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ソフビからプラキットへ「マックスファクトリー」ボトムズキットの真骨頂を解説!【装甲騎兵ボトムズ】

2026.04.15

ボトムズキットレビュー 2026 MAX FACTORY編 月刊ホビージャパン2026年5月号(3月25日発売)

ボトムズキットレビュー2026
MAX FACTORY [PLAMAX]

PLAMAX ラビドリードッグ 胴体部分 拡大

今作ることができる最高のアーマードトルーパーを目指して。

マックスファクトリーがガレージキットを主戦場としていた1993年に発売され、シャープなディテールとマッシブなプロポーションにより、ボトムズファンから絶大な支持を受けたキットが、ソフトビニールキット「ストライクドッグ」である。往年のタカラ1/24キットに迫る説得力を持つ本キットは、今でも伝説として語り継がれる存在だ。
 そのソフビキットをベースに誕生したのがシリーズ第一弾の「PLAMAX SV-01 1/24 Scale X・ATH-02 ストライクドッグ」であった。
 プラキット化に合わせて関節部とコクピットを新造。またソフビキットをそのままプラスチックに置き換えただけではなく、当時の原型を製作した佐藤直樹氏やディテールイラストを担当した柳澤達彦氏、そして現在PLAMAXの設計を手掛ける若手スタッフが総力を結集し、「今作ることができる最高のアーマードトルーパー」を目指したアイテムである。また、フィギュアメーカーであるマックスファクトリーらしく、付属するイプシロンのフィギュアについても、映像での姿をベースに、よりシャープな印象に仕上げている。これらの要素が積み重ねられた結果、このストライクドッグは元のキットが持つ精緻なディテールや力強い印象はそのままに、「組み立てやすく、動かして遊べる」という驚異的キットとなった。
 ストライクドッグに続き、1998年に発売されたレジェンドソフトビニールキットをベースとしたブラッドサッカー、そしてソフビにはラインナップされなかったラビドリードッグも発売!
過去の傑作ソフトビニールキットという資産をフル活用しながらも、現在の設計・製造技術という武器でさらに前進し続けるマックスファクトリーのボトムズプラモからは、今後も目が離せない。


過去の名作を活かす

PLAMAX ストライクドッグ ソフビキット 1/24ストライクドッグ 胴体部分比較
▲第一弾のストライクドッグは、1993年に発売された傑作ソフビキット「1/24 ストライクドッグ」をベースに開発。プラキット化にともなうパーツ分割、ディテールの追加、サイズ感の見直しなど、ほぼすべてに手が入っており、ソフビキットの雰囲気を受け継ぎながらも、プラキットとしてはまったくの別物と言えるほど高度な模型に仕上がっている

過去と今が邂逅した超傑作

PLAMAX ラビドリードッグ 全体
▲ソフビキットには存在しなかったラビドリードッグは、第一弾として送り出されたストライクドッグのパーツ形状やプロポーションに合わせつつ、新規に専用パーツを設計。傑作キットに新たな血を注ぐかのごとき開発工程を経て、見事「今欲しい」と思える最高のキットに仕上がっている。PLAMAXのボトムズシリーズは、決して過去だけにしがみついているわけではないのだ

フィギュアメーカーの真骨頂

PLAMAX ラビドリードッグ 付属キリコフィギュア 台座ランナー拡大
▲タカラのレジェンドプラモ「1/24 スコープドッグ」から連綿と続く、フィギュアとロボットモデルの関係性。PLAMAXはこの点にもこだわりを持って開発している。ラビドリードッグに付属するキリコフィギュアは、ATと絡めるだけでなく、専用台座を使用すれば単品のヴィネット作品としても楽しめる

こだわりのダメージパーツ

PLAMAX ブラッドサッカー ダメージ表現パーツ ランナー拡大
▲劇中の印象的なダメージ表現を、プラスチックパーツで再現することにも意欲的だ(写真はPLAMAXブラッドサッカー)。これにより、「あの時、あのシーンのATを作りたい」という願いにも応えている

組みやすさと高次元のディテール表現を両立

PLAMAX ブラッドサッカー 胴体コックピット部分 拡大
▲1/24スケールというサイズ感を活かし、細部や内部ディテールを緻密に表現しながらも細かなパーツの取り回しを極力抑制。これにより、圧倒的な組みやすさを実現している。ボリュームあるキットが、買ってきたその日にサクッと組み上がる快感を味わえる

ランナータグには最高のプレゼントを

PLAMAX ブラッドサッカー ランナー ディテールアップパーツ 
▲1ディテールアップ用パーツやリベットモールドがランナータグに彫刻されている。これを切り出して貼るだけで、手軽にディテールアップが楽しめる

水転写デカールにもこだわりが!

PLAMAX ブラッドサッカー 付属水転写デカール 拡大
▲こちらはPLAMAXブラッドサッカーの付属デカール。当時のソフビキットの箱絵(画/明貴美加氏)に描かれたマーキングをベースにデカールを起こしている。こちらのデカールデザイン担当は、今号の付録デカールおよびHGスコープドッグ レーン機の作例を手掛けたハタ氏

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©SUNRISE

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