VFガールになったランカを基本工作で丁寧に仕上げる【青島文化教材社 マクロスF VF-25F メサイア ランカ・リー】
2022.10.11マクロスF VF-25F メサイア ランカ・リー【青島文化教材社】 月刊ホビージャパン2022年11月号(9月24日発売)
丁寧な工作で完成度を高める
アオシマ文化教材社が展開するヴァリアブルファイターガールズ最新作として2022年6月に発売となった「マクロスF VF-25F メサイア ランカ・リー」をDAISANが製作。本作はクラン・クランに続く劇中登場キャラクター商品化の第2弾アイテムであり、“超時空シンデレラ”待望のプラキット化ということで発売前から大きな話題になっていた。作例は丁寧にゲートや合わせ目を処理。変形時のクリアランス確保や塗膜保護を優先してサフレス塗装で仕上げている。
GIRL/VF GIRL
FIGHTER
GERWALK
BATTROID
■ランカちゃん登場!
劇中ヒロインがVFガールになってリリースされました。相方メサイアは当然アルトカラーでそのオーソドックスなカラーリングが非常にカッコいい一品となっています。VFガールシリーズはノンスケールで、バルキリーは大きくもなく小さくもなくちょうどいいサイズ感なんですよね♪
ということで製作開始です。
■ランカ
ランカ頭部はゲート処理したのみ。両サイドアンテナのシャープ化を考えましたが、尖っていないほうがランカっぽいかなと、あえてそのままにしました。胸部アーマーはサフレスで塗装することを前提に処理。ウエスト両サイドの合わせ目が目立つのでパンツ裏側のダボを切り飛ばして後ハメ加工。この際、下腹部パーツ着脱用の穴を開けておくとその後のパーツ交換が楽になります。太モモ上部は流し込み接着剤でしっかり溶着してから合わせ目を処理しました。バルキリー少女モードの前腕の合わせ目は瞬間接着剤で処理。この部分は外装パーツが挟み込む構成なので割れの心配はありません。太モモの合わせ目がどうしても目立ってしまうのでしっかり処理。こちらは流し込み接着剤と瞬間接着剤、どちらでもよいでしょう。
■メサイア(アルト機)
メサイアそのものは変形機構があるのでストレート組みが基本ですが、主翼の付け根の可動部は擦れそうなので塗膜分を削って可動クリアランスを作りました。ファイターモード時のエンジン部とボディを固定するダボがありますが、ここがかなりシビアになっており無加工のままだと力任せで差し込むような状態なので、ダボの角をニッパーで斜めにカットして力任せに差し込むのを緩和させています。ガウォークやバトロイドモードで使う腕は上腕の合わせ目処理を行いました。
■塗装
V.F.G.とはいえアーマーパーツを被せたり、複雑に変形したりするのでランカの水着やメサイアのフレームは成型色で仕上げています。
肌色=クールホワイト+オレンジ+ピンク
緑=デイトナグリーン+クールホワイト+ライトブルー
紫(ガンポッド)=エアクラフトグレー+パープル+コバルトブルー
橙(ニンジンポッド)=オレンジ+シャインレッド+クールホワイト
黒(成型色と同様)=ウイノーブラック+MSファントムグレー
赤=モンザレッド+クールホワイト+シャインレッド
グレー(成型色と同様)=ニュートラルグレー+ウイノーブラック+クールホワイト
白=MSホワイト+クールホワイト
今回はすべてサフレス塗装です。メサイアの白は光が透けそうですが「MSホワイト+クールホワイト」という組み合わせで隠ぺい力が非常に高いホワイトグレーになるのでその心配はありません。メサイアの塗り分けは白→赤→黒の順で1mm幅に切ったマスキングテープを地道に貼って行けば何とかなります(笑)。アルト機そのもののカラーリングはどちらかというとシンプルなほうなので、やってみれば難易度はそれほど高くはありませんよ。
青島文化教材社 ノンスケール プラスチックキット “ヴァリアブルファイターガールズ”
マクロスF VF-25F メサイア ランカ・リー
製作・文/DAISAN
V.F.G. マクロスF VF-25 メサイア ランカ・リー
●発売元/青島文化教材社●10450円、発売中●約15cm(ガール)、約22cm(ファイター)●プラキット
©2007 BIGWEST/MACROSS F PROJECT・MBS ©2009 BIGWEST/MACROSS F PROJECT