#5 ネセサリー

モスピーダ外伝ネセサリー

 20世紀から行われていた軍事技術としてのサイキックの育成の到達点として、先天的に特殊能力を持つ系譜に、さらに出産以前に遺伝子をデザインして“フォーサイト(越視)”に特化して作られた子供たちの一人。近未来の状況だけでなく、死んだウサギに触れれば狼にやられたのかハンターに撃たれたのかを感知できる。旧来の、未来を予知するプレコグニション(予知)、過去を見るポストコグニション(過去知)とした区分けは成立せず、空間を統合して“現視点(現時点)から距離的・時間的、更に因果的に離れた現象”を認識できる能力を総称して“フォーサイト(越視)”能力としている。これは恐怖を受ける前に感知する、困惑する前に過去を知る、と言った自己防御本能の超延長上にあり、肉体の成長とともに失われて行く傾向があるため、成長を抑制する工作が成されており、従って外見は7歳程度に見えても、発生から何年経過したかは不明。
 恐怖をある程度低減する因子を体内に摂取する技術が発達したことを受け、戦士に必要な直感判断力などを、取り混ぜて後天的に摂取することは可能となったが、この“フォーサイト(越視)”能力だけは後天的に摂取出来ない。
 必ずNeで始まるコードで呼ばれ、地球派遣が決まった段階で自身の顛末を知っているため窮地に陥っても一切恐怖しない。フォーサイト(越視)的アドバイスの際は、必ず人形の発言として声色を変えて喋る。人類の脳にこれ以上の感覚的鋭敏さを求める事は不可能とされる。派兵の際には護身用にロボット兵とともに送り込まれる。地位は一級軍事アドバイザー。

モスピーダ外伝-04ライドアーマーGRIZZLY

GRIZZLY SIDECAR

グリズリーは、脳と脳幹など最小限の生体以外を機械化された兵士のためのアーマーサイクル。ライドアーマーモードでは、人の動きをトレースして増幅するパワードスーツと言うより、機械化された兵士の能力を拡張するための追加の強化パーツとでも言うべき機能を持つ。脚部、腕部はもとより機械であり、さらに追加の武装を操作するため、4本の腕をそれぞれ独立して動かすことが出来る。本来のライドアーマーシステムが持つ、ホバリング能力、防弾、防護のためのプロテクターとしての機能も同様に持っているため、さらに強力な個人用兵装としてのポテンシャルがある。同時に組み合わせられるサイドカー状のコンテナは、軍にとっての重要な「装置」であるフォーサイトを安全に搬送し、生命を維持する装置。ライドアーマーモードになって戦闘する際には、車輪部が左右に開いてドローンとして飛行し、戦闘エリアから退避することでフォーサイトを護る。


モスピーダ外伝ゲイト服装設定画
モスピーダ外伝ヘッドセット図
モスピーダ外伝メディエーター周辺図解

 ゲイトが瞑想している時などにランダムに再生される“叔父のアジテーション”は実はランダムに再生されるわけではなくゲイトが再起動した際の初期画面のようなもので、これが再生される直前にゲイトは死亡している。
 シリンダーで降下した際も激しいGによって最初の一体は死亡。12時間後に新しい一体がカプセルで至近に到着し、自律行動して湖畔の岩に腰掛け起動した。ゲイトが対岸の森に見たパラシュートは自分の乗って来たシリンダーの物ではなく後から送り込まれた2体目を収納していたカプセルのパラシュート。死亡した遺体は回収を恐れ新素体が起動した時点で高熱発火して燃え尽きる。
 第4話でも新型の第二射でふっ飛んだ時に死亡。従って直後に新型の意識にダイブした時に叔父の演説の再生が成された。他のメンバーはその事は知っているがゲイトだけは体内時計などを調整され、記憶を連続させられているために気が付かない。


【 GENESIS BREAKER 】

01  侵入者 ─イントルーダー─

02 スナイパー ─The Snipe ─

03 デスポイント ─Dess point─

04 コンタクト ─Contact─ 前編

05 コンタクト ─Contact─ 後編 new ←いまココ

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Ⓒタツノコプロ

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