“はちごうき(ぱわーあーむ)”+真希波・マリ・イラストリアス【Blondy51】
2021.11.22“はちごうき(ぱわーあーむ)”+真希波・マリ・イラストリアス【ハセガワ 1/20】 月刊ホビージャパン2021年12月号(10月25日発売)
エヴァコラボのメカトロウィーゴにディスプレイベースを添えて楽しむ
ハセガワの「20 メカトロウィーゴ」に「エヴァコラボシリーズ」モデルが続々展開中。すでに3アイテムが発売中であり、2021年12月には「Vol.4“まーくしっくす”+渚 カヲル」のリリースも控えている。ここでは現時点においての最新作である「“はちごうき(ぱわーあーむ)”+真希波・マリ・イラストリアス」をお届け。製作はキャラクターモデルならなんでもござれのBlondy51が担当し、オリジナルのディスプレイベースも製作したヴィネット風に仕上げている。
■はじめに
今回はエヴァとコラボした20 メカトロウィーゴの「はちごうき」を担当させていただきました。あらゐけいいち先生によって小学生にデフォルメされたマリと、8号機カラーのメカトロウィーゴの組み合わせが「ほのぼの・可愛い」なキットになっています。
■はちごうき(ぱわーあーむ)
ボディのカラーリングはほとんど成型色とデカールで再現されているのですが、胸元の黒い部分はデカールではなく塗装で表現したかったので、色の境目にスジ彫りを施しました。カーブを描いたラインのスジ彫りを引くために0.2mm透明プラ板でデカールをトレスしたガイドを製作。ガイドは瞬着で仮止めしてラインスクライバーCSでスジ彫りを追加しています。
■真希波・マリ・イラストリアス
マリのフィギュアはレジン製です。瞳のディテールはデカールを貼るために埋めました。表面処理と塗装の利便性を考えて、一体成型だった両腕を袖の位置でいったん切断し、真鍮棒で接続できるようにしました。レジンキットなので下地処理にはプライマー入りのMr.プライマーサーフェイサー1000を使っています。
■塗装
はちごうきはグラデーション塗装の上からGXスーパークリアーIIIを5回以上重ね吹きして光沢バリバリの仕上げにしました。ガイアノーツをメインにGSIクレオスの塗料も使用しています。
薄いピンク色=WG-05 ぴんく
濃いピンク=コーラルピンク+GXクリアピンク
薄いホワイト=アルティメットホワイト
濃いホワイトニュートラルグレーIII+GXクリアパープル
薄いブラック=ニュートラルグレーIII
濃いブラック=ブラック+マホガニー+GXクリアブラック
薄いイエロー=エヴァプロトイエロー
濃いイエロー=オレンジ+GXクリアオレンジ
薄いオレンジ=オレンジ
濃いオレンジ=ローズブライトレッド+GXクリアオレンジ
薄いガンメタ=スターブライト ジュラルミン
影=GXクリアブラック+GXクリアブラウン
マリはGXスーパースムースクリアーを吹いてツヤ消し仕上げにしています。
■台座
今回はヴィネット風に仕上げるということで簡単な台座を製作しました。木製ベースにタミヤのスチレンボードと情景シート(路面ブロックA)を貼って製作しています。
■最後に
はちごうきには面積の大きいデカールが複数ありますが、Mr.マークソフターと蒸しタオルを使えばキレイに貼れるかと思います。レジンキットも下地処理さえしっかりやれば難しくないので、ぜひチャレンジしてみてください!
ハセガワ 1/20スケール プラスチックキット“20 メカトロウィーゴ エヴァコラボシリーズ Vol.3”
“はちごうき(ぱわーあーむ)”+真希波・マリ・イラストリアス
製作・文/Blondy51
20 メカトロウィーゴ エヴァコラボシリーズ Vol.3
“はちごうき(ぱわーあーむ)”+真希波・マリ・イラストリアス
●発売元/ハセガワ●4950円、発売中●1/20、約13cm(はちごうき)●プラキット+レジンキット
メカトロチューブ最新作も要チェック!
メカトロチューブ1号 No.02 “おれんじ&みずいろ”
●発売元/ハセガワ●2750円、発売中●1/35、約9.7cm●プラキット
ⒸMODERHYTHM/Kzaushi Kobayashi Ⓒカラー
Blondy51(ブロンディゴーイチ)
大阪在住モデラー。メガミデバイス作例でデビュー後、美少女プラモはもちろん、メカもこなすマルチモデラー。