【カーモデル作例】「パガーニ・ゾンダC12 S」スーパーカーの優美なフォルムに製作【廣村英治】
2021.12.24世界中のスーパーカーファンが注目するイタリアの人気ブランド、パガー二・アウトモビッリが1999年に発表した最初のロードカー、パガーニ ゾンダC12 Sを青島文化教材社がキット化! その希少性から、限られた富豪だけが手にすることができるという超高級スーパーカーの優美なフォルムを廣村英治の製作でお楽しみいただこう。
■ボディ
左右ドアは接着する設計のようですが室内撮影を考慮してネオジム磁石にて脱着式に。前後カウルも閉じた時の安定性アップにネオジム磁石にて固定できるようにしました。
フロントピラーに取り付けるサイドミラーやリアウイングは取り付け強度を上げるために真鍮線での補強を行いました。
ガラスパーツですがルーフ部分と後部並びにサイドの三角ガラスはクリアーグリーンにて薄く着色しています。
リアカウルのチリ合わせですがリアアンダーパネル(パーツNo.145)の接着を硬化時間に余裕のあるエポキシボンドを使いリアカウルとの兼ね合いを優先し固定するのがよいと思います。
■ブレーキ・ホイール・室内及び外装カーボン部分等
ブレーキローターの穴は塗装すると埋まりそうなのでのドリルで開口しています(エッチングパーツを使えば不要)。ホイールはシルバーを使い分けリム部分を少し明るくし、さかつうのエアバルブを取り付け、サスペンションのコイルスプリング部分のマスキングには0.4mmのマスキングテープを使用して塗り分けしています。
カーボン部分は黒+シルバー少量の指定になってますが、今回はバルケッタのカーボンブラックを用いてクリアーコートしてウェットカーボン風表現にしてみました。
■塗装
今回のボディ色はパガーニらしい美しさと気品さを全体に纏えるように思案してツヤと輝きに包まれたボディをイメージして塗装しました。
ガイアノーツのNAZCAピンクサフ→ガイアノーツのパールプレミアムレッド→GSIクレオスのスーパークリアーIIIという工程です
ボディパーツがバラバラですので、車の形状になるようにパーツを配置し、色ムラやパールのムラに気を付けて塗装しています。研ぎ出しはタミヤのスポンジヤスリの3000番からスタートしGSIクレオスのラプロスの6000番→8000番を経由してタミヤの3種コンパウンドの後ハセガワのセラミックコンパウンドで仕上げています。
青島文化教材社 1/24スケール プラスチックキット
パガーニ・ゾンダC12 S
製作・文/廣村英治
パガーニ・ゾンダC12 S
●発売元/青島文化教材社●5280円、11月予定●1/24●プラキット
廣村英治(ヒロムラエイジ)
長年の自動車整備の経験を活かしたカーモデル製作を心掛けています。ベンツのW140 600SEL等整備歴も多少有りますのでM120エンジンは懐かしいですね。