模型作例、バッチリミナー!仮面ライダーゴースト オレ魂( Figure-rise Standard)を布感アップ&発光表現追加で製作
2022.04.27仮面ライダーゴースト オレ魂【BANDAI SPIRITS】 月刊ホビージャパン2022年6月号(4月25日発売)
Figure-rise Standardシリーズの新作、仮面ライダーゴースト オレ魂が登場! 素体の上にパーカーを着ているという、独特なスタイリングを見事に再現したキットになっている。
こちらの作例をえめす@ifritが製作。今回は最大の特徴であるパーカーの形状調整に注力し、布の質感をさらにアップ。
さらに目玉ギミックとして蛍光塗料を用いた発光状態を実現。ブラックライトを当てると身体の模様が浮かび上がり、劇中のような雰囲気が出るぞ。バッチリミナー!
カイガン!オレ!
オレンジに光らせるラインの塗装手順を紹介
■命、燃やすぜ!
Figure-rise Standard 仮面ライダーゴースト オレ魂の作例を担当させていただきました。よろしくお願いします。
本作例では、劇中を完全に再現したいと思い、ジャケットのシワからスーツのツヤや変身時の発光まで徹底的にこだわって製作させていただきました!
■改造点
手始めにまず全身のオレンジ色に光る部分のモールドをBMCタガネで彫り直しました。次に、気になったジャケットの襟部分をデザインナイフやニッパーで切り欠いてリアルな服の感じを表現したり、服の端部分が四角いエッジになっていたので、スポンジヤスリをかけて柔らかく見えるようにエッジを丸くしてみました。さらに服の質感を表現するためにパテを使いシワ感を強調。脇の合わせ目位置を変更し、細く切ったプラ棒を貼り付けたりして劇中のジャケットの縫い目と似た表現にしました。
■発光ギミックや塗装について
発光表現について、全身をまず黒で塗装し、最初にタガネで彫りこんだモールドにシタデルカラーの白で筆で塗って下地を作り、蛍光エナメルを塗装。ブラックライトで照らすと発光するように仕上げています。頭部のクリアーパーツには蛍光オレンジを薄く塗装しました。
全身のスーツやオレンジ色の部分や硬そうな部分はクリアーでツヤを出して、ジャケット等の柔らかい部分はツヤ消しして質感を分けてみました。
ゴーストドライバーやガンガンセイバーはざっくりエアブラシでマスキングして塗装、細かい部分は筆で塗り分けています。
■塗料
黒=ニュートラルグレー5(ガイアカラー)
ジャケットオレンジ=エヴァオレンジイエロー(ガイアカラー)+173蛍光オレンジ(Mr.カラー)
オレンジライン=蛍光イエロー+蛍光レッド(ガイアカラー)
他オレンジ=エヴァオレンジ(ガイアカラー)
銀=Ex-シルバー(ガイアカラー)
発光する青=蛍光クリアー(ガイアカラー)
メタリックブルー=クリアーブルー(ガイアカラー)
■あとがき
今まで覚えた技術を総動員して製作した気がします…!
スジ彫り、パテ、マスキング、筆など使用し、自分が納得いくまで作り込み最高にカッコよく仕上げてみました。
BANDAI SPIRITS ノンスケール プラスチックキット “Figure-rise Standard”
仮面ライダーゴースト オレ魂
製作・文/えめす@ifrit
Figure-rise Standard 仮面ライダーゴースト オレ魂
●発売元/BANDAI SPIRITS ホビーディビジョン クリエイション部●3850円、発売中●約16cm●プラキット
Ⓒ石森プロ・東映
えめす@ifrit(エメスイフリート)
月刊ホビージャパン22年3月号特集の「和・ブーメラン」のような和柄やガールズプラモの柔らかな雰囲気など、豊富な塗装表現で活躍する新鋭モデラー。