「TSUBURAYA EXHIBITION 2022」展示のコモリプロジェクト怪獣ガレージキットを公開!
2022.09.21 コモリプロジェクトHP
Youichi Komori Official Web(y-komori.net)
コモリプロジェクトの一躍
先月号にて開催をお知らせしておりました「TSUBURAYA EXIHIBITION 2022」。お知らせだけで本チャンを見せない。いやいや、そんなワケには参りませんよね。
さぁ、ご覧ください。長方形をした真っ白な壁、薄明かりに調光されたガラスケースに怪獣ガレージキットが居並ぶ様子を。サイドには大型モニターに映し出されたデジラマやパネルの数々。扇の要には巨大なネロンガが鎮座し、劇場用作品『ネロンガ』の撮影風景ディオラマが展開されています。円谷印の箱ウマや撮影所に必ずある大きなゴミ箱まで……。
「あぁ、ここはなんてシアワセな空間だろう」
まさしくモノ創りの世界。ホビーに親しみ、作品を楽しみ、キットを愛する人達の夢の回廊です。
SNSに投稿された写真を見た方々から多くの声が寄せられています。「こちらの街でもやってほしい」と。「直に見たい」「じっくり眺めたい」「奥さんや子供に見せたい」などなどいろんな声が集まっています。嬉しいですね、ほんとうに。同時にある思いも芽生えました。これからも機会あるごとにキットの展示をやろうと思います。すでに来年、二ヵ所で行うことは決定していますが、それ以上に場所も規模も広げて行いたい。怪獣ガレージキットの素晴らしい世界を国内のみならず、やがて海外にまで伝播させていきたい。怪獣社長には誰が付けたか「怪獣伝道師」なる異名もあります。廃れゆく怪獣ガレ—ジキットを盛り上げてほしいと原型師の皆さんから託されてもいます。展示という夢の回廊、コモリプロジェクトの一躍を担う事業として大いに励んでいきたいと思います。
文/小森陽一
構成・制作・写真/土井眞一
©円谷プロ
小森陽一(コモリヨウイチ)
●1967年生まれ。大阪芸術大学芸術学部映像学科卒業後、東映に入社。その後、コラムや小説、漫画原作や映画の原作脚本を手がける。大阪芸術大学映像学科客員教授。『海猿』『トッキュー!!』『S-最後の警官-』『BORDER66』『ジャイガンティス』など著作多数。