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【F.S.S.】バーガ・ハリBSコブラ【nishi】

2021.11.08

バーガ・ハリBSコブラ【ボークス 1/100】 月刊ホビージャパン2021年12月号(10月25日発売)

令和最新の『ファイブスター物語』レジンキットをあなたは知っていますか?

 2021年7月にボークスよりイベント限定発売された「HIGH-SPEC GARAGE KIT(HSGK)1/100 バーガ・ハリBSコブラ」。今後も続々と発売情報が発表される『ファイブスター物語(F.S.S.)』登場騎体であるGTM(ゴティックメード)のレジンキット。中でも最新作となる本キットの作例をお届けする前に! そもそもレジンキットってどんなものなの? 昔は購入していたけど最近のキットはご無沙汰など、レジンキット初心者から久々に購入を検討している皆さんへ、購入した人にしかわからない高級感あふれる箱の中身をお届け!! この圧倒的な造形美を楽しんでいただきたい。

バーガ・ハリBSコブラパッケージと月刊ホビージャパン9月号
▲キットが詰まったパッケージの大きさ。プラキットとは違うレジンキットの重さが伝わらないのが残念
バーガ・ハリBSコブラ パーツと説明書
▲箱を開け内容物を取り出すとついにキットと対面。高級感ある組み立て説明書と今回のキット特徴のひとつであるアイボリーとクリアーで成型されたパーツたち
バーガ・ハリBSコブラ パーツ一覧
▲パーツ一覧。外装すべてが「よく見ると透けている」設定を反映。洗練されたパーツ分けや成型技術でここまでパーツ数が抑えられている。考えぬかれたパーツ分割は組み上げから塗装までの製作過程を楽しませてくれる

ひとつひとつが洗練された造形美を放つパーツたちを見てみよう

小顔なバーガ・ハリBSコブラ
▲非常に小顔なバーガ・ハリBSコブラであるが『F.S.S.』に登場するGTMの特徴でもある瞳も細やかな造形で再現
蛇腹部分
▲GTMデザインの中でも印象的な蛇腹部分もワンパーツで成型! 360度どこから見ても抜け目の無い造形は見どころのひとつ
スネ外装クリアレジンパーツ
▲キットの中でも最大級の大きさだったのはスネ外装のクリアーレジンパーツ。パーツ裏側にまで刻まれたモールドが透けて見える。パーツの表裏に造形を施せるのもレジンキットの特徴
つま先パーツ
▲つま先パーツ。無加工でも簡易的に組めてしまう。薄く透ける内部ディテールが美しい
軸打ち用丸穴
▲ダボ穴の奥やパーツ接合部に刻印された丸穴。軸打ち(強度が必要な箇所に真鍮線やアルミ線等で補強のため軸を通す工作)時のガイドとなるものだ。ユーザーの作業まで見通した設計となっている
指先パーツ
▲︎指先パーツ。左右で微妙に違いのあるパーツには湯切り(プラキットで言うゲート部分)にL、Rの刻印があり一目でわかるようになっている
バーガ・ハリBSコブラパッケージ

バーガ・ハリBSコブラ
●発売元/ボークス●64900円、12月5日ホビーラウンド25限定販売●1/100、約37.4cm●レジンキット●原型/大石凡(造形村F.S.S.プロジェクトチーム)


ミノグシア連合スバース隊が誇る最強のGTMをレジンキットの基本工作と塗装で表現!

 キットの内容をご覧いただいたところで作例をお届け! 個人でもレジンキット製作を楽しみ『F.S.S.』を愛すnishi氏に製作のコツから楽しみ方まで解説してもらおう。

F.S.S.ロゴ
バーガ・ハリBSコブラアップ
バーガ・ハリBSコブラ FRONT REAR
バーガ・ハリBSコブラ頭部
▲特に色数の多い頭部。ヒサシの奥に覗く瞳から力強さを感じられる
アイドラフライヤー
▲両肩に位置する「アイドラフライヤー」。コブラを思わせる意匠をもつ。表面の波打つ表現も見事だ
バーガ・ハリBSコブラ 背面ディティール
▲フレームやスタビライザーが織りなす迫力の背面ディテール。これだけの情報量を楽しめるのもひとつひとつのパーツ造形にこだわられたレジンキットの魅力

レジンキット製作の流れ

レジンキットってどうやって作るんだろう? ここまでで気になって来た方も多いのではないだろうか。nishi氏に聞いてみよう!

