HOME記事フィギュア【グッスマ20th Anniversary】 第4回「ブラック★ロックシューター」

【グッスマ20th Anniversary】
第4回「ブラック★ロックシューター」

2021.10.11

グッスマ20th Anniversary 月刊ホビージャパン2021年11月号(9月25日発売)

 グッドスマイルカンパニーの創立20周年をお祝いする連載企画。グッスマ20年の歴史の中で、思い出に残るベストアイテムを、グッスマスタッフに訊いていこうという「グッスマスタッフ大投票! グッスマベストアイテム10」。第4回は月刊ホビージャパン2010年8月号の表紙も飾った「ブラック★ロックシューター」。やはり、というか当然の選出といえる本作を、今回も撮り下ろしで紹介していこう。

B★RS 闇を駆ける星に願いを

グッスマスタッフ大投票! グッスマベストアイテム10

ブラック★ロックシューター

ブラック★ロックシューター全体

 huke氏のオリジナルキャラクター『ブラック★ロックシューター』の立体化第1弾として発売された1/8スケールフィギュア。このフィギュアのためにhuke氏が新たに描いたイラストをモチーフに、身の丈以上もある★Rock Cannonを持った印象的な姿を見事に表現している。★Rock Cannonの鋳造表現や破壊された台座にまでこだわり抜いた重厚な作品となっている。

ブラック★ロックシューターパッケージ
▲モノトーンに「BLACK★ROCK SHOOTER」の箔押し文字がシックな印象のパッケージは、横30cm×縦35cm×奥行16cmほどとなっている

●発売元/グッドスマイルカンパニー●10267円、2009年12月発売●1/8、約29cm(台座含む)●原型/緋路

月刊ホビージャパンの表紙を飾った記念すべきフィギュア

 1/8スケール「ブラック★ロックシューター」は、月刊ホビージャパン2010年8月号のメイン表紙を飾った記念すべき作品。総力特集と題し、14ページにわたり本作の魅力を紹介。特別付録としてB★RSキャラクターチャームが付属した。次号の9月号では約50分のアニメDVDが付属し話題となった。

月刊ホビージャパン2010年8月号
▲本誌ロゴの「O」の部分が青い炎を纏っているのもオシャレ。後ろにはデッドマスターの姿が

グッスマスタッフに訊いてみた

 グッスマスタッフにブラック★ロックシューターのことを訊いてみた!

ブラック★ロックシューター横

入社して初めてまじまじと見たのが、「★Rock Cannon」を携えた1/8スケール「ブラック★ロックシューター」でした。フィギュアとしての造形やクオリティとか細かいことを吹っ飛ばす圧倒的なインパクトに一瞬で魅了されたのを今も鮮明に覚えています。それまでのフィギュア感を塗り替えた“自分の中の歴史的名作”です。(営業部N)

「ブラック★ロックシューター」と初めて出会った瞬間、その洗練されたデザインやどこか退廃的な雰囲気に強烈に惹かれ、「フィギュアにしてみたい!」という思いに駆られて、原作者のhukeさんへ連絡をとりました。hukeさんは当時からフィギュアへの理解が深い方で、最初に制作させていただいたこのスケールフィギュア用にイラストを描き下ろしてくださいました。hukeさんに、制作段階からガッチリ絡んでいただけたこともあり、原作版「ブラック★ロックシューター」フィギュアとして、B★RSの世界観そのものを色濃く表現することができたかと思っています。(企画担当O)

キャラクターデザインと原型のセンスにとても惹かれました。その持ち味を壊さないように…といろいろ考えて製造にあたりました。当時まだ鋳造表現が工場にとって一般的ではなかったのか、★Rock Cannonの表面をきれいにしようとしてくれようと…!「あぁ、これはこういう表現なんです!」と慌てて止めたのも今となっては良い思い出です。台座も当時としてもボリュームがあったほうだと思います。デザイナーと距離感が近かったですし、社内の熱量が高く、結果良いものが出来上がったと思います。(製造担当T)

グッスマに入社する前に初めて購入したグッスマのスケールフィギュアでした。そのクオリティの高さに、当時、とても感動しました。この商品をきっかけにグッスマというメーカーを意識した私は、グッスマのwebセクションの面接を受けることになるのです。その際提出したポートフォリオは、この商品のwebページを製作したものでした。結果(!?)現在グッスマに在籍し、ウェブページを制作しているので、そういった意味でもグッスマと自分を繋いでくれた思い出深い商品です。付属する鎖をいかにかっこよく巻き付けられるかが自分の中でのこだわりポイントでした(笑)。(webセクションW)

ブラック★ロックシューター正面
▲透き通る肌や髪の毛のグラデーション、衣装のエナメルの質感など、すべてにこだわり抜いた逸品
ブラック★ロックシューター後ろ
▲鋳造表現が施された★Rock Cannonがじっくり楽しめるバックショット
B★RS顔アップ
前髪パーツの交換で左目の炎がない状態
▲前髪パーツの交換で左目の炎がない状態も再現可能
鎖は任意で取り付け
▲鎖は任意で取り付ける。とはいえ取り付け位置は説明書でしっかり解説してくれているのでご安心を
台座の破壊された表現
▲台座の破壊された表現も見事

次号予告

次回はどんなアイテムが選ばれるのか…お楽しみに!!

©huke

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