HOME記事キャラクターモデル最強の幻像「IMS 1/100 L.E.D.ミラージュ V3」に装備を追加して1巻登場シーンを再現!!【ファイブスター物語】

最強の幻像「IMS 1/100 L.E.D.ミラージュ V3」に装備を追加して1巻登場シーンを再現!!【ファイブスター物語】

2022.06.23

L.E.D.ミラージュ V3【ボークス 1/100】 月刊ホビージャパン2022年7月号(5月25日発売)

最強の幻像「IMS 1/100 L.E.D.ミラージュ V3」に装備を追加して1巻登場シーンを再現!!【ファイブスター物語】

※画像はコミックス第1話をイメージした作例で、実際の劇中のデザインと商品の仕様は異なります。

ベイルを追加してコミックス1巻登場シーンをイメージする

 K.O.G.と並ぶ物語を代表するモーターヘッド、L.E.D.ミラージュ。ミラージュ騎士団のために天照が開発した騎体で、半透明装甲と頭頂部から伸びるカウンターウエイト、前頭部のソードホーンが特徴のジョーカー星団最強最悪のロボットである。キットはIMS 1/100スケールにて軽装備の単騎仕様Ver.と大型火炎砲のインフェルノ・ナパームを装備したものの2種がリリースされている。ここでは、単騎仕様Ver.をベースにボークスの協力を得て、インフェルノ・ナパームに付属するベイルを装備させ、コミックス1巻冒頭のバッシュ・ザ・ブラックナイトとの一騎打ちをイメージして完成させている。

IMS 1/100 L.E.D.ミラージュ V3 単騎仕様 Ver.

●発売元/ボークス●9790円、2018年4月発売●1/100、約28cm●プラキット●原型/大石凡(造形村F.S.S.プロジェクトチーム)

IMS 1/100 L.E.D.ミラージュ V3 インフェルノ・ナパーム

●発売元/ボークス●24200円、2014年4月発売●1/100、約28.1cm●プラキット●原型/大石凡(造形村F.S.S.プロジェクトチーム)

▲作例はコミックス1巻冒頭でグラード卿のバッシュ・ザ・ブラックナイトと65時間38分の激闘を繰り広げた、カーレル・クリサリスの騎体仕様のイメージで製作。ミラージュナンバーも32番にしている。成型色を活かしたクリアーホワイトとパールの混合色で塗装。パールを強めに入れているので、ヒケを透明瞬着やシアノンで処理している

カラーリングデータ

白=クリアー+ホワイト+ホワイトパール(GSIクレオス)
銀=クロームシルバー(フィニッシャーズ)
金=スターブライトゴールド(ガイアノーツ)
関節グレー紫=ニュートラルグレー+パープル+コバルトブルー
関節グレー灰=ニュートラルグレー+ブラック
関節グレー濃紫=ニュートラルグレー+パープル
装甲濃いグレー=焼鉄色の上からシルバードライブラシしてクリアーグリーンでコート
※特に表記のないものはGSIクレオスのMr.カラーを使用

▲ベイルはキットのまま。パーツを丁寧に整形して擦り合わせている。クリアーレッドのミラージュマークは極細の両面テープでベイル本体に固定している

▲肩部装甲のピンモールド穴は、軽くリーマー等で整形しておく。やりすぎるとピンモールドが固定されないので注意。もし開けすぎてしまったら、裏からエポパテで固定する方式にしよう
▲頭部のカウンターウエイトは頭部左右の装甲で挟んでしっかり接着した後に、マスキング塗装で仕上げている

▲アンクルアーマーは可動の際にクリアーレッドパーツと干渉しないよう、1mmくらい裏を削っておく

▲スパイド(実剣)は納刀と抜刀を差し替えで再現可能。今回はそれに加え、光剣をデジタル造形にて用意した

 コミックス第1話をイメージしたL.E.D.ミラージュの製作を担当しました。
 実際には冒頭のピンナップで相対している黒騎士も含めて仕様が異なりますが、そこはあくまでイメージということで。本体は軽装版仕様でベイルをインフェルノ・ナパーム版から流用しています。本キットを担当するのは3回目(!)なので、今回の原稿は事前に決めておくと良いことや、作業効率を上げるためのワンポイント的なものを書き連ねていきます。
・流し込み系の接着剤は必須・エナメル塗料の赤・水性のゴールドも用意
・完成系をフレーム状態か装甲接着か最初に決めろ。今回は取り外しはなし

では組み立て説明書に沿って頭部から順番に。

■頭部
 ファティマルームは組んだら見えなくなるのと、外観重視ですり合わせ工程を軽減するため左ハッチ裏グレーパーツは使いませんでした。先っちょの3パーツ構成の頭部装甲は塗装後の貼り合わせが難しいので、先に組んでフェイス部分をマスキングして塗装しています。

■胴体
 フレームは脇と股間以外の見えなくなるところは省略。腰アーマーの可動ピンは細くしておくと、あとで組みやすいです。白いサイドアーマーのヒケは目立つ場所にあるのできちんと処理しましょう。実剣のマウントは接着仕様なので1mm金属線による接続に変更。

■脚部
 ナパームユニットを背負わないのであれば可動仕様がオススメ。関節強度はバッチリです。スネ裏3連装甲は先に接着すると組み付け時に割れやすいので、注意が必要です。先に組み合わせてみて、問題なければ流し込み接着剤でガッチリ固定しましょう。スネは三方からのパーツ接着の際は、ガッチリ接着したうえで隙間をパテで埋めています。ヒザアーマーはダボ部分がヒケ処理で薄くなるので、裏から埋めておくと後々凹みが浮き出てこなくて良いでしょう。

■腕部
 肩フレームと手首装甲は、左右の区別があるので見えないところにLとRを書いておくと便利です。上腕装甲、両方同形状だけどそういうデザインなので気にしないでヨシ! 手首のジョイント基部はガッチリ接着しておきましょう。武器持ち手は接着しても実剣の柄を外せるようにしておけば大丈夫です。

■最後に
 ここのとこL.E.D.ミラージュの製作が続いたので、次回はなにか変わった感じのキットを製作できればと!

ボークス 1/100スケール プラスチックキット “INJECTION ASSEMBLY MORTAR HEADD SERIES” L.E.D.ミラージュ V3 単騎仕様 Ver.+L.E.D.ミラージュ V3 インフェルノ・ナパーム 使用

L.E.D.ミラージュ V3

製作・文/柳生圭太

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柳生圭太(ヤギュウケイタ)

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