パーツチェック
▲レジンキットの製作で意外と重要なのがパーツチェックです。購入後早めのチェックを行いましょう
トレイに並ぶパーツ
▲︎各パーツはトレーなどに並べて確認しやすいようにすると効率が上がると思います
パーティングライン
▲パーツには型の分割部分のパーティングラインがあります。キットによっては大きなズレがあったりしますがボークスのキットはかなり少ないです
パーティングライン印付け
▲パーティングラインが接続パーツを跨ぐ部分は注意が必要ですしっかり処理できるように色エンピツなどで印を付けると良いです。(蛍光ペンなどレジンに染み込むタイプは使わないでください)
湯口
▲湯口が大きいのがレジンキットの特徴です。形状出しの作業もありますが、サクサク削れるので比較的簡単な作業になります
念のための離型剤落とし処理
▲︎ボークスのレジンキットは離型剤落としの必要がほとんどないと伺いました(かなり驚きましたが)。念のため離型剤落としの処理はしてくださいねということなのでガイアノーツのレジンウォッシュで浸け置きしてそのあと、中性洗剤入りのお湯で超音波洗浄して水で洗い流します
バーガ・ハリBSコブラ仮組み
真鍮線を入れる部分に少し穴が空いている

▲仮組みはパーツ同士のダボのテンションのみで行うことが出来ますが、これはボークスのキットがいかに精度が高いかの証拠です。この際重量が掛かる部分は真鍮線で補強するようにします。真鍮線を入れる部分に少し穴が空いていて何mmの真鍮線を用意すれば良いかも確認できます。2mm、1.5mm、1mmを主に使用します

バーガ・ハリBSコブラ クリアパーツ
フィニッシャーズのオートクリアー

▲クリアーパーツは半透明の状態ですのでフィニッシャーズのオートクリアーを数回に分けて透明になるまで吹き付けておきます。これは裏面の形状を把握するためです。塗装時のプライマーはフィニッシャーズのマルチプライマーを使用しています

クリアーを吹いた状態(左)と何もしていない状態(右)
▲︎クリアーを吹いた状態(左)と何もしていない状態(右)です。透明度が違いますね。この画像はさらに下地のクリアーブラックを重ねて吹いたモノになります
先にスミ入れ
▲装甲裏面に色を塗る場合は先にスミ入れを行う必要があります。要領はアニメのセル画やラジコンの透明ポリボディと同じです
グリーンの透明装甲は結構薄めで内部フレームが確認できるぐらい
▲製作文にも書きましたが、グリーンの透明装甲は結構薄めで内部フレームが確認できるぐらいに抑えてあります。アプローチを変えての製作でしたが、これはこれで面白いものになったと思います

■ボークス バーガ・ハリBSコブラ
 ども、nishiです。今回はボークス製レジンキットの『F.S.S.』に登場するGTMバーガ・ハリBSコブラを製作いたしました。ついに作例でレジンキットを作る日が来るとは夢にも思っていませんでした! レジンキットは敷居が高く難しいのでは? と、思いがちですが、ボークス製のレジンキットは大丈夫! よく問題視される離型剤の処理であったり型ズレやレジン気泡の処理接続部分への真鍮線での固定などプラモデルとはまた違った処理が簡単にできてしまうため、ひょっとするとパーツ点数の多いプラモデルよりは難易度は低いのかもしれません。

■製作について
 今回は騎体の特徴である透明装甲と裏面のモールドなど確認しやすいよう薄めのグリーンで纏めてあります。本来は暗いグリーンの設定で透明な装甲もほぼ裏側が見えない感じとなります。それと裏側の装甲を塗ってしまうとフレームが透けて見えなくなる部分も、あえて透かすように配慮していますのでかなり明るいイメージになりますが、裏面のディテールの確認などお役に立てればと思います。

■軸打ち
 よく軸打ちをうまく出来る方法を聞かれたりするのですが経験と勘! と言ってしまうとお話にならないのでひとつ簡単な方法として
①接続する真鍮線の穴の片側を大きくする
②もう片方は通常通り真鍮線の太さと同じにする
③パーツ同士を合わせてピッタリ嵌る状態にする
④大きく開けた穴のほうに瞬間接着剤を流し込んでまたパーツを密着させる(瞬着は入れすぎないよう注意)
⑤パーツを外して大きいほうの穴に真鍮線が固定されればOK

■塗装
 レジンキットは自分の想いを乗っけて改造するというよりは、造形師へのリスペクトも含めどのようにしたら素晴らしい原型を自分なりに昇華できるかという趣向のモノだと思っています。そこで重要になるのはやはり塗装表現だと思います。設定を第一とするのも自分なりの個性を盛り込むのも良いかと思います。基本的な塗装は説明書内の塗装レシピを参考に明るさを弄ったカタチになります。さらに偏光パールをところどころ入れて変化を付けています。

■造形美
 技術的にこのパーツはどうやって抜いてるんだ! とかなぜ気泡が一切ないんだ! とかも気になりますがひとつひとつのパーツが恐ろしいまでの美しさで成り立っているそんなところを楽しんでほしいですね!

バーガ・ハリBSコブラ

ボークス 1/100スケール レジンキット“ハイスペックガレージキット”

バーガ・ハリBSコブラ

製作・文/nishi

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nishi(ニシ)

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