COVID19をテーマにミクロな世界の探査機をポップにデザイン【美術家・山崎りょう】
2022.09.22木彫からデジタル造形まで、モチーフに合わせてさまざまな素材を使い分ける美術家、山崎りょうがH.M.S.初参戦。今なお我々の生活に大きな影響を与えているCOVID19をテーマに、ミクロな世界で任務を行う探索機の姿をポップなデザインで表現した。
この先の人類史は、ウイルスとの戦いと言ってますが、でも結局古代から変わらないことのようですよね。
南極の氷が溶けて人類が出会ったことのない古代のウイルスが出てきた。こんなニュースも聞きました。
今回の作品は、時間設定を500年先の未来にして、古代のウイルス「2019コロナ」の原板がまた見つかったイメージを製作しました。僕自身もコロナ感染の経験があり、身体の中で起きていることを妄想させていきました。
ナノ探索機のデザインはシンプルで丸みのある形。愛らしいと感じる形を目指しました。
スクラッチビルド
DEFEAT COVIT
製作・文/山崎りょう
山崎りょう(YAMAZAKI RYO)
東京藝術大学彫刻科卒、彫刻家、美術家、木彫、金属、樹脂等、多素材で表現を続ける。彫刻作品やドローイング等、個展、グループ展で発表している。
個人制作と別に、スタチューブランド「ZRAME」(ズラメ)を雨ノ宮一紀と展開する。
山﨑りょうHP(http://ryoyamazaki.jimdo.com)