伝説的キットを継ぎ今なお進化し続ける「ウェーブ」ボトムズキットの歴史と特徴をインタビューとともにお届け!!【装甲騎兵ボトムズ】
2026.04.07ボトムズキットレビュー2026
ウェーブ編
伝説を継ぎ、伝説を更新する。
アニメのイメージを感じさせつつ、装甲を持つ兵器としてより自然かつリアルに見えるプロポーション。そして、ミリタリーモデルに迫るほどの密度感と迫真性を持つディテール。それらを兼ね備えたタカラ製1/24スコープドッグは、今でも「伝説」として語り継がれている。このレジェンドを引き継ぎつつ、独自のアレンジを加えて製品ラインナップを拡張し続けているのが、ウェーブのボトムズキットである。元々タカラ製1/24キットにウェーブ開発のパーツを追加するかたちで製品展開を行っていたこともあり、同社製1/24スコープドッグは、名実ともに「ファンの共通体験となっている伝説的キット」の後を継いだ存在と言える。
もっとも、ウェーブは過去の遺産を引き継いだだけではない。タカラ製1/24キットの発売から40年が経過した2023年には、完全新規の1/24スコープドッグを発売。タカラ製キットのプロポーションやディテールを引き継ぎつつ、大河原邦男氏による新たなアレンジも追加し、より現代的にリニューアルを行った。スナップフィットによる組み立てや関節部へのポリキャップの配置、さらにコクピット開閉やアームパンチ・降着機構・ターンピックといったスコープドッグを象徴するギミックも完全搭載。伝説のタカラ製キットの血統を引き継ぎつつ、ATというメカの魅力を余すところなく味わえる、まさにマスターピース的キットと言えるだろう。
さらに1/35スケールでは幅広いラインナップを展開。各機体には外観の再現と組み立てやすさに重点を置いたST版と、コクピットなど機体内部や降着機構の再現も盛り込んだハイレベルなPS版が用意されており、ユーザーの好みや目的に合わせて選択できる点も魅力だ。この1/35シリーズでは「TVシリーズに登場した主要ATのコンプリート」という偉業達成を間近に控えており、多様な機種を組み立てることができるという点からも、ファンからの支持を集め続けている。
現代ボトムズ模型における究極の定番「1/35スケール」
TV本編やOVAに登場したATが多数ラインナップされているウェーブの1/35スケール。現代のボトムズキットにおけるスタンダードモデルと言える。そろそろTV本編に登場したATはコンプリートされつつある。詳細に見ていこう。
「ST版」と「PS版」
1/35 ストライクドッグ[ST版]
1/35 スコープドッグターボカスタム[PS版]
スコープドッグ系だけじゃない!
これからのスコープドッグ像を担う新生「1/24 スコープドッグ」
キャラクターモデルにおける“オーパーツ”とも称されるタカラ製1/24スコープドッグ。その直系進化形と言えるのが、ウェーブによる新生1/24スケール スコープドッグだ。ガンプラで言えばMGクラスに相当するサイズ感を持ち、スコープドッグを象徴する各種ギミックを高次元で再現。さらに、設定画に描かれていないディテールを追加したタカラ版の「“リアル”を極限まで追求する」思想も継承。本キットのために、スコープドッグの生みの親であるメカデザイナー・大河原邦男氏が新規ディテールを描き起こしている点は見逃せない。
ラインナップは3種
「ラーク」時代から続くボトムズ愛──
ウェーブ・高沢浩一氏インタビュー
ウェーブのボトムズキット開発を牽引してきたキーマン、高沢浩一氏にインタビュー。タカラ(当時)から提供を受けたキットに自社開発パーツをセットするかたちで展開を続け、ついには100%自社開発による決定版「1/24 スコープドッグ」を完成させたウェーブ。ボトムズキットの火を絶やさずに守り続けた功労者の歩みと、これからを語っていただいた。
──なぜ1/24スコープドッグを完全新規で作り直したのでしょうか。
高沢:当社はウェーブの前身であるホビーショップ「ラーク」時代のガレージキットに始まり、その後タカラさんからキットの提供を受けて、絶えることなくボトムズのキットを製品化してまいりました。その過程において、いつかは1/24スコープドッグの100%自社開発キットを手掛けたいと、ひとつの到達点として常にその想いを胸に秘め、やっとその機会が巡ってきたということでしょうか。
──タカラ製1/24から受け継いだもの、そして今の技術だからこそ更新できたポイントを教えてください。
高沢:受け継いだものは、設定画にはない説得力のある精密感溢れるディテールとマーキングでしょうか。今回の製品化にあたっては、タカラさんのキットをベースに、大河原氏に新たなディテール画稿をお願いしました。更新できたポイントは、接着剤を使用しなくても組み立てられるスナップフィットタイプにしたところです。
──タカラ製1/24を使用したキットの再販が途絶えて久しいですが、こちらの愛好者も数多く存在します。今後の復刻の予定などはございますか?
高沢:現状では、タカラ製キットの再販予定はございません。弊社開発の1/24キットの今後のバリエーションにご期待ください。
──1/35プラキットシリーズを始めた際、第1弾にラビドリードッグを抜擢した理由を教えてください。
高沢:ホビーショップ「ラーク」時代に最初に製品化したのが、タカラ製1/35「ストライクドッグ」を使用するレジン製の「ラビドリードッグ改造パーツ」でした。そこからインジェクションのフルキットを製品化できるまでに成長できました……ということをボトムズファンの皆様にお伝えしたいという気持ちからでしょうか。放映当時、人気が高かったのに製品化されなかったという無念に近い気持ち……その気持ちを昇華させたいということももちろんございます。
──ファッティーの発売が決定したことで、1/35のTVシリーズ機はかなりの数が出揃うことになります。
高沢:おかげさまで、皆様の応援があってここまでラインナップを広げることができました。OVA含めまだまだ魅力的なATがいくつもありますので、現状のペースを維持しながらラインナップを増やしていきたいと思っております。
──ボトムズモデラーからよく聞くのは「ウェーブのキットは成型色がいい!」と。この点についてのこだわりは。
高沢:キットをパッと見た際に黒い塊になって印象が悪くならないように、極力アニメの明るいほう(影色ではない)のイメージに近づけられるようにしています。また、ガイアノーツさんが生み出すボトムズ専用カラーの色味にはとても助けられていて、成型色の基準にもしています。
──代表にMAX渡辺氏が就任してから、貴社のキットシリーズにどのような影響・効果がありましたか?
高沢:アイテムの選択、発売スケジュールなどがより整理され、以前よりも格段に効率がアップしました。こまめに社長に相談できるので、レスポンスよく開発作業が進められています。
──ありがとうございました。
(2月末に取材)
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